コースとの距離感が大事だった

藤原 当日僕は、残念ながら予選落ちゃって、しかも最下位で。

決勝絶対残ってやると思ってたんですけど、残念ながら足が今回もガタガタで、足着いちゃって最下位やったんです。まあ、最下位やったおかげで決勝をゆっくり中で見ることができました。見てると、やっぱりフェンスの際にはモータースポーツファンのお客さんがすごい並んでた印象がありますね。ただ、2列目、3列目以降になってくると、本当に知らない、公園にただ遊びに来たみたいなファミリーだったりとか、大学生みたいな子たちとかが多くて、そういう人たちから漏れてくる声っていうがすっごい聞こえてきたんです。それこそ絵に描いたように驚いてくれる声とか、この人ら人間じゃないとか、かっこいいとかすっごい色んな声を聞けて、なんかそれがすごい良かったなと思いましたね。

画像: コースとの距離感が大事だった

折口 僕も当日はオフィシャルカメラマンで入っていたわけやけれど、もしねカメラという仕事でなく、普通に一般客で来てたらという話やけども、すっごい良かったなあって思うのが飲食ブース。あの飲食ブースの距離感が良くて、すぐ目の前にテーブルあって、食べたい食事をして、やっぱりこんなところきたら、そりゃ飲みたくなりますよね、ビールも。飲みながらこの距離でレースを見れるっちゅうのはちょっとええなって。撮影しながらも僕もめっちゃ思いましたね。あの距離感がよかったなって。

画像: 観客との、とてつもない距離の近さ!

観客との、とてつもない距離の近さ!

藤原 せやね。あの距離って、実はスケールで測って、これ8メーターにする、10メーターにするっていうのをすごい議論した上で、あの距離感に詰めたんです。感覚的に2歩下がったら遠いよねとか、そういうところのちょっとした気遣いっていうのも実はやってました。

折口 なるほど、確かにあの距離感絶妙やな、と。今ね、まさに設営ってところの話題にもなったので、僕ちょっとここ掘り下げて聞きたいところもあるんですけれども。

特に全日本トライアルとかだと、自然の山の岩を使うわけで、あるものを使ってそこにコースを造っていくところなんですけれども、当然ながら万博公園って山ではないですよね。シティトライアルっていうのは人工物を造って、セクションを造っていく。一から平地の所にセクションを設計したわけですよね。聞いているところでは、慎也さんが設計して、それをベースに設計図に起こして…で、最終的にはお父さんが組み立てたと。

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