ALPHA INDUSTRIES JAPANの公式デモ車として製作

 アルファはミリタリー好きな人にはもちろん、今ストリートでの人気ウエアとして、MA-1を中心に老若男女問わず支持されているブランド。
 80〜90年代にもミリタリーブームはあったので、その時代から愛用している人もいるだろうし、昨年、映画『トップガン マーヴェリック』が大ヒットしたこともあり、その興奮と共に、最近になってミリタリージャケットを思わず新調してしまったという人も多いのではないだろうか。

画像1: ALPHA INDUSTRIES JAPANの公式デモ車として製作

 そのアルファと月刊オートバイがコラボ企画を展開。アルファ公式のデモ車両を制作しようということになり、ベース車のチョイスからスタート。「らしさ」にこだわりGPZ900Rをベース車両として選んだ。

画像2: ALPHA INDUSTRIES JAPANの公式デモ車として製作

 用意したベース車両の程度が良かったこともあり、当初は純正のスタイルを可能な限り崩さず、ペイントを中心に仕上げていくことが計画されたが、アルファが伝統的なスタイルの中に新しいものを取り入れる姿勢を持ったブランドだということで、カスタムの方向性を変更。
「カスタムの今」を感じることができる要素も取り入れた車両を製作していくことになった。

太陽の下で輝くフレーク&キャンディペイント

 方向性が定まったところで、アルファ側として取り入れたいパーツを検討。前後ホイールの交換が決定したことで、それらに合わせてパーツの選定が決まっていった。
 特徴的なペイントは、ベースをシャンパンゴールドでペイントし、次に0・2㎜のゴールドフレークを入れた後にキャンディレッドでペイント。その後、ブラック部分、ゴールドライン部分と塗りを重ねていくのだが、塗装部分によっての段差を作らないように工夫がされている。
 ロゴはステッカーを使用せずに全てエアブラシで描かれているので、塗装面はどこを触っても段差を感じるところは一切ない。

画像1: 太陽の下で輝くフレーク&キャンディペイント
画像2: 太陽の下で輝くフレーク&キャンディペイント
画像3: 太陽の下で輝くフレーク&キャンディペイント

カスタムパーツで高まる存在感
多くの協力を得て東京モーターサイクルショーに出展

 ニンジャ系パーツで知られる多くのメーカー、ショップの協力を得て、ここまでのカスタム車両が出来上がり、東京モーターサイクルショー2023に出展することが可能となった。しかし、ハンドルまわりやブレーキ系など、ショーの展示に間に合わせるために、手を入れることが出来なかったところもある。デモ車として、アルファの展示会やイベントでの出展など、活躍させるのはこれからなので、手が入れられなかった部分は、今後、追加でカスタムする計画だ。

画像: マフラーはケイファクトリーのCLR系チタンエキパイ+ブラックアルマイト加工が施されたサイレンサーによる、ワンオフスペシャル。全体の雰囲気に合わせてエキパイにはあえて黒耐熱塗装を施し、サイレンサーにはタゴスマークをレーザー印字した。

マフラーはケイファクトリーのCLR系チタンエキパイ+ブラックアルマイト加工が施されたサイレンサーによる、ワンオフスペシャル。全体の雰囲気に合わせてエキパイにはあえて黒耐熱塗装を施し、サイレンサーにはタゴスマークをレーザー印字した。

画像: ミラーはカスタムシーンで定評の、マジカルレーシング製レーサーレプリカミラー・タイプ5ヘッド。数あるヘッドの中から、やはりGPZ900Rに似合うと角型ヘッドを選択。

ミラーはカスタムシーンで定評の、マジカルレーシング製レーサーレプリカミラー・タイプ5ヘッド。数あるヘッドの中から、やはりGPZ900Rに似合うと角型ヘッドを選択。

画像: スクリーンはアクティブが長く販売する米国・ゼログラビティ製。ゼログラビティは“歪み無し”の意。装着のSRタイプほか、GPZ900R用にはダブルバブルタイプも揃う。

スクリーンはアクティブが長く販売する米国・ゼログラビティ製。ゼログラビティは“歪み無し”の意。装着のSRタイプほか、GPZ900R用にはダブルバブルタイプも揃う。

画像: アンダーカウルを外すカスタムを施す際に、アッパーカウル下端を美しくまとめるためのカーボンアッパーカウルエンドは、愛知県にある大型パーツショップ、しゃぼん玉製。

アンダーカウルを外すカスタムを施す際に、アッパーカウル下端を美しくまとめるためのカーボンアッパーカウルエンドは、愛知県にある大型パーツショップ、しゃぼん玉製。

画像: 前後サスはPMCが輸入販売するYSSで固めた。フロントフォーク内には専用セッティングのスプリング、リヤはYSS最高峰、フルアジャスタブルMG456・リヤ17インチ用を装着。

