グランドツアラーらしい機能美を備えた新しいスズキデザインへ
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昨年2021年に高性能な次世代スポーツネイキッドとしてセンセーショナルに登場した「GSX-S1000」に続き、その兄弟モデルとなる全く新しいグランドツアラー「GSX-S1000GT」の国内モデルが、2022年2月17日についに発売されました。
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車両価格は159万5000円(消費税10%込み)で、フラッグシップツアラーにも関わらず160万円を切っての登場です。
今回の撮影ではマシンに試乗することはできませんでしたが、全体のスタイリングや足つき性、各部のディテールなどをしっかりチェックしてきましたので、可能な限りご紹介します!
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GSX-S1000GTの国内仕様は、先に発表された海外仕様とはデザイン的に大きな変更はありませんが、実車を目の前にすると思わず身震いしてしまうほど(笑)。
一度見ると忘れられないほど鋭角的なフロントカウルや、シャープでアグレッシブなデザイン、ウイング状のサイドカウルなど、近未来的なスーパースポーツのようなデザインでありながら、どこまでも走りたくなる新しいグランドツアラーとしての装備も充実しています。
国内導入されたGSX-S1000GTのカラーバリエーションは次の3色展開になりました。
カラーバリエーションは選べる3種類
スズキのMotoGPマシンやスーパースポーツモデルでおなじみの「トリトンブルーメタリック」を始め、GSX-S1000GT用に開発されたシックで大人っぽいカラーリングの「リフレクティブブルーメタリック」、全身をブラックに統一することでデザインに一体感が生まれる「グラススパークルブラック」の3タイプがラインアップされます。
■トリトンブルーメタリック(YSF)
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まずは、スズキのスポーツバイクの定番カラーとも言える、こちらの「トリトンブルーメタリック」。
全体のカウルやタンクなどは鮮やかなブルーを身に纏い、ホイールもトリトンブルーでカラーリングされています。
■グラススパークルブラック(YVB)
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車体全体がシックな黒で身を包んだ「グラススパークルブラック」がこちら。
全身ブラックで統一されたことにより、GSX-S1000GTのシャープなデザインがより引き締まって見えて、印象もガラリと変わります。
ホイールもブラックにすることで全体のデザインがより引き締まって見えますね。
■リフレクティブブルーメタリック(QT8)
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![画像6: 【実車】これが新型GSX-S1000!? スズキの新グランドツアラーが美しすぎる! 足つき性やライディングポジションは?【スズキのバイク! の新車ニュース/GSX-S1000GT -スタイリング編-】](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2022/03/03/28a1e2f090f74be2e79808dc9adee5950f8bec24_xlarge.jpg)
もうひとつのブルー系として「リフレクティブブルーメタリック」がラインアップされています。
トリトンブルーメタリックは鮮やかな青色でしたが、紺色に近い“濃いブルー”を身にまとったことで、より大人っぽいデザインに。
このカラーはGSX-S1000GTのために設定された新カラーとなります。
ライディングポジションと足つき性をチェック!
