2023年11月30日に開幕したタイのモーターサイクルショー「モーターエキスポ2023」で、ヤマハ発動機の現地法人が新型車「PG-1」をお披露目した。

ヤマハ「PG-1」の特徴

画像: YAMAHA PG-1 タイ仕様車 総排気量:114cc エンジン形式:空冷4ストOHC単気筒 シート高:795mm 車両重量:107kg

YAMAHA PG-1
タイ仕様車

総排気量:114cc
エンジン形式:空冷4ストOHC単気筒
シート高:795mm
車両重量:107kg

アンダーボーン業界、激震!? ヤマハ「PG-1」登場

原付二種クラスの排気量およびアンダーボーンスタイルということで、否が応でも比較してしまうのがホンダのクロスカブ110CT125 ・ハンターカブ。車体構成的にはクロスカブ110に近いようだが、よりアクティブな見た目で、スタイリングはハンターカブに近いともいえる。ただ独自性も高く、「デザインのヤマハ」と感じさせる部分が多々ある。

空冷単気筒エンジンの排気量は114cc。クロスカブの110ccでもなく、CT125・ハンターカブの123ccでもない114cc。ボア×ストロークは50.0×57.9mmとショートストロークな設定となっており、タイヤマハの公式動画を見る限り、なかなか元気な走りをしてくれそう。国内のプロモーションビデオでは見たことのない川渡りや砂浜爆走シーンなどもあるので、ぜひ見ていただきたい。

その他、装備としては160km/hまで表記されるスピードメーターやシフトインジケーターも装備。足まわりは前後16インチホイールにブロックタイヤを装着。ブレーキはフロントのみディスクブレーキを採用し、リアはドラムブレーキとなっている。シートは前後分割タイプとなっているが、タンデム前提の作りで、パッセンジャーも掴みやすそうなグラブバーも装備。

ヤマハ「PG-1」の動画・写真

画像: All New Yamaha PG-1 ออกเดินทางไปกับเพื่อนคู่ใจ #ใจมันส์ได้ไปกันได้ [VDO Product] youtu.be

All New Yamaha PG-1 ออกเดินทางไปกับเพื่อนคู่ใจ #ใจมันส์ได้ไปกันได้ [VDO Product]

youtu.be

ヤマハ「PG-1」のカラーバリエーション

現地のタイでは4色のボディカラーが発表されている。

画像: チルブルー

チルブルー

画像: ハミングブラウン

ハミングブラウン

画像: ビビッドイエロー

ビビッドイエロー

画像: クールブラック

クールブラック

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ヤマハ「PG-1」のスペック・価格|ライバル車と比較

ヤマハ
PG-1
ホンダ
クロスカブ 110
ホンダ
CT125 ・ハンターカブ
全長×全幅×全高1980×805×1050mm1935×795×1110mm1965×805×1085mm
ホイールベース1280mm1230mm1260mm
最低地上高190mm163mm165mm
シート高795mm784mm800mm
車両重量107kg107kg118kg
最小回転半径2.0m2.0m2.0m
エンジン形式空冷4ストOHC単気筒空冷4ストOHC単気筒空冷4ストOHC単気筒
総排気量114cc109cc123cc
ボア×ストローク50.0×57.9mm47.0×63.1mm50.0×63.1mm
圧縮比9.31010
燃料タンク容量5.1L4.1L5.3L
キャスター角26°30′27°00′27°00′
トレール量83mm78mm80mm
価格6万4900バーツ
≒約27万2000円
税込36万3000円税込44万円

同タイプ、勝手にライバルモデルとしたホンダクロスカブ110、CT125・ハンターカブと見比べてみると、大体が2台の中間的数値。前述のとおりショートストロークの元気なエンジンや軽量な車体(クロスカブと同じ車重)、190mmという最低地上高など、街中だけでなく、様々なシーンでキビキビした走りを実現してくれそうだ。

現地での販売価格を日本円に換算すると、値段は魅力的に感じる。日本国内での販売も期待したいところではあるが、ABSが備わっていないところなどブレーキまわりの装備を見ると、このまま発売というのは難しそうだ。

レポート:山ノ井敦司

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