やっぱり注目! レディースクラスも熱かったです!

今回、もう1クラスとても印象的なレースで、しかもこの大会で今季全勝という素晴らしい成績を残した選手がいました。

去年からモトクロスを観に行くと、いつもコースの事や競技についていろいろ教えてくれるLMX(レディース)クラスの川井麻央選手です。

画像: 表彰台で嬉しそうにコメントしている麻央選手。

表彰台で嬉しそうにコメントしている麻央選手。

予選日に少しお話が聞けたのですが、「ジャンプが得意だからそこを観て欲しい。飛べる人と飛べない人の差が出るジャンプがあるのでそこは見所です。今季は全戦晴れというのも嬉しいけど、今日は風が強いからやだなぁ」など、どこで観たら良いかや、コースの特徴、コースコンディションなどを教えて頂き、最後に「最終戦ですが調子はどうですか?」と聞いたら「まぁまぁ。頑張ります!」と笑って答えてくれました。

予選はダントツの速さで川井選手が一位。
実はLMXクラスの予選はグループが2つに分かれて行なわれていて川井選手は第1グループ。

もうひとつの第2グループの予選には麻央選手と同じチームで、いつも麻央選手と一緒にいろいろと教えて下さる小野彩葉選手と去年のチャンピオン、本田七海選手がいました。

予選は3周と短いですが、予選からこの2選手のバトルがかなり熱く、「え?どうなの?!」とドキドキわくわく。3周の間にオーバーテイクあり、ジャンプで差が縮まったり、いろんな事があり、ホントにあっという間の見応えある内容でした。

こんなに熱いバトルが予選から繰り広げられるなんて、決勝がたのしみだなぁ♪と、思いながら土曜日を終え、日曜日の朝

2グループの予選トップでフィニッシュした彩葉選手に会う事ができ、少しお話しを聞くことができました!

彩葉選手の走りで見て欲しい場所を聞くと、麻央選手と同じくジャンプが得意なので「ここ」と言ったポイントが同じでした。同じチームだとよくあることなのかな?!と思ったりもしたのですが、日曜日の路面コンディションなども聞きながら、最後に「最終戦に向けた今日の調子はどうですか?」と彩葉選手にも聞いてみたら笑顔で「いい感じ♪」と答えてくれました。

その笑顔がとても可愛くて、でも可愛いだけじゃなく、なんだか凄く自信がありそうだったのでとても楽しみにしていました。

LMXクラスは麻央選手におすすめしてもらった全体もジャンプも横から観える場所から観戦することに。

画像: ここという観戦ポイントからです。

ここという観戦ポイントからです。

スタートは見えないので最初のジャンプまではドキドキわくわく。レースが始まった事は音や実況でわかるのですが、スタートで前に出たのは小野彩葉選手! でもその後ろを走る本田選手にオーバーテイクされてしまい、2位に。その後ろを麻央選手が走るのですが、2LAP目はほぼチームメイトバトル。

画像: 見ていた一番近くのコーナーでの2人のバトルです。

見ていた一番近くのコーナーでの2人のバトルです。

その後麻央選手が前に出て、前を走る本田選手を追います。

2LAP目を終えた段階でトップとの差は1.589。また麻央選手と彩葉選手の差も同じくらいになりました。LMXクラスの上位の選手はジャンプでシュッと過ぎていくところを、ジャンプ出来ない選手もいて、そのスピード差を間近で見て体感し、なるほど!!!と勉強にもなりました。

画像: 麻央選手のジャンプです。

麻央選手のジャンプです。

軽々しく飛んでいるジャンプですが、ホントに難しいんだなぁと改めて感じた場面でもありました。

レースは8LAP終了時で差が0.5秒まで縮まり、黄旗が出て抜けなかったり、コーナー入口までは前に出るかな⁈というところまでいくけど、なかなか抜けない。という展開が続き、いつ・どこでいくかなとドキドキ、わくわく♪

またこのレースまで今季全勝してきた麻央選手の"ここでも勝ちたい"という気持ちと、本田選手の"ここだけは譲れない。絶対勝つ"という気合いの走りでホントに痺れる熱いバトルがずっと続いていました。8LAP終了時点で差が0.3秒まで縮まり9LAP目で私が観た時には先頭を走っていたのが麻央選手。どこで抜いたかは見えませんでしたが、ついに麻央選手がトップに!!!!

