カワサキ「Z1300」特徴

画像: Kawasaki Z1300 1979-1989年 総排気量:1286cc エンジン形式:水冷4ストDOHC2バルブ並列6気筒 最高出力:120PS/8000rpm 車両重量:296kg(乾燥)

Kawasaki Z1300
1979-1989年

総排気量:1286cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC2バルブ並列6気筒
最高出力:120PS/8000rpm
車両重量:296kg(乾燥)

ジェントルな乗り味で欧州でロングセラーに

Z1を超えるフラッグシップモデルを目指して開発されたZ1300は、カワサキ初の6気筒エンジン搭載車。同時期に登場した6気筒スポーツ、ホンダのCBXが空冷DOHC4バルブユニットだったのに対して、Zは水冷のDOHC2バルブで、マシンコンセプトは大きく異なっていた。

カワサキが目指したのは、北米市場のニーズを満たす、豪華なクルーザー志向のツアラーモデル。120PSの大パワーを誇り、最高速も225km/hに達したが、狙ったのはあくまでジェントルで快適な走りだった。

注目の6気筒ユニットはエンジン幅が広がることを嫌った、超ロングストローク設定。フレームも堅牢で、セミエアのフロントフォークは当時としては異例の太さと言えるΦ41mm径。オートキャンセルウインカーなど、高級車らしく装備面も豪華だった。

カワサキ「Z1300」各部装備・ディテール解説

画像: DOHC2バルブの水冷直6エンジンは排気量1286cc、最高出力120PS。FI(フューエルインジェクション)化された写真の後期型では10PSアップの130PSを発揮した。

DOHC2バルブの水冷直6エンジンは排気量1286cc、最高出力120PS。FI(フューエルインジェクション)化された写真の後期型では10PSアップの130PSを発揮した。

画像: 圧倒的な大パワーに対応するため、駆動系はチェーンではなくシャフトドライブを採用。リアサスペンションはツインショック。

圧倒的な大パワーに対応するため、駆動系はチェーンではなくシャフトドライブを採用。リアサスペンションはツインショック。

画像: メーターはアナログ表示の速度計と回転計を大型の四角いケースで一体化。中央には燃料系と水温計が縦に並んでいる。

メーターはアナログ表示の速度計と回転計を大型の四角いケースで一体化。中央には燃料系と水温計が縦に並んでいる。

画像: 台形の大型テールランプを綺麗に埋め込んだテールカウル。これもZ1000MK.Ⅱのものに似ているが、よりシャープな形状。

台形の大型テールランプを綺麗に埋め込んだテールカウル。これもZ1000MK.Ⅱのものに似ているが、よりシャープな形状。

カワサキ「Z1300」主なスペック

車両重量296kg(乾燥)
エンジン形式水冷4ストDOHC2バルブ並列6気筒
総排気量1286cc
最高出力120PS/8000rpm
最大トルク11.8kgf・m/6500rpm
燃料タンク容量27L
タイヤサイズ(前・後)110/90V18・130/90V17
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク

文:オートバイ編集部

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