文・写真：西野鉄兵
モトカフェ木沢小学校 2024年の開催予定
【開催場所】
旧木沢小学校（長野県飯田市南信濃木沢811）
【開催日時】
第1回 2024年4月27日（土）
第2回 2024年5月25日（土）
第3回 2024年9月28日（土）
第4回 2024年10月26日（土）
いずれも10時～14時
陽だまりの校庭で開催される癒し系カフェイベント
長野県飯田市の南信州遠山郷、ここに旧木沢小学校という廃校があります。普段は観光スポットとして、地元の方の集まる場として活用されていますが、「モトカフェ木沢小学校」の開催日にはライダーが集結します。
「モトカフェ木沢小学校」は、2015年から不定期で開催され、知る人ぞ知るライダーズイベントとなりました。イベントの特徴は、コーヒーやジュースなどを販売する“だけ”であるということ。
現地までのツーリングを楽しみ、ここでひと休みして、再び走り出す人が多い印象です。
同イベントは、もともと目の前の道・国道152号線のツーリングを楽しんでいた有志の方々によって運営されています。
木造校舎のなかは自由に見学できます。廃校になる前の状態で保持された教室や、地域の歴史を伝える資料館などがあり、なかのつくりも当時のまま。黒板やオルガン、ランドセル、そろばんなど、懐かしいものが時を止めてそのまま残っています。
私は2015年からときどき参加してきました。今年も一度は行きたいなと思っています。
周辺には「下栗の里」や「しらびそ高原」など観光スポットも点在しています。諏訪側（北側）から向かえば、ゼロ地場で有名な「分杭峠」、浜松側（南側）から向かえば、難所として知られる「青崩峠」があり、その道中は変化に富んでいます。
醍醐味は“行きにくさ”だと、私は勝手に思っています。地図上では近く見えても、道のりはなかなかハード。国道152号線は“酷道”ファンにも人気のある道です。
いつも東京からだと7時間ほどかかります。飯田市の中心部や最寄りの中央道飯田ICからでも1時間ほど、うねうねとした道を走る必要があります。
それゆえに旅慣れたライダーが多く集うのも特徴です。集まったバイクのナンバープレートを見れば、長野県内のみならず、中部・関東・関西方面などさまざま。心地いい疲れを感じながら飲む一杯のコーヒーは格別です。
2024年は、飲み物の販売が事前チケット制となっています。詳しくは「モトカフェ木沢小学校」のホームページをご覧ください。過去のイベントの模様も見られますよ。
文・写真：西野鉄兵
モトカフェ木沢小学校に参加したツーリング・レポート