画像: ゼッケン3が麻央選手。1が本田選手です。

ゼッケン3が麻央選手。1が本田選手です。

遠くで一瞬歓声が上がったような声や空気があったのでその時だったのかもしれないのですが、周りで観ている人も「抜いた?!麻央選手が前?!」とざわざわし始め、観えるところにきて「前だ!!」と空気が変わったのです。

このままいけば、全勝という凄い記録!! 期待が高まる中、更に2LAPし、そのままチェッカー。

画像: チェッカーを受けた麻央選手。

チェッカーを受けた麻央選手。

この瞬間思わず「凄い!!」と口にしてしまうほど、とっても感動的な瞬間でした。会場全体が「ホントに全勝した、凄いね」と話していたのですが、中々全勝ってしたくてもできないこと。

それをしてしまった麻央選手。

開幕戦ではテレビ番組でも取り上げられ、注目が高まるポジションにずっといながら、でもコロナウイルスなどの影響もあり、開催数も減るプレッシャーは特殊な1年だったと思うのですが、凄い気迫で走る麻央選手はホントにかっこよくて、痺れました。

そして、最初前を走っていた彩葉選手も安定した走りで3位につけて、表彰台へ。

同じチームの麻央選手と彩葉選手に挟まれてフィニッシュした前年チャンピオンの本田選手はホントに悔しそうな姿も印象的で、レース展開では抜いたり、抜かれたり、観戦していてとてもキーパーソンとなっていたし、近くで見ていたコーナーの曲がり方など速くてかっこよく惹きつけられていました。

画像: 4LAP目くらいの近くのコーナーを曲がった時の様子。

4LAP目くらいの近くのコーナーを曲がった時の様子。

表彰式は全部のレースが終わった後だったのでだいぶ間があいてしまったのですが、レース直後にも場内放送で流れるインタビューがあり、その時の嬉しさのあまり言葉に詰まる様子や声のトーンから伝わる嬉しそうな言葉。決して簡単なレースじゃなかった事を観た後だからより感じ、その成し遂げた喜びの声がホントに胸に響き伝わり、感動してしまい、思わず涙腺が緩みそうになりました。

画像: これは表彰式の様子です。

これは表彰式の様子です。

「ホントにホントにおめでとう!」の気持ちと周りも拍手の音でいっぱいになりとても素敵な空間でした。彩葉選手と麻央選手の見所のジャンプはどちらの選手もホントにかっこよくて、それが観れた事もよかったです!

画像: 彩葉選手のジャンプです。

彩葉選手のジャンプです。

この位置で観るジャンプはとても勉強になり、なるほど!と思う事が沢山あったのでオススメポイントで見れてよかったなぁと思いました。

表彰式が終わった後も今回はチャンピオンの祝勝が行われたのですが、麻央選手の笑顔がとても弾けていて、私まで見ていて嬉しい気持ちでいっぱいになってしまいました。

画像: チームのみんなとホンダブースで行われた祝勝会。沢山の笑顔が溢れていました。

チームのみんなとホンダブースで行われた祝勝会。沢山の笑顔が溢れていました。

また、トップカテゴリーのIA1では山本鯨選手が今季のチャンピオンに輝き、祝勝会が行われたのですが、選手やチームによって同じ場所でもこんなに雰囲気が違うんだと感じるほど、それぞれの選手。チームの色が出ていた祝勝会でどちらも笑顔が溢れていて素敵な空間でした。

画像: 山本選手の祝勝会の様子です。

山本選手の祝勝会の様子です。

今回は最終戦ということもあり、こうしたチャンピオンが決まる大切な戦い。また今年一年通して戦った言葉などを聞くことができたり、なによりも間近で熱いバトルを観ることができてホントにパワーをもらいました。

正直、土曜日はとても風が強く、日曜日は寒い1日でしたが、心は温まった2日間でした!

画像: 来年も見るぞ!ポーズ。笑

来年も見るぞ!ポーズ。笑

来年の全日本モトクロス選手権はどんな選手が出てくるのか、また今回注目した選手はどのクラスでどんな走りをするのか、今からホントに楽しみです(*´∇︎`*)

梅ちゃんがモトクロス観戦に使っていた携帯チェアは?

画像: アウトドアやレース観戦の必須アイテム【梅本まどかの「梅本3択」/vol.3 レースに持っていきたい携帯チェア 編】 youtu.be

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