前後サスはPMCが輸入販売するYSSで固めた。フロントフォーク内には専用セッティングのスプリング、リヤはYSS最高峰、フルアジャスタブルMG456・リヤ17インチ用を装着。

画像: 下で紹介のダウンチューブの装着具合、ケイファクトリー製Φ43㎜極太エキパイなどが分かる。アンダーカウルレスのGPZ900Rカスタムはエンジン周りの迫力も醍醐味。

下で紹介のダウンチューブの装着具合、ケイファクトリー製Φ43㎜極太エキパイなどが分かる。アンダーカウルレスのGPZ900Rカスタムはエンジン周りの迫力も醍醐味。

画像: コンビKITにはサブフレームとステップを連結するT/Tアダプター付属。ダブルクレードルフレーム(GPZ900Rは吊り下げダイヤモンドタイプだ)に近い高剛性が得られる。

コンビKITにはサブフレームとステップを連結するT/Tアダプター付属。ダブルクレードルフレーム(GPZ900Rは吊り下げダイヤモンドタイプだ)に近い高剛性が得られる。

画像: ナイトロレーシングのオイルクーラーHIGHマウントKITはプロト製ラウンド7段を採用。共締めされるワイドラジエータKITの電動ファンを共用することで効率的な冷却を実現する。

ナイトロレーシングのオイルクーラーHIGHマウントKITはプロト製ラウンド7段を採用。共締めされるワイドラジエータKITの電動ファンを共用することで効率的な冷却を実現する。

画像: ナイトロレーシングのGPZ900R用バックステップKITは単品のほか、右のサブフレームとコンビネーションKITとしての購入も可能だ。各パーツはアルミビレットによる。

ナイトロレーシングのGPZ900R用バックステップKITは単品のほか、右のサブフレームとコンビネーションKITとしての購入も可能だ。各パーツはアルミビレットによる。

画像: ポッシュフェイスのキットを装着し、前後ウインカーとストップランプはLED品に置換。フェンダーレスキットは車両入手時に装着されていたものを、そのまま活用している。

ポッシュフェイスのキットを装着し、前後ウインカーとストップランプはLED品に置換。フェンダーレスキットは車両入手時に装着されていたものを、そのまま活用している。

画像: イタリアO・Zレーシング製アルミ鍛造ホイールで前後17インチ化した。最新タイヤが履けて選択肢も広げられる、こちらも80年代車の定番カスタムのひとつ。サイズは前:3・50、後:5・50だ。

イタリアO・Zレーシング製アルミ鍛造ホイールで前後17インチ化した。最新タイヤが履けて選択肢も広げられる、こちらも80年代車の定番カスタムのひとつ。サイズは前:3・50、後:5・50だ。

画像: ドライブチェーンはリアのワイドホイール化に最適化されたナローボディタイプのEK530RCMをチョイス。ドライブスプロケットもオフセットスプロ:ケットを装着した。

ドライブチェーンはリアのワイドホイール化に最適化されたナローボディタイプのEK530RCMをチョイス。ドライブスプロケットもオフセットスプロ:ケットを装着した。

画像: 前後タイヤにはスポーツタイヤのベンチマークともいえる、バトラックスS22をチョイス。サイズは前:120/70-17、後:180/55-17。前後ブレーキまわりは純正のままとなっている。

前後タイヤにはスポーツタイヤのベンチマークともいえる、バトラックスS22をチョイス。サイズは前:120/70-17、後:180/55-17。前後ブレーキまわりは純正のままとなっている。

CUSTOM POINT
【エンジン冷却・駆動系】NITRO RACINGワイドラジエータKIT/同オイルクーラーHIGHマウントKIT/EK CHAIN EK530R㎝チェーン【 シャシー系】NITRO RACING NinjaコンビネーションKIT/同ダウンチューブlll専用ラジエータ&オイルクーラーステーKIT/Bull Docker TAGOSサイドスタンドTAGOS+K【 マフラー】K-FACTORYチタン・ワンオフ【 ホイール】O・Zレーシング GASS RS-Aアルミ鍛造【 タイヤ】BRIDGESTONEBATTLAX HYPERSPORT S22【 前後サス】YSSフォークスプリング/同MG456リヤショック【 外装】丸直ワンオフシート/Magical Racingレーサーレプリカミラー・タイプ5ヘッド/ZERO GRAVITYスクリーン SRタイプ・スモーク/しゃぼん玉Ninja用カーボンアッパーカウルエンド【 電装系】POSH Faith LEDテールランプユニット/同ウインカーLEDコンバージョンキット

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