改正道交法が施行された翌日となる2023年7月2日、LUUPが東京・中池袋公園にて新しく登場した特定小型原動機付自転車タイプの電動キックボードの体験試乗兼講習会を開催した。どうすれば安全でしかも気持ちよく乗りこなすことができるのか、多くのユーザーが実感することができたようだ。
レポート:スマートモビリティJP編集部
※この記事はウェブサイト「スマートモビリティJP」で2023年7月5日に公開されたものを一部編集し転載しています。

LUUPとは

LUUPは電動アシスト自転車や電動キックボードのシェアサービスを展開している。従来は、特殊小型自動車扱いの特例事業として、最高速度15km/hの電動キックボードを用意していたが、今回の道路交通法改正で新設された「特定小型原動機付自転車」規格のモデルを導入した。

特定原付の新モデル登場前に、実際に利用してみたレビュー記事はこちら

従来モデルとの違い

一番の違いは、最高速度20km/hの車道走行モードと最高速度6km/hの歩道走行モード切り替え機構と、速度表示の緑ランプが装着されたことだ。

車道走行モードでは、従来モデルではウィンカーが点灯していた場所に緑のランプが常に点灯するようになり、歩道走行モードでは点滅、右左折時には曲がる方向のランプがウィンカーに切り替わる仕様に変更されている。

画像: アクセルレバーの左下に走行モード切り替えスイッチが追加され、ウィンカー部分が緑色に点灯するようになった。

アクセルレバーの左下に走行モード切り替えスイッチが追加され、ウィンカー部分が緑色に点灯するようになった。

ちなみに、走行途中での走行モード切り替えはできない仕様になっているので、歩道を走行する際には、必ず一度止まってから行うように気をつけよう。

交通安全への取り組み

今までは、飲酒運転など重大な違反がペナルティの対象とされてきたが、今後は車両の放置、信号無視などについても違反が繰り返される場合はアカウントを停止されるなど、厳しい対応がなされることになる。

また、会場ではLUUP特製の折りたたみ式ヘルメットが用意されており、将来的に盗難や天候への対策を行なった上でヘルメットのレンタルも実施される可能性があるとのことだ。

画像: 用意された折りたたみ式ヘルメット。コンパクトで被り心地もよかった

用意された折りたたみ式ヘルメット。コンパクトで被り心地もよかった

特定原付は、自転車と同様にヘルメットの装着に関して努力義務とされているが、車道を走行する最小の車両であることを考慮すれば、必ず装着すべきものであることは間違いない。

電動キックボードの安全な利用に向けた、LUUPの取り組みに引き続き注目していきたい。

レポート:スマートモビリティJP編集部

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