昔ほど愛用者を見かけなくなったタンクバッグだが、使ってみればその便利さに気づくはず。老舗・タナックスから販売されている使いやすい製品を紹介しよう。
文:太田安治/写真:森 浩輔

TANAX「スマートタンクバッグL」テスト&レポート

画像: TANAX MOTOFIZZ スマートタンクバッグL 税込価格:1万4080円 販売元:タナックス

TANAX MOTOFIZZ スマートタンクバッグL

税込価格:1万4080円
販売元:タナックス

「ツーリングマップルR」対応の定番タンクバッグ

タンクバッグは目の前にある安心感と、信号待ちの短い時間でも荷物に素早くアクセスできる利便性が魅力。さらに上面のクリアポケットに地図やスマホを入れておくこともできるから、ツーリングライダーを中心に愛用者が多い。

『スマートタンクバッグL』はタンクバッグのお手本ともいえる構成。クリアポケットには大判の「ツーリングマップルR」が見開き状態で収められ、コードポートの採用でクリアポケット内に置いたスマホにUSB電源を接続することもできる。

容量は9Lで、バッグ外周のファスナーを開いて高さを13cmから23cmにアップすれば17L容量まで拡張。日帰りから1泊ツーリングまで対応できる使い勝手の良さが魅力だ。

タンクへの装着は小型マグネット6個で、スチール製のタンクなら簡単確実かつ、素早く着脱できる。

ただしマグネット装着タイプは樹脂製カバーの付いたタンクやアルミ素材のタンクには使えない。そこで用意されたのが薄い鉄板を合成ゴムで包んだ「マグベース」(2個入り2200円/4個入り3960円)。バッグのマグネット位置に合わせ、樹脂カバーやアルミタンクに両面テープで貼り付けることで、マグネット固定でのバッグ装着が可能になる。

「これまで使ったことがないからタンクバッグの良さが判らない」という人にも、ぜひ試して欲しい。

画像: スマートタンクバッグLはA4サイズが収まるサイズ。僕はこれまで10個以上のバッグを使ってきたが、このサイズが最も実用的だと感じている。

スマートタンクバッグLはA4サイズが収まるサイズ。僕はこれまで10個以上のバッグを使ってきたが、このサイズが最も実用的だと感じている。

画像: ファスナーを開けば17L容量に。内容物が重い場合は落下防止のため同梱のセーフティベルトをステムまわりに回しておいた方が安心。クリアポケットにはツーリングマップルRが無理なく収まる。バッグ左下には充電ケーブルを通すコードポートが設けられている。

ファスナーを開けば17L容量に。内容物が重い場合は落下防止のため同梱のセーフティベルトをステムまわりに回しておいた方が安心。クリアポケットにはツーリングマップルRが無理なく収まる。バッグ左下には充電ケーブルを通すコードポートが設けられている。

画像: 別売となるマグベースの中身は薄い鉄板。タンクの形状に合わせて曲げたり、溝に合わせてハサミでカットすることもできる。

別売となるマグベースの中身は薄い鉄板。タンクの形状に合わせて曲げたり、溝に合わせてハサミでカットすることもできる。

画像: タナックス「スマートタンクバッグL」使用レビュー|日帰りから1泊ツーリングまで対応できる大きさが魅力

テスター太田安治の欲張りリクエスト
マグベースを使えば素材を問わずに装着できるが、タンク前側のみ樹脂カバーが付いた車種が増えているので、マグネットと吸盤を付け替えられるようにして「前側は吸盤、後ろ側はマグネット」で装着できると便利。

文:太田安治/写真:森 浩輔

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