かねてからその存在が噂されてきたリッターオーバーのビッグレブル「レブル1100」をホンダが欧米で正式発表! エンジンはCRF1100Lアフリカツインのものをベースに、電子制御装備も満載。写真もたっぷり公開されました。じっくりとご覧ください!

ホンダ「レブル1100」車両概要

2020年11月25日午前3時(日本時間)、ホンダは北米および欧州で、「レブル1100」を正式に発表しました!

画像: Honda Rebel 1100 総排気量:1084cc エンジン形式:水冷4ストSOHC4バルブ並列2気筒 シート高:700mm 車両重量:223kg(DCT仕様車は233kg)

Honda Rebel 1100

総排気量:1084cc
エンジン形式:水冷4ストSOHC4バルブ並列2気筒
シート高:700mm
車両重量:223kg(DCT仕様車は233kg)

北米・欧州で同時発表となり、名称は北米地域では「Rebel 1100」、欧州では「CMX1100 REBEL」に決定。ここでは便宜上、レブル1100と呼んでいきます。

エンジン/排気量

総排気量は、1084cc。「CRF1100Lアフリカツイン」の水冷SOHC4バルブ並列2気筒エンジンをベースに、クルーザーモデル・レブル1100のために最適化。最高出力は87PS/7000rpmに。CRF1100Lは95PS/7500rpmです。

最大トルクは、レブル1100が9.9kgf・m、CRF1100Lは10.1kgf・mとほぼ同等。しかしその発生回転数は、レブル1100が4750rpm、CRF1100Lが6000rpm。レブル1100は、クルーザーならではの低回転の力強さや扱いやすさを追求したセッティングとなっていることがうかがえます。

そして、CRF1100アフリカツインと同様に、MT仕様とDCT仕様をラインナップ。クラッチ操作不要でギアチェンジや、オートマチック走行ができるDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)がレブルシリーズに初めて採用されました。

電子制御装備/走行性能

この秋登場した新型車の多くが電子制御装備を充実させているという点において、レブル1100も負けていません。

スロットルバイワイヤを採用し、ライディングモードの選択が可能となっています。モードは「スタンダード」「レイン」「スポーツ」の3種。出力調整のみならず、トラクションコントロールエンジンブレーキコントロール、ウイリーコントロールまで備わっています。

画像1: 電子制御装備/走行性能

またビッククルーザーとして高速巡航を快適にするクルーズコントロール機能も搭載。ゆったりとしたレブルならではのライディングポジションで長旅も快適に楽しめそうですね。

合わせてホンダは、コーナリングが楽しめるよう開発したと強調しています。レブル250や500はそのスタイリングからは想像できないほどスポーツ走行も面白いモデル。レブル1100もバンク角を広く取った設計となっています。

画像2: 電子制御装備/走行性能

スタイリング/ライディングポジション

装備こそ最新なものの、スタイリングは日本でも大人気のレブル250やレブル500と通じていて、一目で「レブルだ!」と分かるデザインに。

丸目のヘッドライトはレブル250/500の2020年モデル同様にロービーム2灯・ハイビーム2灯が内蔵されたLED。

画像1: スタイリング/ライディングポジション

メーターは極力シンプルなデザインに。表示項目が多いため丸形の反転液晶メーターにプラスして、ニュートラルランプや警告灯を表示するスペースを側部に設けています。

画像2: スタイリング/ライディングポジション

フレームから燃料タンク、シート周りのデザインも先に誕生した兄弟モデルを尊重しているように見え、現レブルオーナーさんも納得なのではないでしょうか?

画像: レブル1100

レブル1100

画像: こちらは国内で販売中のレブル500(2020年モデル)

こちらは国内で販売中のレブル500(2020年モデル)

画像: 後ろから見ると燃料タンクが存在感を放っています。燃料タンク容量は13.6L。

後ろから見ると燃料タンクが存在感を放っています。燃料タンク容量は13.6L。

レブルシリーズの魅力のひとつは、シート高が低くて扱いやすいことでしょう。レブル1100のシート高は700mm。レブル250/500からわずか10mmのアップに抑えられました。

画像3: スタイリング/ライディングポジション

また、シートの下にはUSBタイプCの電源ソケットと容量3Lの収納スペースが設けられているといいます。これは便利そうですね。

ちなみにリアシートは兄弟モデルたちと同様に簡単に取り外せるので、シングルシート仕様にもスタイルチェンジが可能です。

ステップ位置も兄弟モデルと同様に、足をまっすぐ下ろせるミッドフットコントロールを採用。ライダーの走り姿を見ても、まさしくレブルです。

画像4: スタイリング/ライディングポジション

タイヤサイズは、250/500は前後16インチですが、レブル1100は前18インチ・後16インチとなりました。フロントタイヤの存在感がありますね。Y字型のスポークを備えた鋳造アルミニウムホイールもシャレています。

カスタム/アクセサリーパーツ

そして、レブルといえばカスタムを楽しまれる方も多いでしょう。さっそくアクセサリーパーツは多数発表されました。ドレスアップ製品はもちろん、ツーリングを快適にするフェアリングなど多岐にわたっています。

画像: アクセサリー装着車

アクセサリー装着車

ホンダ「レブル1100」カラーバリエーション

北米・欧州ともに2色のカラーが発表されました。

メタリックブラック

ボルドーレッド

ホンダ「レブル1100」価格

2020年11月25日6時現在、日本での展開に関するアナウンスはありません。

米国で発表された価格は、MT仕様が9299ドル(約97万2000円)、DCT仕様が9999ドル(104万5000円)。日本で販売される際はどうなるか分かりませんが、排気量や装備をかんがみるとかなり魅力的な価格設定と思えます。

大注目のレブル1100。最新情報が入り次第、都度お伝えします!

まとめ:西野鉄兵

ホンダ「レブル1100」の主なスペック

スペックは欧州仕様の「CMX1100 REBEL」
※《 》内はDCT仕様車

全長×全幅×全高2240×853《834》×1115mm
ホイールベース1520mm
最低地上高120mm
シート高700mm
車両重量223《233》kg
エンジン形式水冷4ストSOHC4バルブ並列2気筒270°クランク
総排気量1084cc
ボア×ストローク92×81.5mm
圧縮比10.1
最高出力64kW(87PS)/7000rpm
最大トルク98N・m(9.99kgf・m)/4750rpm
燃料タンク容量13.6L
変速機形式6速リターン《6速DCT》
キャスター角28゜
トレール量110mm
タイヤサイズ(前・後)130/70B18M/C・180/65B16M/C
ブレーキ形式(前・後)Φ330mmシングルディスク・Φ256mmシングルディスク

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