ヤマハのLMW戦略の一翼を担うスクーター、トリシティシリーズに頼れる兄貴分が登場! ゆとりある大きなボディに300㏄のパワフルなエンジンを搭載したトリシティ300は、アーバンモビリティの世界を変える高級LMWスクーターなのだ!

初のミドルクラスLMWついに直立ロック機構が!

トリシティ125/155、さらにナイケンに続くフロント2輪モデル「LMW」シリーズのニューモデルがトリシティ300。

画像1: 初のミドルクラスLMWついに直立ロック機構が!

昨年ミラノショーに「3CT」として出展されたプロトタイプの発展版と言えるモデルで、市販がいよいよ間近であることを思わせる完成度での登場となった。

画像: 予想発売時期:2020年夏以降

予想発売時期:2020年夏以降

エンジンはXMAX250(海外仕様は300)をベースとしたもので、今回の目玉とも言える機構はNMWシリーズ初採用となるチルトロックアシスト機構。つまり機械的に「自立」するのだ!

詳細はまだ明らかにされていないが、おそらく正立に近い状態でステアリングロック、リーンロックし、その状態ではパーキングブレーキ連動などで発進できない機構と思われ、信号待ちなどの際に便利になりそうだ。

画像2: 初のミドルクラスLMWついに直立ロック機構が!

イグニッションキーホールがないことも確認できたのでキーレスエントリーとなることは明らかだ。

日本では車検が必要となるが、これまでのトリシティ125/155よりも行動範囲がグッと広がることは確実だ!

『K16の目』ナイケン譲りのフロントまわりに期待大‼

動力、駆動系と車体全体のレイアウトがスクーター系なので「トリシティ」とネーミングされているが、その大きな車格や豪華な外観意匠、装備はこれまでのトリシティ125や155とは一線を画するもの。

画像1: 『K16の目』ナイケン譲りのフロントまわりに期待大‼

まだ細かいことは一切発表されていないが、フルサイズの250スクーターに勝る、ゆったりとしたボディサイズも特徴。

また、フロント2輪の懸架方式には、ナイケン譲りのLMWアッカーマンジオメトリーを採用。高速レンジの安定性とコーナリング時の旋回性、接地性に優れた味付けになっている。

画像2: 『K16の目』ナイケン譲りのフロントまわりに期待大‼

コミューターとしてだけでなく、ツーリングも難なくこなせる高級スポーツスクーターといったところだろう。

ゆとりのある300㏄のパワーに、優れたフロントの接地性がもたらす安定性やコーナリング性能が魅力。一般的なスクーターとは比べ物にならない信頼感をもって操ることができるのも魅力だ。

画像3: 『K16の目』ナイケン譲りのフロントまわりに期待大‼

開発者VOICE

画像1: ヤマハ「TRICITY 300」自立する“チルトロックアシスト機構”が追加されたトリシティの最上級モデルを徹底解説!【TMS2019】

米田洋之氏

ヤマハ発動機株式会社

MC事業本部 戦略統括部

ストレスのない自在な走りを毎日楽しめる1台です

開発のキーワードは「スマーテストコミューター」です。

高速道路を使った通勤や週末のちょっとした遠出などで威力を発揮してくれて、速度や加速の面でストレスなく実用に使えるモデルです。

ベースとなっているのはXMAX系のエンジンですが、LMWに最適なパワー特性となるよう、独自のセッティングも施しています。

余裕のあるエンジンを採用することで、コミューターとしてだけでなく、ナイケン譲りの安定感を活かした、まるで地面に吸い付くかのようなコーナリングを楽しむこともできます。

もちろん、LMWならではの安心感や横風に対する強さなども受け継いでいます。

ぜひ楽しみにしていてください。

DETAILS

画像: トリシティ125/155がパラレログラムリンクを使用しているのに対し、300はアッカーマン機構を採用。より自然なハンドリング。

トリシティ125/155がパラレログラムリンクを使用しているのに対し、300はアッカーマン機構を採用。より自然なハンドリング。

画像: エンジンは海外仕様のX-MAX300がベース。となると国内向けに250㏄仕様販売を期待したいが、全世界用に300㏄を販売しそう。

エンジンは海外仕様のX-MAX300がベース。となると国内向けに250㏄仕様販売を期待したいが、全世界用に300㏄を販売しそう。

画像: 車両後半はまったく普通のスクーター然としている。フロントパネルのシートオープナーボタンで収納スペースがあらわれる。

車両後半はまったく普通のスクーター然としている。フロントパネルのシートオープナーボタンで収納スペースがあらわれる。

画像: ハンドル下にXーMAX同様のイグニッションが見えることからキーレスエントリーは確定。その左側にチルトロックバーが配される。

ハンドル下にXーMAX同様のイグニッションが見えることからキーレスエントリーは確定。その左側にチルトロックバーが配される。

文:宮崎敬一郎、編集部/写真:赤松 孝・南 孝幸/まとめ:月刊オートバイ編集部

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