新型防眩鏡採用で後続車のヘッドライトが眩しくない!

夜間走行でイラッとするのが、後続車の眩しいヘッドライト。最近は警察が「ヘッドライトはハイビーム(上向き)が基本」という啓蒙活動を行っていることもあって、上向きのまま延々と走る車が多くなった。視認性が上がって事故予防に効果的なのは判るが、前走車にとってはいい迷惑。明るいHIDやLEDヘッドライト採用車も増えているし……。「ナポレオン」ブランドで有名なタナックスでは、早くからヘッドライトの眩しさを低減するバックミラーを市販していたが、新たに可視光線の中から人間が眩しいと感じる波長の光だけを抑えるミラーを開発。カウリング装着用とハンドルバー装着用をリリースした。

純正ミラーと比べると鏡面色が紫がかっているが、実際にはこれといった違和感はなく、鏡面の曲率が小さいので純正よりも視野角が広くて見やすいことのほうが印象的。夜間走行では謳い文句どおり後続車のヘッドライトが穏やかに見える。もちろん至近距離でHIDやLEDヘッドライトを上向きにされれば気にはなるが、目に刺さるような眩しさではないから不快に感じるしきい値は大きく上がっている。

また、今回紹介した2種類のミラーは鏡面だけではなく、ステーの向きも多様に調整できるので車種に関わらずちょうどいい位置に設定できることも魅力。メーカーもこのミラーを純正採用してくれればいいのにと思わせる、完成度の高いアイテムだ。

■価格(税込)
カウリングミラー6:8856円、カウリングミラー7:8748円、シャークミラー3:8640円

ノーマル

画像: 13年式ニンジャ1000のノーマルミラーは車体の重厚さに対して少し貧弱なイメージ。ステー基部の位置調整も前後方向のみ。

13年式ニンジャ1000のノーマルミラーは車体の重厚さに対して少し貧弱なイメージ。ステー基部の位置調整も前後方向のみ。

TANAX ナポレオンミラー カウリングミラー

画像: ニンジャ1000に装着したのは短めのステーを採用した“カウリングミラー7"。空力特性を考慮したデザインで、ステーやミラーハウジングはアルミダイキャスト製だ。

ニンジャ1000に装着したのは短めのステーを採用した“カウリングミラー7"。空力特性を考慮したデザインで、ステーやミラーハウジングはアルミダイキャスト製だ。

ココに注目!!

画像: レイセーブミラーは特定の波長の光をカットするため鏡面が薄紫色になっている。もちろん新保安基準に適合しているので車検も問題ない。

レイセーブミラーは特定の波長の光をカットするため鏡面が薄紫色になっている。もちろん新保安基準に適合しているので車検も問題ない。

画像: ステー基部には3か所の可動部分があり、ハウジング部分の調整機構と併せて最適な位置にセッティング可能。シャークミラー3には正ネジ、逆ネジの取り付けボルトが付属する。

ステー基部には3か所の可動部分があり、ハウジング部分の調整機構と併せて最適な位置にセッティング可能。シャークミラー3には正ネジ、逆ネジの取り付けボルトが付属する。

画像: ハンドルバー取り付け用が“シャークミラー3"。取り付けベースの形状以外はカウリングミラー6/7と共通だ。左右のレバーホルダーに取り付け穴があれば写真のようにカウルミラーからハンドルミラーに変更可能。

ハンドルバー取り付け用が“シャークミラー3"。取り付けベースの形状以外はカウリングミラー6/7と共通だ。左右のレバーホルダーに取り付け穴があれば写真のようにカウルミラーからハンドルミラーに変更可能。

画像: 歩行者や障害物と接触した時にステーの基部が回転して衝撃を逃がす「ショックスルージョイント」を採用。実用性だけではなく、安全面にも配慮されている。

歩行者や障害物と接触した時にステーの基部が回転して衝撃を逃がす「ショックスルージョイント」を採用。実用性だけではなく、安全面にも配慮されている。

[ 問 ]タナックス TEL. 04 - 7150 - 2450

 

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