様々な車種に合わせたマフラーから、自社工場で削り出されるアルミビレットパーツなどの高品質なオリジナルパーツをリリースするオーヴァーレーシングプロジェクツ。2023年5月にはホンダモンキー125用として唯一となるアルミフルビレットタイプのフレーム「OV-44」をリリースした。ここではOV-44の特徴からインプレッションまでを紹介していく。

ホンダモンキー125を思う存分楽しみたい方に向けた究極のカスタムパーツ

これまでもモンキーをはじめとしたミニバイク、レーサー用にオリジナルアルミフレームを開発・リリースしてきたOVERがモンキー125用に作り上げたOV-44(OVERとして44本目のアルミフレームということ)。

シリーズ初となるフルビレットタイプ(全てのパーツがアルミ削り出し!!)で高級感のある見た目と高剛性な仕様となっている。4速と5速のミッションを採用したモンキー125があるが、どちらの車体にも対応できるようにJB02/03用の2種類のエンジンに合わせたハンガーを用意。純正外装やハーネスなどはそのまま使用、取り付け可能となっており、上のマシンのようにカスタムパーツの取り付けも可能となっている(OVER以外の製品の取り付けは未確認)。
※ヘルメットホルダー、純正マフラー用一部パーツ装着不可

アルミならではのシルバーアルマイト仕上げ以外にもプラス2万2000円でブラックアルマイト仕様にすることも可能。素材にはA2017Sはアルミ合金(ジュラルミン)が使用されている。

フレーム単体でも美しい!! 各ディティールを細かくチェック!!

ネックからメインフレーム、エンジンハンガー、シートレールに至るまで、オールアルミ削り出し(溶接箇所が1つもない!!)仕上げのOV-44。純正にはない高い剛性と、よじれを減らすことでコーナリング時の安定性が格段にアップ。1つ1つのパーツが美しく、所有する喜びも与えてくれる。

インジェクション車のカスタム時に苦労する配線類だが、基本的な設計を純正と同じにすることで、配線類の取り付けも容易となっているのもポイント。

「各パーツがボルト留めで大丈夫なのか!?」と思ってしまうかもしれないが、取り付け・組み込み時の作業をしっかりすれば全く問題ないとのこと。

フレームに合わせて各部パーツもOVER製でコンプリートしよう!!

セパレートハンドルのような見た目のスポーツライディングハンドルキット。商品構成としてはハンドル、クランプ、トップブリッジ、アップスペーサーとなっており純正車体にも使用可能。コチラの車両ではロワーステムキットと併用することで、より高い剛性を確保している(裏側の肉抜き跡までかっこいい!!)。

ハンドルのポジションは純正に対して-80/90mmとなっており、付属のアップスペーサーで好みの高さに調整可能。ハンドル幅も648〜657mmの範囲で調整可能。スロットルやクラッチワイヤー、各配線類は純正がそのまま使用可能となっているのもユーザー目線で嬉しい限り。コチラもシルバー以外にブラックアルマイトが用意される。

足まわりは55×27mmのオリジナルOVパイプを使用したスタビ付スイングアームに、OVER×AragostaツインショックPHASE2の豪華絢爛な組み合わせ。フレーム側リアショックのマウントボルトは純正と同じ位置以外にもう1つ用意され、リアショックをレイダウンさせることも可能。

その他にも前後ホイールにはアルミ鍛造ホイールのGP-SIXを投入。純正がフロント2.75kgに対し1.9kg、リアが3.3kgに対し2.65kgと軽量な仕上がりとなっている。カラーはブラック以外にチタン、ゴールドの3色展開。6本スポークのGP-SIXに対し、10本スポークのGP-TENも絶賛発売中。

純正ではアップタイプとなっているフロントフェンダーだが、フロントフェンダーマウントステーを使用することでダウンタイプとなりカスタムライクな見た目に。削り出しのマウントにすることでブレもなく確実に取り付けできる。フェンダーは純正がそのまま使用可能。

アルミフレームの紹介に集中しすぎてしまったが、OVERと言えばミニバイク市場で一番人気となっているマフラーも忘れてはならない。ダウンタイプのマフラーはGP-PERFORMANCE XLで、チタンエキパイ、カーボンサイレンサーのハイブリッド仕様。心地良いサウンドと中速から高速域にかけて純正マフラーでは発揮することのできない気持ちのいい伸びを体感させてくれる。もちろん政府認証なので、安心して走りを楽しめる。

マフラーをダウンタイプにしたことで空いてしまう右サイド部分にはアルミビレットのサイドカバーを装着することで、見せたくない部分をうまくカバーできる。左側用もリリースされているので、左右合わせて装着するのがおすすめだ。

ミニバイクのカスタムの定番として挙げられるブレーキの強化もオリジナルのキャリパーサポートを使用することでブレンボ製キャリパーを装着し抜かりない仕上がりに。リアに関しては写真のアップマウント以外に、ロワーマウント(キャリパーが下に装着できる)もあり。コチラもシルバー以外にブラックアルマイト仕様も発売中。

その他にも万が一の転倒時も安心なエンジンスライダーや4つのポジションから好みの位置に設定できるBACK-STEP4ポジション、スタイリッシュなフェンダーレスキットとモンキー125をカスタムする上で必要なパーツが全て揃っている。

外装の隙間からチラリと見えるアルミフレームが所有感を高めてくれる!!

純正外装、パーツがそのまま使用可能ということでパッと見ではフレームが変更してあるとは気づかないかもしれないが、隙間から見える切削跡、アルミならではの輝きが高い満足感と所有感を与えてくれるOV-44アルミフレーム。

実際に乗って走ってみるとその違いは明らかで、オフィシャルHPの商品紹介にも書いてあるコーナーでの安定感はすぐに体感できた。その他にも著者の場合は長い直線での加速、シフトアップ時にも車体が安定し、思う存分アクセルを開けることができた。そうなると車体の剛性が高すぎてガチガチなんじゃないの!? と思ってしまうかもしれないがガチガチなわけではなく、自分、ライダーの下に1本シッカリとした棒? 柱があるという感じなので乗っていて嫌な感じは全くしない。

今回試乗したモンキー125は外装、エンジン以外が全てOVER製パーツとなっているので、よりシッカリとした車体に仕上がっているが、純正車体からフレームを交換しただけでもこの違いは体感できるはずだ。これからモンキー125を長く乗っていく中で「もっと走りを楽しみたい」「自分だけのモンキー125にしたい」という方はこのOVER製OV-44アルミフレームを手に入れていただきたい。値段以上の満足感が必ず得られるはずだろう。

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