専用パーツも投入したクラシックカフェスタイル
先に東京モーターショーでデビューを果たし、世界中で大反響を呼んだZ900RSに続き、昨年のミラノショーで登場し、大きな話題となったZ900RSカフェ。1970年代のZ1レーサーのイメージをふんだんに取り入れた、カスタム色の強いカフェレーサースタイルに仕立てられた、Z900RSとは違ったバリエーションモデルだ。
そんなZ900RSカフェだが、ついに国内向けに正式発売されることが決定した。気になる発売時期は3月からとなっている。
基本的なメカニズムやスタイリングはスタンダードのZ900RSとほぼ共通だが、コンパクトなビキニカウルを装着してイメージを一新、さらにシートやハンドルに専用パーツを採用し、カラーリングもレーシーなグラフィックに変更することで、RSの重厚な雰囲気とはまた違った魅力を引き出している。
70年代の香りを濃厚に漂わせるこのカフェ、価格は135万円と発表されている。
SPECIFICATIONS
全長×全幅×全高 2100×845×1190㎜
ホイールベース 1470㎜
最低地上高 130㎜
シート高 820㎜
車両重量 217㎏
エンジン形式 水冷4ストDOHC4バルブ並列4気筒
総排気量 948㏄
ボア×ストローク 73.4×56㎜
圧縮比 10.8
最高出力 111PS/8500rpm
最大トルク 10.0㎏-m/6500rpm
燃料供給方式 FI
燃料タンク容量 17ℓ
キャスター角/トレール 25度/98㎜
変速機形式 6速リターン
ブレーキ形式 前・後 φ300㎜ダブルディスク・φ250㎜ディスク
タイヤサイズ 前・後 120/70ZR17・180/55ZR17
DETAIL
ココがPOINT
スタンダードのZ900RSとCAFEの比較写真。赤のシルエットがスタンダードで、CAFEのほうがハンドルが低く、シート高がやや高く、タンデムシート部に膨らみを持たせているのがわかる。ここまでやっても、車両重量は2㎏増に抑えられている。
COLOR VARIATIONS
RIDING POSITION(身長:176㎝ 体重:68㎏)
ハンドルマウントのビキニカウルと組み合わされるのは、少し低めのコンチハンドル。シングルシート風の形状をしたシートも、オプションのハイシートとスタンダードの中間の高さで、少し前傾姿勢になっているが、自然な位置関係でまとまりがいい。