SWALLOWから2023年7月1日に発売された「ZERO9 Lite」は、同日に施行された改正道路交通法に対応した特定小型原付で、国土交通省の性能等確認制度の認定済モデルだ。いよいよ改正道路交通法に対応した電動キックボードが登場となったわけだが、さっそくその内容を紹介しよう。
レポート:スマートモビリティJP編集部
※この記事はウェブサイト「スマートモビリティJP」で2023年7月4日に公開されたものを一部編集し転載しています。

ZERO9 Lite

ZERO9 Liteは、SWALLOWが2019年から2000台以上販売している50cc原付相当の電動キックボード「ZERO9」をベースにした新しいモデルだ。350Wモーターを搭載して、バッテリー容量は10.4Ah、航続距離30km、登坂性能は15%というスペックを持つ。

画像: 価格は13万9800円。

価格は13万9800円。

道路交通法の改正と特定小型原付について

今回の道交法改正により、特定小型原付という新たな乗り物の区分が生まれた。これは、16歳以上であれば免許不要で運転が可能な新区分だ(ヘルメットの着用は努力義務)。

そしてこの特定小型原付には以下のタイプがある。

  1. 最高速度 20km/h未満に制限されたモデル
  1. 1.に加えて、最高速度 6km/h未満の歩道走行モード(特例特定小型原付)を備えたモデル

今回紹介するZERO9 Liteは1に該当し、歩道走行モードを搭載していないので、歩道を走行することがないように気をつけてほしい。

性能等確認制度

ところで「性能等確認制度」とは、国土交通省の認定機関が特定小型原動機付自転車の能力を審査し、保安基準の適合性を確認する制度のこと。この審査を通過し認定を受けたモデルは、必要な保安基準をすべて満たすことが保証されているので、安心して利用できるというわけだ。

画像: 車体にこのステッカーが貼られているモデルは、安心して乗ることができる。

車体にこのステッカーが貼られているモデルは、安心して乗ることができる。

このところは安価で違法な電動キックボードも流通しており、一種の社会問題になりつつある。こうした電動キックボードを公道で使用した場合、罰金など処罰の対象になる可能性もある。電動キックボードを購入する場合は、ここで紹介した「ZERO9 Lite」のように性能等確認制度に合格している製品を購入することを強く推奨したい。

レポート:スマートモビリティJP編集部

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