ライダーが安心感と余裕を持って扱えるように、しっかりしたフィールを持ちながら、穏やかさも加えた車体の各部からは、自信を持って扱ってほしいという配慮も感じ取れる。そんなホンダ「GB350」シリーズの車体に関して、この記事では詳しく紹介しよう。

Honda GB350 BIBLE (Motor Magazine Mook)好評発売中

amzn.to

ホンダ「GB350」「GB350 S」のフレーム、スイングアーム、足まわり

過不足がない上に使いやすさに優れる

見る者への印象を決定付けるのは車両本体よりもライダーであり、ライダーが操っている姿が最も美しいと考える。そう考えるホンダはGBに対して車体の狙いを「ライダーの存在感、ゆったりした操縦フィール、取り回しやすさ」と定めて車体作りを行った。

穏やかな操縦フィールを得るために、フレームはオーソドックスと言える鋼管セミダブルクレードル式を採用。スイングアームをチェーンラインの内側に設定し、スイングアームがピボットを挟むようにした幅の狭いインナーピボット構造を採用することでスチールのしなやかさを最大限に引き出しながら、縦/横/ねじれの各剛性をバランスさせることで安心感につなげたのも特徴のひとつ。

またエンジンを低い位置に搭載することで完成車重心を低く抑えながら、前後方向ではフロント分担荷重を最適化する位置を選択。合わせてハンドルグリップとヒップポイント間の距離を短く設定することにより、アップライトな上半身姿勢に、腰を据えてハンドル操作が可能な、落ち着いたフィールを提供している。

さらに左右各43度に設定したハンドル切れ角により最小回転半径2.3mを実現し、市街地での機動性を獲得。ツーリングなどでの長距離走行を念頭に、フロントに19インチ、リアに18インチ(GB350Sでは17インチ)ホイールを組み合わせるなど、安心感のある特性に仕上げている。


フレーム

画像: フレーム

パイプによる鋼管セミダブルクレードルは最新CAEによる構造解析や振動解析を導入し、Hondaの豊富な知見を基にしたシミュレーションによって、動的な荷重に対する各部の変形過渡特性を総合的にコントロールする構成とした。


スイングアーム

画像: スイングアーム

高剛性の60×30mm角断面鋼管によるスイングアームは幅方向を詰めたフレームピボットの外側左右に軸受けを配置し、別体のアルミ鋳造ステップブラケットと共締めする構造。変形を抑え、力強いトルクを駆動力として無駄なく路面に伝える。


エンジンハンガー

画像: エンジンハンガー

エンジンハンガーはエンジン重心を囲む4カ所に設定し、エンジン締結位置とヘッドパイプ間の距離を長く採ることで、前輪からの荷重入力に対して広いエリアでフレームを最適にしならせ、穏やかな運動性能を得るようにした。インナーピボット式のスイングアームなども含め完成車の一様なロール特性につなげ、コーナリング時には車体質量の手応えを感じながら“ため”のある操縦性や、各場面での安心感ある乗り味を作り込んだ。


GB350フロントサスペンション

画像: GB350フロントサスペンション

GB350のフロントまわり。Y字スポークのハブ側リブ高さや幅などにも配慮し最適な剛性バランスを持たせたホイールのサイズは2.50-19インチ。フロントフォークはインナーチューブ径Φ41mmで、オフセット45mmでマウントする。ストロークは120mm。ブレーキは片押し2ピストン高剛性キャリパーに、ホンダ独自のホイール直付けΦ310mmで軽量ディスク。

GB350リアサスペンション

画像: GB350リアサスペンション

GB350のリアまわり。リアのホイールサイズは3.50-18と、かつての大型モデルが履いた物よりもワイドな設定で、軽い操作感覚の中にしっかりした安定性を作る。リヤブレーキは片押しキャリパー+Φ240mmディスク。スイングアームエンドには路面からの入力とサス反力を効率的に受けられる形状の鍛造製エンドピースを備える。リアもサスストロークは120mmだ。


GB350 Sフロントサスペンション

画像: GB350 Sフロントサスペンション

GB350Sのフロントまわり。基本的にGB350と共通で、重力で溶融アルミを型に流し込むGDC=重力ダイカストによるY字型放射状14本スポークデザインのホイール、小径のABSパルサーリング、100/90-19サイズのバイアスタイヤなどの装備は同じ。フロントフォークにフォークブーツが備わり、フロントフェンダーが短いのが相違だ。

GB350 Sリアサスペンション

画像: GB350 Sリアサスペンション

GB350Sではリアホイールのサイズは4.00-17インチとなり、GB350よりワイド、かつタイヤも150/70R17サイズのラジアルを履く(GB350では130/70-18サイズのバイアス)。これでよりスポーティな走りを作り出す。スイングアームや窒素ガス加圧封入式リアショックなどは共通の仕様。ドライブチェーンはGB350/Sとも専用開発のシールチェーンを使う。

This article is a sponsored article by
''.