今年で14回目を迎えるミニバイクの祭典「ENJOY 4MINI」。モンキー、ゴリラ、ダックス、シャリィ、スーパーカブなど、4ストロークミニバイクユーザーが「作って、走って、買って、見て」楽しめるイベント。ここでは4ミニ大好き編集部員の山ノ井が、会場で気になったマシンを数回に分けて
紹介。4ミニ好きな方から、バイク好き、カスタム好きな皆様是非ご覧ください。

ENJOY 4MINI 2022
開催日時:2022年10月22日(土)
開催場所:鈴鹿ツインサーキット
主催:ENJOY 4MINI実行委員会

激ヤバ!! Wチェーン化で極太ホイールをインストール!!

フルカウル化されていることで、もはやモンキーとは思えぬコチラのマシン。クラシックなフェアリングに、タンクは1974年に登場したZ50Jに採用されていた通称4Lタイプを使い、SOLID UP製のレーシーなシートカウルで新旧MIXなフルカウル仕様にカスタムされた。

このマシンの最もポイントとなるのが、このリアホイール!! 10.0Jと言う極太なホイールに引っ張りタイヤでド迫力なリア周りを作り上げた。ここまで太くなるとオフセットスプロケットだけではチェーンラインを出すことが不可能ということで、ワンオフでスイングアームを製作しWチェーン化済み(これがオーナーさん自作というから驚きだ!!)。

「こんなの太くてまともに走らないでしょ!?」と思ってしまうかもしれないが、当日開催された走行会ではしっかり走っていた。どんなカスタムでも走ってこそ4ミニ!!

これがモンキー!? 全てがスペシャルなフルカスタム仕様!!

スーパースポーツのカスタム要素をモンキーに落とし込んだコチラのマシン。どこを見てもあの可愛らしいモンキーの面影はなく、カウルに隠された内部も磨き上げられたアルミフレーム、エンジン、足周りとカスタムパーツだらけで構成される。残っている純正部品はクランクケースぐらいでは?

カスタムはカウルはポケバイ用がベースで、流石に車体の小さなモンキーでもサイズは合わず全て加工済み。カウルの加工やカスタムペイント、車体の組み込みまでオーナー自身の手によるものだから驚きだ。コチラのマシンもWチェーン化でリアホイールに9.0Jをインストール。

純正パーツゼロ!? クランクケースまでアルミ削り出しのビックリ仰天マシン

様々なカスタムパーツがリリースされているモンキーの究極カスタムと言えるマシン。タンクからフレーム、ホイールなど、人気&定番のカスタムパーツはもちろん、クランクケースまでアルミ削り出しという驚きの仕様。アルミ削り出しのクランクケースはGクラフトからリリースされる「アルミビレットクランクケースAGO」で、価格は37万1800円!!!!!!!!!! そのクランクケースに組み込まれるボアアップキットはスペシャルパーツ武川製の「デスモドロミックツインカム4V 125ccキット」で、価格は46万OVER!!!!!!!!!!

その他にも極太ホイールに合わせたステム、スイングアームは4ミニユーザーの強い味方香川県にあるプライベートパワーでワンオフ製作と、総額を考えると数百万オーバー!?

Vol.01なのに、なかなかハードなマシンだらけだったかも…

今回の紹介はここまで!!  4ミニ、モンキーカスタムのヤバさを感じていただけただろうか? ビッグバイクに比べれば車体価格、パーツの1つ1つも安く、自分でバラバラにしたり、パーツを組み込んだり好き勝手にイジれてしまうのが4ミニ、モンキーならではの楽しみ方。

次回Vol.02では人気のカスタム「レプリカ編」をお届け予定。乞うご期待!!

レポート:山ノ井敦司

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