築かれた伝統と、現在のライダーが求める機能を融合
オートバイのタンクの上に固定して、走行途中にも簡単に荷物を出し入れできるタンクバッグ。現在もごく普通に多くのライダーが便利に使っている、このタンクバッグの元祖はコロナ産業というメーカーだった。コロナのタンクバッグの歴史は、1958年にまで遡る。この元祖タンクバッグは、平たい本体の上面に車体前方からライダー側に向かってジッパーで開けるフラップ状のフタを組み合わせた、現在のタンクバッグのスタイルがすでに完成されていたのだ。
使いやすさに加えて、上質な帆布や金具を使用して丁寧に生産された品質の高さもあって大人気となり、それに合わせて製品ラインアップも拡大。一般ライダーはもちろん、ハードな業務に使うプレスライダーにも愛用され、「タンクバックといえばコロナ」と言われる存在となっていった。しかし80年代を過ぎたあたりからライバルメーカーに押されるようになり、近年になってコロナ産業は廃業、残念ながらその歴史に幕を閉じた。
しかし、いまだに修理しながら愛用している人がいるほどの根強い人気に応えて、昨年ついにコロナのツーリングバッグが復活。正式に権利を取得したジャパンドラッグから、コロナの伝統を守りながら、現在のライダーが求める機能を融合させた、新生コロナタンクバッグが発売されたのだ。国内生産による素材や縫製のクオリティも追求した、まさにこだわりの逸品を手にするなら今しかない!
コロナツーリングバッグ(Lサイズ)■税込価格:2万3760円
コロナツーリングバッグ(Sサイズ)■税込価格:1万9440円
撮影/赤松 孝、南 孝幸
問い合わせ(総販売元)&公式サイト
ジャパンドラッグ ☎049-246-3528