![画像: GSX-S1000GT シート高:810mm、ライダー身長:172cm](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2022/03/03/976b9d80214d4d0ceed72528cf4f48660c871b45_xlarge.jpg)
GSX-S1000GT シート高:810mm、ライダー身長:172cm
ツアラーモデルとして長時間乗車時の快適性も重視された「GSX-S1000GT」ライディングポジションは、想像していたよりも全体的にゆとりを感じられる乗車姿勢になっていました。
写真ではやや前傾姿勢に見えますが、ハンドルに伸ばした手も、膝の曲がり具合にも窮屈感がなく、体感的には「Vストローム1000」などのアドベンチャーモデルと同じくらい、身体が起きているように感じたほどです。
ベースモデルの「GSX-S1000」より、ハンドルを14mmライダー側に近付け、更にハンドル幅にゆとりを持たせることで、快適かつ自然な前傾姿勢をキープすることができるようになっています。
肉厚で座り心地が良く、角度も水平に近いデザインになっているライダーシートも、この快適なライディングポジションに大きく貢献していて、長時間乗っても疲れにくいライディングポジションになっています。
![画像7: 【実車】これが新型GSX-S1000!? スズキの新グランドツアラーが美しすぎる! 足つき性やライディングポジションは?【スズキのバイク! の新車ニュース/GSX-S1000GT -スタイリング編-】](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2022/03/03/ddd9022beb26b4b16f4767f49366a37a38c1256c_xlarge.jpg)
![画像8: 【実車】これが新型GSX-S1000!? スズキの新グランドツアラーが美しすぎる! 足つき性やライディングポジションは?【スズキのバイク! の新車ニュース/GSX-S1000GT -スタイリング編-】](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2022/03/03/4fd7ac6c06814b22497413eb0626ab0537274869_xlarge.jpg)
「GSX-S1000GT」のシート高は810mmで、数値的にはベースモデルの「GSX-S1000」と同じになっていますが、シートとシートレールはGT専用設計になっています。
身長172cmのライダーが両足で跨ると、カカトが少し浮きますが、シートの横幅が前方に向かって絞られているので、車体そのものがスリムに感じ、足着き性に不安を感じることはありませんでした。
それ以上に、全体の車重が214kgとリッタークラスのツアラーモデルとしてはかなり軽量なので、片足でも充分に支えられるほどの快適さがあります。
オプションの専用パニアケースをつければ最強グランドツアラーが完成!
![画像1: オプションの専用パニアケースをつければ最強グランドツアラーが完成!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2022/03/03/e47f144c14d6eeb338d3228f783625a4d5c48a6b_xlarge.jpg)
「GSX-S1000GT」をよりツアラーらしくしてくれるのは、やはりオプションの専用パニアケースの存在も欠かせません。
GSX-S1000GT専用に作られた「樹脂サイドケースセット(税込価格:9万9000円)」は、片側で36リットルの積載容量を誇り、一般的なフルフェイスヘルメットならスッポリ入るほど充分な容量が確保されています。
![画像2: オプションの専用パニアケースをつければ最強グランドツアラーが完成!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2022/03/03/c41cb117e8137d5c28c4f2c137c0bc4dce168067_xlarge.jpg)
GSX-S1000GTのシャープなルックスにマッチするように専用にデザインされたパニアケースなので、装着した時の美しさもバツグン!
しかも、車体のカラーリングに合わせた別売のパネル「ガーニッシュ(税込価格:4400円)」が3色がラインアップされていますので、自分の車体色に合わせて選べるようになっているんです。
![画像3: オプションの専用パニアケースをつければ最強グランドツアラーが完成!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2022/03/03/8bf83a10f1223d3af38d0eaed275b6c2c2253848_xlarge.jpg)
サイドケースを取り付けるには、もうひとつ別売のオプションパーツが必要になるのですが、この辺りのデザインにも注目です。
通常ではこのようなサイドカバーがついています。
この部分にオプションパーツの「サイドケースブラケット(税込価格:1万3200円)」を装着すれば、パニアケースをワンタッチで取り付けることができるようになります。
![画像4: オプションの専用パニアケースをつければ最強グランドツアラーが完成!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2022/03/03/2bc652a24ec25497f2cf41259f04926518b54137_xlarge.jpg)
ハイ、どこが変わったのか分かります?
よく見ると前側と後側にパニアケースを引っ掛けるフックが備わっています。
![画像5: オプションの専用パニアケースをつければ最強グランドツアラーが完成!](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2022/03/03/9fe4eb621f26840582f22aa6238e5fb59882e91c_xlarge.jpg)
このフックにパニアケースを引っ掛けるだけで装着できるようになるんです。
パニアケースを付けるとなると、通常ならステーなどを取り付けなければならない場合が多いですが、この専用ブラケットを付けた時のデザインが本当にスタイリッシュなんですよ!
(下に続きます)
こうした部分のデザイン性にも妥協や抜かりは一切ないところは、さすがスズキですね!
次回は「GSX-S1000GT」の細部のディテールをお届けします!