スズキのオフロードマシン「RM-Z」シリーズって知ってる?
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ちょっと前の話ですけど、スズキのオフロード専用モデル「RM-Z450」と「RM-Z250」シリーズの2022年モデルが、2021年9月22日(水)に発売されました。
“スズキイエロー”が印象的な、この「RM-Z」シリーズは“レーサー”や“モトクロッサー”などと呼ばれる「レース/競技専用モデル」のため、ミラーやウインカーなどの保安部品が装備されておらず、一般公道を走ることができません。
本場アメリカで開催されている「AMAスーパークロス」や、日本では「全日本モトクロス選手権」などで活躍するレース用のバイクっていうことです。
![画像2: スズキのオフロードマシン「RM-Z」シリーズって知ってる?](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2021/09/15/0e6133c4b2ef7246be4356d8572519587320df5e.jpg)
レースで勝つために各メーカーが競って高性能なマシンを開発しているため、毎年のようにモデルチェンジやバージョンアップが行われています。
では、そもそも“モトクロッサー”っていうのはどんなバイクなのでしょうか?
意外と知らないことも多いと思うので、よかったら見てください。
RM-Z450(2022年モデル)
![画像1: 「RM-Z450」(チャンピオンイエローNo.2)92万4,000円(10%税込)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2021/09/15/ed1f8931d927f49c09ff3085e191b7a63042ad27_xlarge.jpg)
「RM-Z450」(チャンピオンイエローNo.2)92万4,000円(10%税込)
![画像2: 「RM-Z450」(チャンピオンイエローNo.2)92万4,000円(10%税込)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2021/09/15/dc4dacc436fe0bc01e3372b7b6b3661dd65453db_xlarge.jpg)
「RM-Z450」(チャンピオンイエローNo.2)92万4,000円(10%税込)
排気量450ccの「RM-Z450」は、2005年にスズキ初の4ストローク市販モトクロッサーとして登場し、2008年にインジェクション化。
2015年にはスズキホールショットアシストコントロール(S-HAC)が装備され、2018年には外観を含めた全面刷新が図れるなど、毎年のように戦闘力がアップしているスズキのフラッグシップ・モトクロッサーです。
ちなみにガソリン満タン状態の装備重量でも、重さはたった112kgしかありません。下手すれば125cc/原付二種のスクーターより軽いです。
RM-Z250(2022年モデル)
![画像1: 「RM-Z250」(チャンピオンイエローNo.2)77万5,500円(10%税込)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2021/09/15/6aa222c9475105c6a4ca3e5529a9fa493c8203cb_xlarge.jpg)
「RM-Z250」(チャンピオンイエローNo.2)77万5,500円(10%税込)
![画像2: 「RM-Z250」(チャンピオンイエローNo.2)77万5,500円(10%税込)](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2021/09/15/d2597acca3eff33c5f11ef184694b5f2c0d7ba4c_xlarge.jpg)
「RM-Z250」(チャンピオンイエローNo.2)77万5,500円(10%税込)
「The Winning Balance『走る、曲がる、止まる』の高次元でのバランス」を開発コンセプトに2019年2月にフルモデルチェンジされた「RM-Z250」。
ツインインジェクターの採用やエキゾーストシステムの改良、シリンダーヘッドの変更などにより出力の向上を図ったほか、フレームや足回りも強化し、戦闘力を高めた排気量250ccのモトクロッサーです。
こちらはさらに軽くて装備重量で106kg……力自慢の人だったら持ち上げられるかもしれません。
![画像3: スズキのオフロードマシン「RM-Z」シリーズって知ってる?](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2021/09/15/b051e996b803ea79fc66c951bf6e19ab972042ef_xlarge.jpg)
エンジンは軽量コンパクトかつ低速からハイパワーを生み出すレース専用ユニットになっています。
これらレース用エンジンはナンバー付きのバイクとは段違いの力強い低中速トルクを発生し、リニアで確実なスロットルレスポンスと強大なパワーを発揮します。
なぜそんなことが可能かと言えば『公道を走るバイクじゃないから』です。排ガス規制などの制約を受けないし、耐久性も細かいメンテナンスが前提。純粋にエンジンの持てるチカラを、すべて絞り出すように設計されている訳です。
なので乗ってみると『えっ!?』って思うほど、純粋に速いんですよ!?
