Z1直系の900㏄モデルの最終型!
初代Z1から4代目となる1976年モデルからは車名がZ1ではなく、排気量を表記するZ900(北米向けモデルはKZ900)に変更されている。エンジンや車体の基本的なメカニズムやスタイリングは初代Z1から受け継がれたものだが、騒音対策のための大容量なエアクリーナーと、2㎜小径化されたVM26SSキャブレター装着という吸気系の改良が施され、合わせてサイドカバーの形状も変更。マフラーも同じく騒音対策のためにデザインは4本出しのまま内部構造を変更されている。その結果、最高出力が従来の82PSから81PSへとややダウン。さらにフロントブレーキのダブルディスク化(北米向けはシングルのまま)、メーターのインジケーターパネルのデザイン変更など細部まで見直され、Z1直系の900㏄モデルの最終型として高い完成度を備えていた。
●エンジン型式:空冷4ストロークDOHC2バルブ並列4気筒
●総排気量:903.2㏄
●内径╳工程:66╳66㎜
●圧縮比:8.5
●最高出力:81HP/8000rpm
●最大トルク:7.3㎏-m/7500rpm
●燃料供給方式:キャブレター[VM26SS]
●変速機型式:5速リターン
●全長╳全幅╳全高:2200╳865╳1170㎜
●軸間距離:1490㎜
●シート高:813㎜
●乾燥重量:241㎏
●燃料タンク容量:17L
●タイヤサイズ(前・後):3.25H-19・4.00H-18