ポラリスアジアパシフィックの代表ジョアンナ・リー氏

画像: ポラリスアジアパシフィックの代表ジョアンナ・リー氏

●ポラリスジャパンが発足しました。まだ一年未満と短い期間なのですが、なにか感触的に手ごたえを得られているものはありますか?

「ポラリスジャパンのスタッフが協力し合い、販売網となっている既存ディーラーとのコンセンサスを深めてきております。これまでの輸入代理会社契約というスタイルとは異なり、現在は完全子会社の現地法人となっているため、ディストリビューター側からも安心できるという声が上がってきております」

●今回札幌モーターショーへ初出展を行いましたが、日本、ひいては北海道と言う土地に対してどのようなイメージを持たれていますか?

「札幌モーターショーへはポラリスとして、スノーモービル、ティンバースレッド、オフロードヴィークル(以下:ORV)、インディアンモーターサイクルという4ブランドを展開しています。北海道は降雪量が多く、雪質も良いことから国内のウインターレジャーファンだけでなく、世界中から人々が訪れる人気の高い場所です。そのような土地でポラリスを訴求することを大切に思うことは、ポラリスの製品群から考えても当然のことです。

例えば雪山好きには、スノーモービルやORVがぴったりですし、バイク好きの方には広々とした大地を悠々と走り抜けるインディアンモーターサイクルが適しています。そんなライダーが冬の間遊ぶための道具として、ティンバースレッドは最適でしょう。私たちの製品群すべてが、北海道にはマッチしているのです」

●バイクメーカーの多い日本において、インディアンモーサイクルというブランドを訴求させてゆくために、何かアイデアや戦略的なものはございますか? 例えばディーラーを増やすことなど積極的に行っていくのでしょうか。

「日本は世界各国を見渡しても、特にバイクマーケットが成熟している国だと考えています。その日本で大型バイクのトップシェアを占めているのが、アメリカのハーレーダビッドソンです。同じくインディアンもアメリカンブランドであり、我々は、そこに成長のポイントがあると考えています。インディアンモーターサイクルの歴史を紐解けば、伝統と革新を突き進み続けてきたこと、いつの時代も高品質なモーターサイクルを作ってきたことが、日本のライダーたちにもわかっていただけると思います。そして何よりも、実際に触れてもらうことで製品の良さを感じ取ってもらえるはずです

ディーラーに関しては、インディアンだけでなくポラリスブランド全体として、既存ディーラーとの関係をより密接にして行く方向性を考えています。やみくもに販売店を増やすのではなく、これまでお付き合いいただいてきたディーラーのサービス向上を心がけることで、パートナーである皆さん、そしてその先にいるユーザーの方々からの信頼を得ること、これを重要なことと考えます。

そしてインディアンモーターサイクルは、今後数年間のうちにシェアの10%を得るという目標を持っています」

画像: Roadmaster

Roadmaster

●日本のユーザーに向けてメッセージをお願いします。

「昨年発足したポラリスジャパンは、日本国内にインディアンモーターサイクルだけでなく、スノーモービル、ORV、ティンバースレッドという4ブランドを一度に投入させました。これはポラリスの本国であるアメリカを除いてトップのブランド数となります。それほど私たちは日本のマーケットを重要視しているのです。インディアンはバイク大国である日本において受け入れられる魅力を十分に持っているものですし、スノーモービルは長年富士重工工業がパートナーとなり土壌を作ってきてくれました。ORVは根強いファンがいますし、ティンバースレッドはライダーの冬季のレジャーとして広がってゆくことでしょう。そして何よりもポラリスジャパンが誕生したことによって、スタンダードサービスをいままで以上に提供することができます。既存ユーザーの皆さんには、より一層楽しんでいただき、新しいユーザーも増やしていけるよう努力してゆきます」

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