日本全国を巡って旅の風景を撮影する写真家・関野温 氏。この連載では、撮影旅でのエピソードや動画をお届けしていきます。定番の絶景エリアはもちろん、酷道・秘境など、ツウ好みの道やスポットをぜひお楽しみください。今回は、新潟県・長野県の豪雪地帯を駆ける!
以下、写真・動画・文:関野 温

▶▶▶動画はこちら 豪雪地帯をモンキーbajaでゆく!(撮影:関野 温)

一番厳しい季節の豪雪地帯の風景を見たい!

皆さんこんにちは。フォトグラファーの関野と申します。
今回は豪雪地帯の旅をお届けします。まあ、普通はこんなことをやらないと思いますし、誰にでも勧められることではないのですが、こんな世界があるんだなぁと思って見て頂けたら嬉しいです。

今回は新潟県と長野県の県境付近にある秋山郷を旅します。

秋山郷は日本有数の豪雪地帯。
昔は雪で道が閉ざされて、集落が孤立するくらいの所です。

今回はホンダ・モンキーbajaにタイヤチェーンを付けて走行します。
ちなみに僕の場合は軽自動車にモンキーbajaを積んで運んでいるので、チェーンを選んでおります。

防寒装備、出来る範囲での安全対策をきちんとして、いよいよスタートです。
2月下旬の新潟県と長野県。雪も一番厳しい時ですが、なんかそれを試しくなっちゃうんですね。

画像1: 一番厳しい季節の豪雪地帯の風景を見たい!

今回のルートは国道405号を南下するルート。夏でも1.5車線の箇所が多く残る道。ここも酷道なのかもしれません。

画像2: 一番厳しい季節の豪雪地帯の風景を見たい!

冬とそれ以外のシーズンの景色は全然違います。そりゃ雪があるから当たり前。この辺りで紅葉で有名な前倉橋もごらんの通り、真っ白。
でも僕はこんな冬景色も大好きだったりします。

画像3: 一番厳しい季節の豪雪地帯の風景を見たい!

国道405号を南下すると長野県との県境に突入します。
新潟側も長野側も秋山郷といいますが、長野側は信州秋山郷と呼ぶようです。

バイクでタイヤチェーンってどうなのって思うかもしれないですが、意外とこれが走るんです。
雪をしっかりグリップし、速度はせいぜい30~40km/hくらいまでですが、しっかり走ってくれます。ただチェーンは隙間があって、そこで段差とかに取られると転ぶ場合があるので、油断は出来ません。

▶▶▶動画はこちら 豪雪地帯をモンキーbajaでゆく!(撮影:関野 温)

豪雪地帯って、実は融雪がしっかりしているんです。これは意外でした。
川の水を道路に流すようになっていて、雪や凍結を防いでおります。
まるで川わたりのような道を進みます。

画像4: 一番厳しい季節の豪雪地帯の風景を見たい!

ここでトラブル発生。どうもテールランプの配線の接続が悪くなったみたいです。
雪道でもパンクとかはあったりするので、修理技術がある程度求められます。

画像5: 一番厳しい季節の豪雪地帯の風景を見たい!

先ほど水が流れる道を走った後、凍ってきて、ブレーキペダルの戻りが悪くなりました。
こんなトラブルもあるんですね。

画像6: 一番厳しい季節の豪雪地帯の風景を見たい!

こういう雪道を走る時、現地のガソリンを入れた方が良いです。
単純に凍結防止剤が入っている関係ですね。
あとヘッドライトとかテールランプとか、僕はLEDに変えているのですが、雪だとどうしても融けにくいです。
気付いたらこまめに拭き取るようにします。これは安全対策でとても重要です。

僕は雪がほとんど降らない地域で生まれ育ったので、こういう豪雪地帯の景色って新鮮で大好きです。
地元の人からすると大変なだけだと思うのですが、知らない地で知らない景色を見たくて、こういう旅もしております。

画像7: 一番厳しい季節の豪雪地帯の風景を見たい!

もちろんこの時期、車の方が安全ですし、おすすめはしません。
でも自分は写真を撮っていて、雪国は除雪の時、雪を外に捨てるのですが、道が狭くなり駐車がしにくいので、気軽に止められるバイクが本当に助かっています。

画像8: 一番厳しい季節の豪雪地帯の風景を見たい!

出来れば風景を肌身で感じたいので、こういうスタイルを取っております。
そうするとバイクが良いんですよね。
もちろん無理のない範囲で、装備をしっかり身に着けて走っております。

まだ自分が見たことのない絶景をもとめて。

画像9: 一番厳しい季節の豪雪地帯の風景を見たい!

旅っていいですよね。

写真・動画・文:関野 温

▶▶▶動画はこちら 豪雪地帯をモンキーbajaでゆく!(撮影:関野 温)

関野 温(せきの あつし)|プロフィール

バイク雑誌などで写真を撮る傍ら、ライフワークとして旅の風景写真を追いかけるフォトグラファー。ごく普通の軽自動車ホンダライフにモンキーバハを積み込んで、日本各地をさまよい続ける。もつと牛すじが大好き。

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