世界中にファンを持つ、ドゥカティの大ヒットモデル・モンスター1200が日本でも発売となった2014年。モンスターらしさを受け継ぎながら、より大胆でセクシーになったフォルムに、強力な新エンジンを組み合わせた、魅惑の1台。その試乗インプレッションをお届け!

飛躍的に進化したスタイルとパフォーマンス

モンスターの新しいトップモデルがこの1200。ディアベルと同系列のテスタストレッタ11°DSエンジンを搭載。

空冷から水冷になり、パワーも126馬力にアップ。フレームの縦剛性は倍ほども強く、ねじれ剛性も約6割強度を増した新レイアウトだ。

エンジンの電子制御系はドゥカティらしく充実しており、パワー、レスポンスモードが3段階。

画像: ●最高出力:126HP/7250rpm ●最大トルク:12.2kg-m/7000rpm ■価格:156万円/181万円(S)

●最高出力:126HP/7250rpm ●最大トルク:12.2kg-m/7000rpm
■価格:156万円/181万円(S)

それにパッケージングされてトラコン介入度、ABS介入度も変化するようになっている。

エンジンの基本的な応答性が滑らかなため、最もライダーの操作に敏感な「スポーツ」モードでも、街中でストレスは感じないだろう。

大袈裟な話ではなく、ストリート系のミドルスポーツに乗っているライダーなら違和感なく操作できるレベルだ。

画像1: 飛躍的に進化したスタイルとパフォーマンス

ただし、秘めたパワーは強力。調子に乗って開けていると、コーナーからの立ち上がりで簡単にパワーリフトしてしまったりする。

まぁ、トラコンなどのアシスト機構が、すぐさまフォローしてはくれるが…。とにかく、扱いやすいが、パワーはモリモリだ。

画像2: 飛躍的に進化したスタイルとパフォーマンス

今回試乗したのは前後サスがオーリンズの1200S。カヤバ製ショックのSTDに対しては、その作動特性だけでなく、剛性バランスも違うモデルとなっている。

さすがにその効果は絶大で、小さなギャップや、緩やかに起伏するウネリなどの乗り越えはまるでツアラーのように滑らか。

画像3: 飛躍的に進化したスタイルとパフォーマンス

そのくせ、ワインディングではSSを追いかけ回すほどのペースで走ってもネを上げない。バンク角も深く、まるでSSの足回りだ。

ただ、そういう高荷重を受けた時、サスの激しく速い動きを伴ったギャップ通過では、それまでの表情とは一転、かなり硬くて強い反力を感じる。

画像4: 飛躍的に進化したスタイルとパフォーマンス

高速と低速ダンパーの設定上の特性だから、自分でリセッティングすればこの移行も滑らかになるとは思うが…。

モンスター1200は「そのままで乗る」より「わかって乗る」ことができるかどうかで接し方を大きく変えてくれる奥深さがある。これまでの1100EVOとは何もかもが違う。

画像5: 飛躍的に進化したスタイルとパフォーマンス

嬉しいのは、パンチみなぎる、スムーズで扱いやすい新エンジンだ。ただ使いやすいだけではなく、イザというときのための底力を秘めているのがいい。

走りは、ツーリング、街中、峠道の全てで身軽に、カッチリしたタッチで機敏に動くようになった。キープコンセプトの正常進化だが、進化具合は飛躍的である。

SPECIFICATION
全長×全幅×全高 2156×NA×1117㎜
ホイールベース 1511㎜
シート高 745/770㎜
車両重量 209㎏
エンジン形式 水冷4ストDOHC4バルブL型2気筒
総排気量 1198.4㏄
ボア×ストローク 106×67.9㎜
圧縮比 12.5
最高出力 126PS/7250rpm
最大トルク 12.2kg-m/7000rpm
燃料供給方式 FI
燃料タンク容量 17.5 L
キャスター角/トレール 24.3度/93.2㎜
変速機形式 6速リターン
ブレーキ形式 前・後 φ320㎜ダブルディスク・φ245㎜ディスク
タイヤサイズ 前・後 120/70ZR17・190/55ZR17

RIDING POSITION
●身長:176㎝ ●体重:68㎏

画像1: RIDING POSITION ●身長:176㎝  ●体重:68㎏

低いシートに高めで後退気味のステップに対し、ハンドルは位置的に程よいのだが、広く、ウデが開き気味。

前軽度は弱いが、しっかりと下半身でホールドしないとウデに体重が乗りやすい。

画像2: RIDING POSITION ●身長:176㎝  ●体重:68㎏

足着きがいくらか悪くなろうとも、走りを求めるならオプションのハイシートがお勧めだ。

DETAILS

画像1: DETAILS

先代の1100より大きめのベゼルを持つヘッドライト。

ライト自体はハロゲン球だが、ポジションランプはLEDだ。

画像2: DETAILS

搭載されるエンジンは、ディアベルと同系統のテスタストレッタ11°DSユニット。

最高出力は126PSで、STD、Sともに同一だ。フレームはこのエンジンをメンバーの一部とした構造で、トレリス部とシートレールはエンジンに直接ボルト締結されている。

画像3: DETAILS

メーターはスポーツ、ツーリング、アーバンの3モードに対応。

画像4: DETAILS
画像5: DETAILS
画像6: DETAILS

スポーツでは高回転域を見やすくしたタコメーターとし、ツーリングではタコメーターを扇状に、そしてアーバンは時計とスピードのみの表示に切り替える。

画像7: DETAILS

Y字スポークのホイールはアルミキャスト製だが、上級グレードのSでは仕上げを際立たせるため、鋳造後に切削加工を実施。

ひと手間加えて上質さに磨きをかけている。

MONSTER HUNTER VERSION

画像1: MONSTER HUNTER VERSION
画像: ■価格:181万円(受注販売モデル) デザインの原案は「モンスターハンター」のメーカーであるカプコン側が制作を担当。当初はイタリア本国でのペイントも検討していたが、原案デザインを忠実に再現するため、より細かいオーダーに対応可能な、日本国内でのハンドペイントに踏み切った。

■価格:181万円(受注販売モデル)
デザインの原案は「モンスターハンター」のメーカーであるカプコン側が制作を担当。当初はイタリア本国でのペイントも検討していたが、原案デザインを忠実に再現するため、より細かいオーダーに対応可能な、日本国内でのハンドペイントに踏み切った。

日本での大ヒットゲームのひとつ「モンスターハンター」。

「モンハン」の名で親しまれ芸能人にもファンの多いゲームだ。

画像2: MONSTER HUNTER VERSION

この「モンハン」が今年で10周年を迎えることと、ドゥカティのモンスター1200が新登場するタイミングがちょうどマッチしたこともあり、今回誕生したのがこの「モンスターハンターバージョン」である。

イメージモチーフはゲームを代表する火竜の「リオレウス」。

画像3: MONSTER HUNTER VERSION

タンク上には竜の背中を、サイドには灼熱の炎をイメージしたペイントが施され、スペシャル感満点の仕上がりになっている。

画像4: MONSTER HUNTER VERSION

完全なハンドペイント仕上げで、価格は181万円。2014年10月31日までの受注生産となっている。

画像5: MONSTER HUNTER VERSION

●PHOTO:南 孝幸/赤松 孝 ●TEXT:宮崎敬一郎

公式サイト

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