シャッキリとした白い光で闇を切り裂く
LEDバルブのメリットとして挙げられているのは高い輝度(明るさ)と少ない消費電力、バルブ切れトラブルの無さ。ヘッドライトの照射範囲と明るさが自動車に劣り、発電容量の余裕も少ないオートバイには最適のアイテムだけに、現在のバルブと交換することを考えている人も多いだろう。だが、ほとんどのLEDヘッドライトは車体にコントローラーまたはドライバーユニットを取り付けてバッテリーとヘッドライトに配線を引かなければならないので装着が面倒。そこで試したのがノーマルバルブと差し替えるだけで使えるベロフのプレシャス・レイだ。
![画像: 手で持っているフランジ部分から上はハロゲンが50㎜でLEDは45.7㎜。フランジから下はそれぞれ40.5㎜と34㎜。(共にカプラー込みの寸法)価格:1万4580円 [ 問 ]デイトナ TEL.0120-60-4955 www.daytona.co.jp](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16782548/rc/2018/09/11/5b9a8f5a597941ca4df900c518e0b3105f50b49b_xlarge.jpg)
手で持っているフランジ部分から上はハロゲンが50㎜でLEDは45.7㎜。フランジから下はそれぞれ40.5㎜と34㎜。(共にカプラー込みの寸法)価格:1万4580円
[ 問 ]デイトナ TEL.0120-60-4955
XSR700に装着してみたが、取り付けの妨げになる要素は一切なく、10分程度で交換完了。ただしフランジ部分から後端までの長さがハロゲンバルブ+カプラーよりも6・5㎜長く、ヒートシンク部の直径も43㎜あるので、ヘッドライトケースの形状によっては寸法的に収まらなかったり、ケース内にある配線の取り回しを工夫する必要があるだろう。念入りにヘッドライトケースの寸法をチェックしてから購入することをお勧めする。

ユニット後部にはアルミ製ヒートシンクと小型の電動ファンがあり、バルブの熱を強制的に放出。温度が許容範囲を超えると自動的に出力を絞る構造だ。
ノーマルのH4ハロゲンバルブ(55/60w)との明るさの違いは歴然としていて、体感的には2倍の明るさ。6500ケルビンの白い光でコントラストが強調され、対象物がクッキリと見える。それでいて消費電力は純正ハロゲンバルブの約半分だから、発電量の少ない旧車や小型車、グリップヒーターなどの電装系アクセサリーを取り付けている車両でも安心して使えることも魅力。
LOW BEAM


ロービームでは左右方向まで広く照らし出す。グレアも少ないので対向車を幻惑することもないだろう。
HIGH BEAM


ハイビームではより遠くまでクッキリと照らし出してくれる。ハロゲンとの光色の違いにも注目。
現在使っているH4バルブヘッドライトの明るさ、光色に不満を持っているライダーなら交換するだけでスッキリするはずだ。