イタリアで発祥し、100年以上の歴史を持つバイクメーカー・ベネリ。日本ではプロトが2021年から正規輸入販売元を担っています。これまで125cc~400ccのモデルが日本では展開されていましたが、2023年は大型バイク「TRK502X」を発売予定。名古屋モーターサイクルショー2023のプロトブースで話を伺ってきました。
文・写真:西野鉄兵

ベネリ「TRK502X」の特徴・発売予定時期・予想価格

画像: Benelli TRK502X 参考出品 総排気量:500cc エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒 シート高:830mm(ローシート仕様) 車両重量:235kg

Benelli TRK502X
参考出品

総排気量:500cc
エンジン形式:水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
シート高:830mm(ローシート仕様)
車両重量:235kg

イタリアで3年連続販売台数No.1! ベネリの500ccアドベンチャーは日本でも受け入れられるのか?

2021年からプロトが正規輸入販売を行なうようになり、日本での知名度も日に日に高まっているベネリ。125cc~250ccのスポーツモデルを皮切りに、2022年には法定車検が必要となる「インペリアーレ400」を発売。インペリアーレ400は、既存のベネリのラインナップとは印象の異なるトラディショナルなデザインで、ベネリというメーカーの新たな一面を見せつけました。

そして2023年最大のトピックスは、いよいよ大型車を発売するということ。「TRK502X」は、3月の東京モーターサイクルショーで日本初公開されました。

画像1: ベネリ「TRK502X」の特徴・発売予定時期・予想価格

排気量は500cc、360度クランクの並列2気筒エンジンを搭載。大柄な車格で、排気量から受ける印象よりも存在感を放っています。

オプションパーツがふんだんに搭載されているのかと思いきや、パニアケース・トップボックス以外はすべて「TRK502X」に標準装備されているものだそう。

しっかりとしたエンジンガード、ハンドガードをはじめ、アクセサリーバー付きの大きなスクリーン、USB電源ソケットも搭載。

ホイール径は前19インチ・後17インチ。スポークホイールにアドベンチャータイヤの組み合わせで、フラットダートならまず問題なく楽しめるはず。プロモーションビデオでは、けっこうなオフロードも勢いよく走っています。

モーターサイクルショーでの展示車両は触れることができなかったため、跨ってもいませんが、シートは肉厚充分で、見るからに座り心地がよさそう。日本に導入する際はシート高830mmのローシートが標準となる模様です。

大きな燃料タンクの容量は20L。展示車のようにケース類を装着すればタンデムでのロングツーリングやキャンプツーリングもこなせるでしょう。

画像2: ベネリ「TRK502X」の特徴・発売予定時期・予想価格

発売時期は、2023年秋口を目指しているそう。価格は未発表ですが「ぜひご期待ください」とのことでした。税込で100万円を切るかもしれませんよ! ボディカラーは写真のホワイトのほかにグレーも導入予定です。

2023年はミドルクラスのアドベンチャーモデルが豊作の年。イタリアで大ヒットを記録中だという「TRK502X」が日本でも旋風を巻き起こすのか? ジャストフィットなサイズ・仕様だと思うライダーも多い気がします。

ベネリ「TRK502X」の動画・写真

画像: TRK 502 X www.youtube.com

TRK 502 X

www.youtube.com

ベネリ「TRK502X」の主なスペック

全長×全幅×全高2200×915×1480mm
シート高830mm(ローシート仕様)
車両重量235kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ並列2気筒
総排気量500cc
ボア×ストローク69×66.8mm
圧縮比11.5
最高出力35kW/8500rpm
最大トルク46N・m(4.7kgm)/6000rpm
燃料タンク容量20L
変速機形式6速リターン
タイヤサイズ(前・後)110/80R19・150/70R17
ブレーキ形式(前・後)ダブルディスク・シングルディスク
乗車定員2人

文・写真:西野鉄兵

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