GSXシリーズの起源であるGSX750Eの誕生から35年が経ち、様々なモデルが生み出されてきたGSXシリーズにアグレッシブなハイスペックスポーツモデルが新たに加わった。
それが、GSX-S1000 ABS、GSX-S1000F ABSだ。
GSX-R1000の中でも評価の高いK5エンジンを搭載しつつ、軽快なハンドリングを約束してくれるアップハンドルの組み合わせは、海外メディアからも高い評価を受けた。

スタイル以上に過激なメカニズムが望みのライディングを可能にする

長い歴史の中で、排気量の大小、スーパースポーツからベーシックなネイキッドスポーツまで、さまざまなモデルが登場してきたGSXファミリー。

その中でも2015年にデビューしたのがGSX-S1000だ。

画像: SUZUKI GSX-S1000

SUZUKI GSX-S1000

このGSX-S1000、一言でいってしまえばスーパースポーツ的なメカニズムをベースに、アップライトなポジションを与えた、いわゆるスーパーネイキッドに分類されるモデル。

一見すると異形ヘッドライトやシュラウド、マスの集中化のためにタイトにまとめられたシートやマフラーなど、軽快でワイルドなイメージのネイキッドスタイルにまず眼を引かれるだろう。

しかしスタイル以上にそのメカニズムは過激だ。

画像1: スタイル以上に過激なメカニズムが望みのライディングを可能にする

エンジンはスーパースポーツであるGSX-R1000、その2005年〜2008年モデルに搭載されていたロングストローク設定のユニットをベースに、パワー特性を見直してストリート向けに分厚いトルクを発揮するようにリファインされたもの。

画像2: スタイル以上に過激なメカニズムが望みのライディングを可能にする

アルミツインスパーフレームもGSX-R系の基本構造をベースにしながら、ネイキッドに求められる走りに合わせて新設計。

足回りもカヤバ製のフルアジャスタブル倒立フロントフォークにブレンボ製ラジアルマウントモノブロックキャリパー、GSX-R譲りのスイングアーム、伸び側減衰力とプリロード調整が可能なリアサスなどのスーパースポーツ顔負けの充実装備。

画像3: スタイル以上に過激なメカニズムが望みのライディングを可能にする

209kgという軽量さ、1460mmという短いホイールベースなどのディメンションも含め、俊敏な走りを可能とするセッティングだが、あくまで街乗りからワインディングまで、ストリートでライディングを楽しむのが前提の造りだ。

GSX-S1000の注目ポイントとしてはトラクションコントロールも見逃せない。

画像4: スタイル以上に過激なメカニズムが望みのライディングを可能にする

スポーツ走行向けのモード1、ストリート向けのモード2、ウェットなどを想定したモード3、そして動作オフを選択可能。

その完成度の高さは、パワーモードが装備されていないことからも分かる。快適なポジションをもたらすアップハンドルに、ロードスポーツでは珍しいレンサル製のファットバーを採用。

画像5: スタイル以上に過激なメカニズムが望みのライディングを可能にする

スズキ車では初めてスイッチをワンプッシュするだけで始動するプッシュスタートシステムも装備するなど、細かな部分での使い勝手にも配慮されている。

GSX-S1000Fは、GSX-S1000とメカニズムは基本的に共通。

しかし、デュアルヘッドライトと大型のスクリーンが目立つフルカウルを装備することによって、ライダーを走行風から守るウインドプロテクション性能が向上。

画像: SUZUKI GSX-S1000F

SUZUKI GSX-S1000F

スポーティさを犠牲にせず高速走行時の快適さを実現し、ツーリングも快適に楽しめる魅力的なオールラウンダーというべき存在だ。

SPECIFICATION
全長×全幅×全高 2115×795×1180mm
ホイールベース 1460mm
シート高 810mm
車両重量 1209[214]kg
エンジン形式 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量 998cc
ボア×ストローク 73.4×59.0mm
圧縮比 12.2:1
最高出力 145PS/10000rpm
最大トルク 10.7kg-m/9500rpm
燃料供給方式 FI
燃料タンク容量 17L
キャスター角/トレール 25°00’/100mm
変速機形式 6速リターン
ブレーキ形式 前・後 油圧式ダブルディスク・油圧式ディスク
タイヤサイズ 前・後 120/70R17・190/50R17

公式サイト

This article is a sponsored article by
''.