レースは4時間を経過しました。トップ争いは、戦前の予想通り、ホンダとヤマハ、それにカワサキのファクトリーチーム! HRCはここまで高橋巧とステファン・ブラドルが乗り、清成龍一を温存。ヤマハファクトリーレーシングは中須賀→アレックス・ロウズ→マイケル・ファン・デル・マークの3人、そしてカワサキがレオン・ハスラム→ジョナサン・レイで回し、トプラック・ラズガットリオグルを温存。この3チームが順位を入れ替えながらトップ争いを展開しています。
中でも、順位変動にかかわってきているのが燃費。ピットインのタイミングがチームによって違っていて、1回目のピットストップはヤマハ→カワサキ→ホンダの順で、1回目のタイミングでホンダが引っ張ったことで2~3周分のマージンを確保。トップ3チームの3人がスピードを競い、中須賀とハスラム、高橋の3人、ロウズ→レイ→ブラドルの3人がバトルをすると、ヤマハは3人目にVD・マークにバトンを渡しますが、カワサキはハスラム、ホンダは高橋にバトンが渡ります。
レースが4時間を経過したときにはKRT→ヤマハファクトリー→HRCの順ですが、まずKRTがピットへ、次にヤマハが入ると、HRCは2~3周くらい多く走り、結果HRCがトップへ、それからまた順位争いがリセット、という流れが続いています。
このままくと、やはり2人制チームは疲労がたまり、3人目をどこで投入するか、または温存したままにするのか、そしてHRCが1回につき3周多く走るてことは、7回ピットで3×7=21…ってことは1回分給油しなくて済む計算に限りなく近くなります。そこに、たとえばセーフティカーが出て低速走行が何周か続くと……ホントにHRCは6回ピット作戦を完遂できるのかもしれません……。
さてさてどーなる、な鈴鹿8耐の後半戦なのです。