2024年4月20日にスウェーデンのキルスベルゲン地方で開催されたハード エンデューロ、「バトル オブ バイキング」で、スターク フューチャー製電動車であるバーグを駆ったエディ カールソンが、見事優勝しました。モトクロスの世界ではすでにバーグが「勝てるマシン」であることを、英国アリーナクロス選手権制覇で証明したスターク フューチャーですが、2時間以上の過酷なエクストリーム系競技でも電動車が勝てることを、今回新たに実証したことになります。
文:宮﨑健太郎(ロレンス編集部)
※この記事はウェブサイト「ロレンス」で2024年5月12日に公開されたものを一部編集し転載しています。

2位との差は20分以上!! 気になるバッテリーの残量は・・・?

トライアルやモトクロスの世界では電動車は、ICE(内燃機関)搭載車といい勝負ができることは多くの人の共通認識になっていますが、乗り手にもマシンにも過酷なコース設定で行われるハード エンデューロ系イベントでは、電動車はまだ実力不足と考える人が多いでしょう。

しかしスターク バーグは出力的に、ICE搭載車とは互角以上。電動ゆえクラッチワークやシフトチェンジがいらないのは、過酷なオフロードコース設定ではICE搭載車以上より有利でしょう。競技用車両に限らず、すべての電動車の現時点のウィークポイントといえるバッテリーに由来する、航続距離と性能維持の兼ね合いがどうなのか、というのがエクストリーム系競技での電動車の適正を疑問視する人の最大の注目点になります。

画像: スターク バーグを「バトル オブ バイキングス」で走らせるエディ カールソン。FIM スーパー エンデューロ 世界選手権などで活躍する、スウェーデンのエンデューロライダーです。 starkfuture.com

スターク バーグを「バトル オブ バイキングス」で走らせるエディ カールソン。FIM スーパー エンデューロ 世界選手権などで活躍する、スウェーデンのエンデューロライダーです。

starkfuture.com

コルスターゲン(十字軍)シリーズの一戦である「バトル オブ バイキングス」というハード エンデューロ大会に、スウェーデンのエンデューロライダーであるエディ カールソンはスターク バーグに跨って出場しました。彼にとって初の電動車による参戦でしたが、なんと2位のマグナス トール(ハスクバーナTE300)に20分以上の大差をつけて見事優勝しました!

森林、泥濘地、急勾配・・・と、険しいコースでの2時間20分の戦いを終えて、バッテリーの残量は約30%でした。最高出力や特性を比較的簡単に変化させることができるのが電動車の大きなメリットですが、カールソンがどのような設定を与えたのかは、残念ながらリリースに記述はありませんでした。

約2時間22分の長い動画ですが、電動車ならではの発見があります

紹介する動画は、カールソンがアクションカムをつけて撮影したもので、スタートからゴールまでの約2時間22分を収録したものです。まず最初は自分の2本の足で走って、停車状態で居並ぶマシンまで駆け寄らないといけない・・・運動不足の人には、これだけでもハードでしょう(苦笑)。

基本的に電動車はスロットルグリップをひねったときしか音を発しないので、ICE搭載車に乗って撮影した動画とは雰囲気がちょっと異なるのが興味深いです。当たり前ですがエンストしないこと、ICE搭載車のような再始動の儀式が不要なこと、そして起動時から大トルクを発生するモーター特性が、過酷なエクストリーム系競技に有効に作用していることがわかります。

画像: 写真を見る限り・・・の印象ですが、タイヤやサスペンションはエンデューロ向けに変更および調整されていると思いますが、車両はモトクロス用スターク バーグそのままのようです。 starkfuture.com

写真を見る限り・・・の印象ですが、タイヤやサスペンションはエンデューロ向けに変更および調整されていると思いますが、車両はモトクロス用スターク バーグそのままのようです。

starkfuture.com

もしも水没レベルの深い渡河がコース設定にあった場合、動力が空気を求めない電動車は圧倒的に有利でしょうね・・・。エクストリーム系競技の愛好家が、好んで電動車を選ぶようになる日は、そんなに遠くない将来に来ることになるのかもしれません?

画像: Eddie Karlsson Stark VARG GoPro | Battle of Veklings Extreme Enduro | BELLON www.youtube.com

Eddie Karlsson Stark VARG GoPro | Battle of Veklings Extreme Enduro | BELLON

www.youtube.com

文:宮﨑健太郎(ロレンス編集部)

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