画像3: 【昭和2年9月号の内容は、すでに公開中!】

昭和3年(1928)新年特集号。下3分の1が破れちゃっております。

先ほどまでと、ロゴが変わりましたね!

表紙広告はまたしてもH-Dだったようです。

(破れて下に見えているのはインディアン。ヘッドライトが絶妙に表紙のものと組み合わさっちゃっていて、だまし絵のように見えます。汗)

この号には、読者投票による「人気オートバイ番付」が掲載されていました。その結果は、ぜひ前回の記事でご覧ください。

画像: この号は特別定価なのか、80銭でした。

この号は特別定価なのか、80銭でした。

さて、裏表紙が変わりました!

イギリスのメーカー「アリエル」です。1800年代からエンジン付き三輪を発売していましたが、1944年にBSAに売却され、1970年代に一度アリエル・ブランドの二輪車は姿を消します。

画像1: 昭和3年(1928)新年特集号。下3分の1が破れちゃっております。

しかし、2014年に同ブランドから「エース」というホンダVFR1200のV4エンジンを積んだバイクが登場。現在もブランドは存続しています。

画像2: 昭和3年(1928)新年特集号。下3分の1が破れちゃっております。

続いては昭和3年9月号。やはり表紙広告はH-D。そしてひとつ前からそうでしたが、表紙広告がこの年から下半分になったようです。

上側のイラストが粋ですね。貴婦人のような女性がオープンカーでタバコを吸っています。

いまでは、いろいろとアリエない表紙です(笑)。

画像: いまでは、いろいろとアリエない表紙です(笑)。

しかし裏表紙はアリエル! 

前回とイラストは同じですが、配色が変わりました。バイクもカラーで見やすいです。

値段は50銭に戻っています。

画像1: しかし裏表紙はアリエル!

昭和4年(1929)1月号。表紙広告は安定のH-Dです。

個人的に今回見つかった中では、色づかいやシチュエーションが一番好みでした。印刷技術も年々高まっている気がします。

裏表紙はひとつ前と同じアリエルだったので次にまいります。

画像2: しかし裏表紙はアリエル!

これがラスト、昭和4年4月号です。ハーレーダビッドソンの新型500㏄が表紙広告を飾っています。

徐々に販売店の店舗が減っていましたが、この号では東京・大阪・大連の3つになっていますね。

画像3: しかし裏表紙はアリエル!

裏表紙はアリエルですが、イラストが変わりました。
車両がすっごくオシャレですね!

画像4: しかし裏表紙はアリエル!

いかがでしたか? 表紙と裏表紙だけでも歴史を感じさせてくれて、取材時は時間がいくらあっても足りませんでした。

今後は、それぞれの号の記事へとフォーカスしていきます。どうぞお楽しみに!

(写真:柴田直行/文:西野鉄兵)

画像1: 今後は、それぞれの号の記事へとフォーカスしていきます。どうぞお楽しみに!
画像2: 今後は、それぞれの号の記事へとフォーカスしていきます。どうぞお楽しみに!

取材に協力いただいたのは、横浜市の馬車道にある神奈川県立歴史博物館です。現在、月刊オートバイの展示はございませんが、外観から展示物までたっぷり楽しめるスポットですよ。

現在発売中の月刊オートバイでは、国産1号車から2020年の最新モデルまで一挙に見られる「ニッポンのバイク112年史」を掲載しております!

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