STEALTH SuperSprox/税抜:1万1111円

画像: STEALTH SuperSprox/税抜:1万1111円

市販車のリア(ドリブン)スプロケットはスチール製がほとんどだが、バネ下重量の軽さが運動性向上に繋がるレース用マシンでは軽量なアルミ製も使われる。アルミスプロケットの重量はスチール製の1/3程度になることもあるが、アルミ素材は鉄に比べて柔らかいため摩耗が早いことが弱点。

僕は自分のニンジャ1000を純正の525サイズから520サイズにコンバートしてアルミスプロケットと組み合わせていたが、ツーリングメインの使い方で1万5000㎞程度で限界に達した。

そこで考えられたのがスポーツモデルに採用されているディスクプレートと同じように、インナー部分をアルミ、アウター部分をスチールとしたハイブリッド構造。

画像: CNC旋盤によって複雑な面形状を精密に仕上げたインナーとアウターを、ステンレス製の頑丈なピンで留めた構造。

CNC旋盤によって複雑な面形状を精密に仕上げたインナーとアウターを、ステンレス製の頑丈なピンで留めた構造。

スーパースプロックス社は約60年の歴史を持つイギリスの企業で、トライアンフやKTMなどに純正採用されているほか、各種のリプレイス用スプロケットを世界30カ国以上で販売している。

今回装着した「ステルス」はインナーに7075-T6アルミ材を使用し、アウター(歯車部分)は高硬度を特徴とするニッケルクロームスチールで重量は約600g。車種によって異なるが、スチール製に比べると30~50%ほど軽く、耐久性は純正と同等以上。

画像: 520-40の実測重量は600g。それまで使っていたオールアルミ製は300gだったが、メンテナンスとランニングコストを考えるとステルスのほうが使いやすい。

520-40の実測重量は600g。それまで使っていたオールアルミ製は300gだったが、メンテナンスとランニングコストを考えるとステルスのほうが使いやすい。

さらにインナーのアルマイトは5色あるので、ホイールや車体色とコーディネートすることもできる。今回はゴールドを装着したが、黒いアウターとのコントラストで精悍なイメージになった。

比較的安価なので、手軽なカスタムとして交換するのも面白いと思う。

画像: 国内在庫はゴールドのみで、他のカラーはオプション設定。ゴールドチェーンとの組み合わせはなかなかゴージャス!

国内在庫はゴールドのみで、他のカラーはオプション設定。ゴールドチェーンとの組み合わせはなかなかゴージャス!

テスター太田安治の欲張りリクエスト
ほぼ全ての市販車に対応できるラインアップを揃えているうえ、インナーの色も選べるのでひと味違ったカスタムとしても有効。
自動車のホイール的な感覚で、インナーの形にバリエーションがあると面白いかも。 

文:太田安治/写真:南 孝幸

月刊オートバイでは毎号用品テストを多数展開しています!

最新の2020年3月号では、各社のタイヤ新製品を多数インプレ!
特集の「国産250ccスポーツ今昔対決」も読みごたえ満点です。

This article is a sponsored article by
''.