最近は大型のアドベンチャーモデルやデュアルパーパスモデルが人気になっています。高い高速巡航性能とオフロードでの走破性を両立させ、多くの荷物を搭載して、どんなシチューエーションでも快適に走ることができる万能マシンだからでしょう。実をいうとホンダは80年代半ばに、このコンセプトでマシンを作っていました。それがTRANSALP(トランザルプ)600Vです。
※この記事はウェブサイト「HondaGO バイクラボ」で2023年2月27日に公開されたものを一部抜粋し転載しています。
文:後藤 武
※この記事はウェブサイト「HondaGO バイクラボ」で2023年2月27日に公開されたものを一部抜粋し転載しています。
文:後藤 武
雄大なスケールでツーリングするマシン
トランザルプとは、アルプスのような標高の高い山々を越えていくこと。
そんな雄大なスケールでツーリングをするバイクとして開発されました。
高速道路だけでなく、峠道や市街地から未舗装路まで様々なシチュエーションを快適に走ることが想定された、当時としてはまったく新しいスポーツバイクだったのです。
V型2気筒583ccの力強いエンジンにオフロードの走破性を高めるサスペンションと車体を組み合わせ、高速巡航を快適にする大型のカウリングを装備しています。