国内仕様も予定! 期待のミドルSS
カワサキが誇るスーパースポーツ、ニンジャZXシリーズの
中核を担うミドルスーパースポーツ、ニンジャZX-6R ABSが
大胆なフルモデルチェンジを遂げて登場しました。
もともと日本でも人気を博していた、ハイパフォーマンスと
扱いやすさを兼備したモデルの新型だけに、まずは
気になるその内容をじっくり見ていきましょう!
フロント、テールカウルのデザインを一新した新型は、
ニンジャシリーズ共通のデザインを取り入れ、独自の存在感を
アピール。フラッグシップのH2や、弟分の400や250にも通じる
「ファミリーフェイス」は、ひと目でニンジャとわかる個性的なスタイルです。
エンジンは従来型をベースにユーロ4に対応、今回は詳細な
パワースペックこそ発表されていませんが、従来型と同等の
性能を確保しているようです。もともと排気量が636ccで、
他の600スーパースポーツに比べてトルクが豊かで扱いやすいのですが、
今回はさらに最終減速比を小さくすることで、
低速回転域でのエンジンの力強さを一層増しているのも特徴です。
さらに、今回からクイックシフターの「KQS」も標準装備されています。
ニンジャ400や250にも似た形状のヘッドライトはLEDを採用。
センターには大きなラムエアダクトが備わっています。
逆スラントのライトにセンターラムエア、というスタイルは
初代の636を彷彿させるデザインで、非常に戦闘的です。
先進のABSシステム、KIBSは従来型から継承。タイヤは今回から
BSの新作・S22に変わりました。トラクションコントロールの
KTRCも引き継がれています。
サイレンサーの外観も一新。本体に新たな仕上げ処理を施し、
新設計のエンドキャップを装備して、一層スポーティな仕様としています。
フロントシートは前後長を短くしてフィット感を向上したほか、
フロントカウル内には電源供給ケーブルを新設、日常の使い勝手にも
配慮した内容となっています。さらに、日本仕様にはETC2.0も装備!
ツーリングユースにも対応した、充実の内容となっています。
発売は2018年10月より、各国で順次開始されるという新型ZX-6R ABS。
日本仕様の気になる詳細は、続報が入り次第お伝えしますので
こちらもお楽しみに! 次号「月刊オートバイ」12月号でも
じっくりご紹介しますよ!
SPECIFICATIONS
全長x全幅×全高 2025x710x1100mm
ホイールベース 1400㎜
シート高 830㎜
最低地上高 130mm
車両重量 193/196(ABS)㎏
エンジン形式 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量 636㏄
ボア×ストローク 67x45.1mm
圧縮比 12.9
最高出力 NA
最大トルク NA
燃料供給方式 FI
燃料タンク容量 17L
キャスター角/トレール 23.5度/101mm
変速機形式 6速リターン
ブレーキ形式 前・後 φ275㎜ダブルディスク・φ186㎜ディスク
タイヤサイズ 前・後 120/70ZR17・180/55ZR17