超フラットでハイグリップな新路面での初開催

画像1: 超フラットでハイグリップな新路面での初開催

ダンロップ・オートバイ杯ジムカーナの第4戦が、茨城県下妻市の筑波サーキット・ジムカーナ場で9月24日に開催された。今回、参加者から注目されていたのは何といっても路面。第3戦からの2ヶ月あまりのインターバルの間に、筑波サーキット・ジムカーナ場の路面の改修工事が行われたのだ。その結果、全面が均一の継ぎ目もない新しい舗装で、まるで鏡のようにフラットな路面に一新。これまでは場所によって突然滑りやすくなったり、微妙なうねりがあったりしたのが解消、これまで以上にハイスピードなアタックが可能になることが予想された。天候も晴れで路面も終始ドライ、コースの設定も比較的シンプルなセクションを組み合わせた全開区間の多いものだった。

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とはいえ誰も走った経験のない路面だけに手探りでのアタックになるかと思えば、ノービスからシードの上級クラスに進むにしたがって、これまでと変わらない全開アタックになっていく。そしてこの日、いち早く路面に適応した走りで総合トップタイムを叩き出したのは、なんとB級・小川選手&NSR250Rだった! タイムは第1ヒートから約2秒を削り取る1分33秒757。今シーズン安定した速さを見せていた小川選手は「ポイントが取れればいいや、と思って走っただけで、まさか勝てるなんて!」と、嬉しさ半分驚き半分といったところ。しかしA級を抑えてのこの勝利で、ポイントランキングも3位に浮上。さらにシーズン中としては異例のA級特別昇格も果たした。

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2位は冨永選手&NSR250Rでタイムは1分34秒006。ただし、このタイムは第1ヒートでのタイムで、第2ヒートではタイムを短縮できなかった。「調子は良かったし新しい路面でも乗れてはいたんだけど…攻め切れてなかった、ということなんですかね」とコメント。ポイントランキングも2位をキープ。

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改修前の筑波では圧倒的な速さを見せてきた、ディフェンディングチャンピオンの池田選手&NSR250Rは1分34秒977で3位。第1ヒートはアタックに失敗したものの、第2ヒートでは新しい路面でもしっかりとタイムを残してきた。ポイントランキングのトップも守っている。

画像5: 超フラットでハイグリップな新路面での初開催
画像6: 超フラットでハイグリップな新路面での初開催
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4位にはまたもB級・三崎選手&DR-Z400SMが、第2ヒートで1分34秒646をマークして多くのA級選手を抑えて入賞した。5位となったのはA級・大越選手&GSX-R750、第1ヒートでの転倒をものともせず、重たいSB級マシンながらも第2ヒートで1分34秒977を記録。6位にはA級・大瀧選手&FE450が、1分35秒054をマークして続いた。

なお、この日の総合上位10台の結果は以下の通り。

1位 小川直人 NSR250R 1'33.757(B級)
2位 冨永崇史 NSR250R 1'34.006
3位 池田秀一 NSR250R 1'34.334
4位 三崎雅也 DR-Z400SM 1'34.646(B級)
5位 大越研二 GSX-R750 1'34.977
6位 大瀧豊明 FE450 1'35.054
7位 辻家治彦 GSX-R1000 1'35.318
8位 小崎弘敬 ZX-10R 1'35.364
9位 松本 崇 MT-03 1'35.389
10位 矢嶋 尊 GPMR-250 1'35.497
※特記ないかぎりA級

このオートバイ杯ジムカーナ第4戦のレポートは、今後月刊オートバイ誌上にも掲載される予定。詳細な全クラスのリザルトや、各地のジムカーナイベント日程といった二輪ジムカーナ情報は、JAGE(二輪ジムカーナ主催者団体協議会)のホームページで確認できる。

なおオートバイ杯の次回開催は、10月8日(日)に茨城県かすみがうら市のトミンモーターランドで開催される特別戦“ジムカーナJAPAN”だ。

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