Off1.jpでも速報をお届けしたAMAスーパークロスの開幕戦ヒューストン1。明確だったのは、スタートの切れ味、そしてトップランカーとしての安定したスピード。下田は、プロモトクロスのあとオフシーズンで何をしてきたのだろうか。ヒューストン1と2の中2日間の休みで、時間を割いてもらった。
密度が上がっている下田のライフスタイル
2年前、アマチュア時代にはおおよそ週に3度ほどライディングしていたことを、このOff1.jpのインタビューでも応えてもらっている。プロに転向し、1年を終えて下田はさらにモトクロスの濃度を上げた。
「いまは、週に4回乗っています。土日はオフで、水曜はMTBの日ですね。つまり月・火・木・金はバイクに乗っている状態です。だいたい9:00から12:30くらいの時間帯が多いですね。週のうち3日は、フルヒートを走っていました。スーパークロスを想定したシミュレーションをするんです。タイムクオリファイと同じように、タイムを削る練習をして、ヒートレースへって流れですね」とのこと。昨シーズン、2度のコーチ変更を経験している下田だが、その理由の一つにオーバーワークになりすぎることがあった。今のコーチであるヤニング氏は、アマチュア時代からのコンビ。疲労をためずに、100%でレースを迎えられることに、あらためて利点を見いだしている。