次世代スポーツCBのミドルクラスを担う
コンセプトモデルを世界初公開!
インターモトが開催されているのはドイツですが、
同時期にお隣の国・フランスで開催されているパリサロンで、
ホンダが新しい「ネオスポーツカフェ」コンセプトを発表しました。
CB1000Rを頂点に、250R、125R、海外モデルには150Rと300Rを
ラインアップするこのシリーズ。スポーツネイキッドでありながら、
既存のストリートファイター路線とはあえて一線を画し、素材の
上質感を前面に出した、高い所有感も大きな魅力の一つ。
そのシリーズのイメージを引き継ぐコンセプトモデルとして登場したのが
このモデルでもなのです。
コンセプトなので詳細なスペックはありませんが、排気量はミドルクラスとされ、
欧州では「次期CB650Rのプロトタイプ」ともっぱらの噂となっています。
もしこれがミドルクラスのモデルなら、もともとネオスポーツカフェシリーズの
デザインの発端となったのが、イタリアホンダが手がけたCB600Fベースの
カフェカスタムでしたので、初期のコンセプトがついに現実のものとなるわけです。
ミドルクラスであることを匂わせる特徴的なパーツが、
この写真で見ることができます。それはエキパイ。
おそらく、このバイクのベースとなるのはCB650Fですが、
4本のエキパイを綺麗に車体右側で揃える、個性的なレイアウトを
このネオスポーツカフェコンセプトも継承しています。
CB125Rにも通じる、逆スラントデザインのシュラウドは
アルミ仕上げ。テールカウルは125や250とは異なる形状で、
スイングアームマウントのナンバーステーを組み合わせれば、
テールまわりはむしろ1000に近い雰囲気となりそうです。
ワイドなタンクですが、角張った1000のものとは異なり、
このコンセプトはボリューミーですがボディラインは滑らかになっています。
シート部分の絞り込みを大きく取った、グラマラスなボディーです。
イグニッション周辺はすでに市販車用のものと思しきパーツとなっており、
このコンセプトの市販化が近いことをうかがわせます。
本誌「月刊オートバイ」12月号では、このネオスポーツカフェコンセプトの
続報もしっかりお届けしますので、ぜひご期待ください!