(下に続きます)
![画像4: スズキのオフロードマシン「RM-Z」シリーズって知ってる?](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2021/09/15/6742b1399ead324c8d42b7f55fbc0c31b82ac7cb_xlarge.jpg)
ちなみにモトクロスのレースではホールショットを奪うことが勝利に大きく繋がるので、スタートダッシュがとても重要になってきます。
RM-Z450/250シリーズには、そんなスタートダッシュを電子制御でアシストする「スズキホールショットアシストコントロール(S-HAC)」が備わっています。
![画像5: スズキのオフロードマシン「RM-Z」シリーズって知ってる?](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2021/09/15/212585bcb946d0dfcee01595cb5dd3cb3d3b237d_xlarge.jpg)
スロットルポジションやギヤポジションなどの情報をセンサーで感知し、点火タイミングを調整してエンジン出力を最適化。
スタートに際して、点火タイミングを最適化することで効果的なスタートダッシュをアシストしてくれる電子制御デバイスです。
そもそも“モトクロス”ってなに?
「クローズドのオフロードコースを全開で走るモータースポーツ」
![画像1: そもそも“モトクロス”ってなに?](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2021/09/12/83d06ff85d0fac8ea0820f887723fc8f9456a8ea_xlarge.jpg)
ひと口に“オフロードのレース”といっても「モトクロス」や「エンデューロ」をはじめ「ダートトラック」に「ラリーレイド」など種類は様々。
その中でも「モトクロス」は、基本的に人工的に作られる起伏に富んだ“ダートコース”を周回するオフロードレースのことです。
レースのルールは至って簡単で、専用の周回コースを横一線のグリッドから「よーい、ドン!」でスタートし、決められた時間に最も多く周回を重ね、最初にチェッカーを受けた者が勝者。
コース内には急勾配やジャンプ台が設けられ、スピードのみならず、飛んだり跳ねたりといった、躍動感あふれるレースがモトクロスの見どころです。
![画像: 出典:OGUshow www.ogushow.co.jp](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2021/09/12/1fa83ef4da027acf60ff68c3a93eedd5316184c5.jpg)
出典:OGUshow
www.ogushow.co.jpそしてレーシングバイクは公道を走ることができないため、トラックやバンタイプのトランスポーター(通称:トランポ)に積んで、オフロード施設やレース会場まで運ぶのが一般的です。
いきなりレースをやるのはちょっと敷居が高そう…… と思われるかもしれませんが、日本にもいわゆる“草レース”と呼ばれる「楽しむためのレース」が数多く開催されており、技量やレベルに合わせて楽しみながら参加できるレースもたくさんあるんですよ。
![画像2: そもそも“モトクロス”ってなに?](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783548/rc/2021/09/15/2fe757434ec605c625f740100112ee002170f07b.jpg)
また、公道を走る必要がないクローズドコースなら基本的にバイクの運転免許が不要なので、小さなお子さんもバイクに乗せることができます。
実際にロードレースの世界最高峰「MotoGP」のライダーも、オフシーズンやウォーミングアップなどにダートトラックやモトクロスなどをトレーニングに取り入れているライダーも多いのです。
(下に続きます)
レースに出なくともレーサーマシンでクローズドコースを思いっきり走れるモトクロスは、一度やったらヤミツキになるエンジョイスポーツ。
バイクは公道を走るツーリングも楽しいですが、スズキのRM-Zシリーズでモトクロスなどのモータースポーツも一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?