タイのモーターエキスポ2023で公開されたヤマハ「PG-1」。現地では早くもカスタムモデルが登場している。ビルダーはタナディット氏が率いる「K-SPEED」だ。

素材を活かしたK-SPEED流スクランブラーカスタム

K-SPEEDが得意とするスクランブラースタイルに仕上がったマシンは、PG-1のスタイリッシュな車体を活かし、幅広なハンドルやアップマフラー、迫力の足まわりなどでカスタムされた。外装はマットブラックにオールペンされ、エンジンまでオールブラックにすることでワイルドな仕上がりに。

ヘッドライトは薄く、出来るだけ車体に近づけることで野暮ったさを排除。ウインカーは極小サイズのものをエアクリーナーと思われる部分に移設。リアはサスの上部マウントにステーを用意し、目立たないように装着される。

画像1: 素材を活かしたK-SPEED流スクランブラーカスタム

スクランブラースタイルということで幅広なハンドル(もしかしたら純正のまま?)が装着され、トグルスイッチや極小サイズのバーエンドミラーを合わせた。こういった処理はさすがと言える。カブシリーズと同じく遠心クラッチモデルということで、スッキリとしたハンドル周りに仕上がっている。

純正では前後16インチホイールで、90/100-16サイズのタイヤを履くPG-1だが、K-SPEEDが作り上げたマシンは前後17インチホイール化され、フロントは90/100-17、リアは100/100-17のブロックタイヤを履かせることでインパクト大な足まわりを作り上げた。前後のフェンダーやリアショックも同社オリジナル品。

画像2: 素材を活かしたK-SPEED流スクランブラーカスタム

純正ではダウンタイプのマフラーだが、アップタイプにすることで一気にオフ、スクランブラー感がアップ。後ろにいくにつれ太くなるテーパー形状のサイレンサーを採用し、エンドは2つ用意。純正の車体にもデザインされる丸穴形状に合わせてか、エキパイ&サイレンサーに装着されるヒートガードも丸穴デザインとなっている。

画像3: 素材を活かしたK-SPEED流スクランブラーカスタム

K-SPEEDを代表するカスタムパーツの1つがこのカスタムシート。純正ではフラットな形状だったが、着座部分を削り薄々な見た目に。表皮はよく見るダイヤカットではなく、あまり見ない四角いデザインが面白い。

レポート:山ノ井敦司

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