2020年11月10日、ホンダの欧州法人「Honda Motor Europe Ltd.」が2021年モデルとなる新型「CB125R」を発表! DOHC化された新設計エンジンと、SFF-BP倒立フォークの採用で、走行性能は大幅に向上している模様!

最高速は4km/hアップ! DOHC4バルブエンジンは、最高出力も最大トルクも向上!

その扱いやすさと、ファンライドな特性から、多くのライダーに愛されている125ccクラスのロードモデル。そんな中、新世代CBシリーズのエントリーモデルとして登場したホンダのCB125Rが2018年3月の登場以来、初となるフルモデルチェンジを実施する。

何といっても注目は新型のDOHC4バルブエンジン(これまではOHC2バルブ)。ボア×ストロークも現行の58.0×47.2mmから57.3×48.4mmへと変更され、最高出力は9.8kW/10000rpmから11.0kW/10000rpmへ。馬力表示だと、約1.6PSのパワーアップを実現している。

同時に最大トルクも10Nm/8000rpmから11.6Nm/8000rpmになっており、排ガス規制「EURO5」への対応をしながら、回転全域での応答性を高め、よりスポーツライクな走りが楽しめるようになっているようだ。実際に、最高速度は101km/hから105km/hとなっている。ギアは従来通り6速。

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サスペンションも大幅グレードアップ!

エンジンの出力向上に伴い、気になるのは車体の変更。フレームやブレーキはABSのシステムも含め、現行モデルを踏襲する形となるが、フロントサスペンションは大幅なグレードアップを果たしている。

フロントは径こそφ41mmと、現行モデルと変わらないものの、その倒立フォークの中味は別物。125ccのモデルには世界初採用となるSFF-BP(ショーワ・セパレート・ファンクション・フロントフォーク・ビッグピストン)が採用されているのが最大のポイントで、これは同じホンダのCB1000Rや、カワサキのNinja ZX-6R、Ninja ZX-25Rにも採用されている機構だ。

これは、ショーワが誇る2種類の倒立フロントフォークの良いとこ取りとも言えるもので、ピストンサイズを大きくすることで減衰力の応答性を向上させる「BPF(ビッグ・ピストン・フロントフォーク)」と、2本のフロントフォークそれぞれに機能を分担させることで高いダンパー性能と軽量化を両立する「SFF(セパレート・ファンクション・フロントフォーク)」を組み合わせた性能を発揮する。

また、このフロントフォークは2021年型のCBR650R、CB650Rに標準装備されている物とも共通となっている(スプリングレートとダンピングは変更されている)。

エンジンの出力向上と、フロントフォークのグレードアップによって、さらなる走る楽しさを実現してくれる新型CB125R。原付二種ファンのみならず、国内発売が待ち遠しい1台だ。

新型CB125Rのカラーバリエーション

【欧州で発表されたカラー】

画像: パールスモーキーグレー

パールスモーキーグレー

画像: キャンディクロモスフィアレッド

キャンディクロモスフィアレッド

画像: マットガンパウダーブラックメタリック

マットガンパウダーブラックメタリック

画像: マットジーンズブルーメタリック

マットジーンズブルーメタリック

【アンケート】日本でも販売してほしいカラーはどれ?

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ホンダ CB125R(2021年モデル・欧州仕様車)の主なスペック

全長×全幅×全高2015×820×1055mm
ホイールベース1345mm
最低地上高140mm
シート高816mm
車両重量130kg
エンジン形式水冷4ストDOHC4バルブ単気筒
総排気量124.9cc
ボア×ストローク57.3×48.4mm
圧縮比11.3
最高出力11.0kW/10000rpm
最大トルク11.6N・m/8000rpm
燃料タンク容量10.1L
変速機形式6速リターン
キャスター角24.2°
トレール量90.2mm
タイヤサイズ(前・後)110/70R17M/C 54H・150/60R17M/C 66H

まとめ:福田 稔

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