PMCがプロデュースする現行モデル向けブランド、ARCHI(アーキ)。その主軸が人気のZ900RS用パーツ群だ。そんなARCHIが同車向けに、20㎜ローダウン化しながら純正品同等の座り心地を確保することをテーマとしたタックロールシートを新たに開発、その販売をスタートした。その製造工程を見せてもらうことができた。現場の作業にシート作りの実際を知る。
※本企画はHeritage&Legends 2024年4月号に掲載された記事を再編集したものです。

純正シートの物足りなさをすべて解決するのがテーマ

ここで紹介するARCHIのZ900RS用タックロールシートは、同車をルーツモデルのZ1オマージュの視線で眺めると少しもの足りない……と考えたPMCが、得意とするタックロールデザインと、オーナーを悩ませるケースも少なくない足着き性の改善という、ドレスアップ性と機能性を両立させようと開発した製品だ。

販売促進課の清水昭尋さんは、「加えて当社の人気製品、ARCHIロングテールカウルと組み合わせた際に最高のルックスが表現できるシートが作りたかったんです。タックロールはこれまでPMCが送り出してきたZシリーズやゼファー、ZRX向けシートのすべてでご好評をいただいてきたデザイン。ならば、Z900RS用もここからと考えました。一方、足着き性と座り心地の両立は相反するものですが、特殊ゲルを内蔵して純正シートに遜色ない、長距離走行でも疲労感の少ない乗り心地になっています。このローシート化によって、ルーツモデルのZが活躍した’70年代風のシルエットとなりますから、往時を表現したいオーナーにもお勧めできます」という。

画像1: ARCHIタックロールシートの製造過程にシート作りを知る|ピーエムシー【Heritage&Legends】
▲ロングテールカウル専用の“タンデムグラブバー”など組み込んだZ900RSのデモバイクに、“ARCHIシートASSYタックロール”を装着した例。これでルーツモデルのZを彷彿させる70’sルックが表現できるというわけだ。

また、その車体へのフィッティングも、シートベースをABS製とすることで純正同等の精度で忠実に再現して脱着の煩わしさを払拭したほか、シート前後のフィッティングレベルも非常に高い。車検対応や愛車のオリジナル感を出すためのシートベルトやスタッズ(鋲)もオプションで用意する隙のなさも、カワサキ系ビッグネイキッドのアフターパーツを長く手がけた同社ならではの特長だろう。そんなコンセプトにピン! ときたZ900RSオーナーには、ぜひ試してほしい一品なのだ。

画像: 純正シートの物足りなさをすべて解決するのがテーマ

画像2: ARCHIタックロールシートの製造過程にシート作りを知る|ピーエムシー【Heritage&Legends】
▲ARCHIシートASSYタックロール。20mmローダウンを実現しながら表皮はPMCが得意とするタックロールデザイン、シートベースは純正品を忠実に再現したABS樹脂製として脱着性と車体へのフィッティング感に配慮した、まさに盤石の一品。価格は3万8500円だ。

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スタンダード比−20mmローダウンも様々なアイデアで座り心地を担保した!

画像1: スタンダード比−20mmローダウンも様々なアイデアで座り心地を担保した!
画像2: スタンダード比−20mmローダウンも様々なアイデアで座り心地を担保した!

画像3: ARCHIタックロールシートの製造過程にシート作りを知る|ピーエムシー【Heritage&Legends】
シートスポンジの成形時には、写真の通り予め専用ゲルを丁寧に敷きこんでいく。ローダウンシートとしながらも座り心地を損なわない、ARCHI製タックロールシートの“キモ”となるパートでもある。

画像4: ARCHIタックロールシートの製造過程にシート作りを知る|ピーエムシー【Heritage&Legends】
専用ゲルの配置位置はCADデータと都度重なるテストで、入念に決め込まれたものだ。

画像3: スタンダード比−20mmローダウンも様々なアイデアで座り心地を担保した!

画像5: ARCHIタックロールシートの製造過程にシート作りを知る|ピーエムシー【Heritage&Legends】
こちらははシートベースの製造工程。アフターマーケット向けカスタムシートは小ロットの生産に見合うFRP素材を使う例もあるが、シートベースの剛性は乗り心地を左右する重要なポイント。ARCHI製では純正シート同等の剛性を実現するため、大掛かりな金型が必要となるABS樹脂製を採用した。射出成形されたシートベースはバリ取りの後、シートマウントダンパーや金具類の装着に進む。

画像4: スタンダード比−20mmローダウンも様々なアイデアで座り心地を担保した!

画像6: ARCHIタックロールシートの製造過程にシート作りを知る|ピーエムシー【Heritage&Legends】
上写真は表皮の押し型工程。合成皮革の上下カバーで挟み込むスポンジの厚さも、座り心地を重視して何度も検討が重ねられた。下写真の縫製時にはローダウン化にあたり、純正品よりえぐれたデザインとなるライダー側シートの難しい曲線も丁寧な作業で作り込んでいく。縫い上がればシートスポンジ、シートベースとともに組み立てて、製品完成に至る。

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純正シート同等の外装“ツライチ”と、自分仕様へのさらなるこだわり!

画像: 純正シート同等の外装“ツライチ”と、自分仕様へのさらなるこだわり!

画像7: ARCHIタックロールシートの製造過程にシート作りを知る|ピーエムシー【Heritage&Legends】
上写真2点は車体側とのフィッティング具合が分かるカット。シートの最適なラインを描くため、前方のフューエルタンクに被さる部分を純正シートより若干盛り上げて、実際よりさらに深くえぐれたデザインに見える演出も施されているのだ。

画像8: ARCHIタックロールシートの製造過程にシート作りを知る|ピーエムシー【Heritage&Legends】
オプションの“Z900RS Z2タイプシートベルトASSY(3300円)”と“Z900RS ARCHIシートASSY用スタッズ(1320円)”の装着例。シートベルトはここに紹介のARCHIシートASSYタックロールのほか、純正シートにも取り付け可能だ。

取材協力:PMC

レポート:ヘリテイジ&レジェンズ編集部

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