液晶モニターでバッテリーの電圧管理もできるグリップヒーター

グリップヒーターは真冬の装備というイメージがあるが、実際は10月から5月ぐらいまで使うし、夏場でも雨の日や山岳地域のツーリングでもスイッチを入れる。ツーリングライダーはもちろん、通勤通学ライダーも一度使ったら手放せなくなること間違いなし。用品メーカーからは数多くのグリップヒーターが市販されているが、僕がニンジャ1000に装着しているのが操作部に液晶モニターを備えたエンデュランスの『HG』だ。

温度調整は最弱の約60℃から最強の約90℃までの5段階で、消費電力は約20W~40W。ヒーターはグリップ全周に入っているから指から掌までまんべんなく暖まる。実用的なのがスタートアシスト機構で、「スイッチを入れると最強レベルで5分間暖め、その後は最弱に落とす」といった設定ができる。初期レベルと時間、最終レベルを任意に設定できるのも便利。そして最大の特徴が電圧計機能。6Vから18Vまで0・1V単位で表示され、バッテリーの状態をリアルタイムで把握できる。さらに設定した電圧(10V~13Vの間で任意設定可能)以下になると自動的にレベルを落とし、電圧が上がると復帰するレギュレート機能も備えている。

4年間使い続けているが、電気的トラブルやグリップラバーの劣化はない。グリップ径もφ34㎜に抑えられ、握ったときの違和感もない。誰にでもお勧めできる優秀な製品だ。

画像1: 液晶モニターでバッテリーの電圧管理もできるグリップヒーター
画像2: 液晶モニターでバッテリーの電圧管理もできるグリップヒーター
画像: 液晶モニター左側に温度レベル、右側に電圧を表示。その下のメインスイッチは大きめで、グリップ近くに設置しておけば走行中でも操作できる。付属のハンドルバー用取り付け台座は回転式で、ベストな角度に固定できる。装着作業は難しくないが、イグニッション連動の電源を取る必要がある。

液晶モニター左側に温度レベル、右側に電圧を表示。その下のメインスイッチは大きめで、グリップ近くに設置しておけば走行中でも操作できる。付属のハンドルバー用取り付け台座は回転式で、ベストな角度に固定できる。装着作業は難しくないが、イグニッション連動の電源を取る必要がある。

画像: グリップヒーターは発熱体が入っているためグリップの径が太くなるが、この製品は実測でφ34㎜。純正グリップの多くはφ31~32㎜程度なので違和感はほとんどない。

グリップヒーターは発熱体が入っているためグリップの径が太くなるが、この製品は実測でφ34㎜。純正グリップの多くはφ31~32㎜程度なので違和感はほとんどない。

ココに注目!!

グリップの長さは115㎜、120㎜、125㎜の3種類。エンドは貫通タイプで写真のキャップが付属。ハンドルのグリップ部がφ22.2㎜なら50㏄スクーターから大型モデルまでに装着できる。

画像: ココに注目!!

【スタッフボイス】
液晶表示タイプと点灯表示タイプをラインアップ

「HG」は液晶モニターによる電圧と温度レベルの表示が特徴だが、液晶モニターを省いた普及版が「NEO」。温度レベルは5個のLEDで表示されるので、電圧表示が不要ならこちらを選ぶのもいいだろう。グリップ部はHGと同じなので保温能力も変わらなし、電圧が11.5V以下に下がると自動的にオフになる機能も備えている。税込みで6480円と価格的にも手頃だ。

画像: 【スタッフボイス】 液晶表示タイプと点灯表示タイプをラインアップ

商品概要

ENDURANCE GRIP HEATER HG
価格:9720円 [汎用タイプ/税込]
 
グリップサイズ:115㎜、120㎜、125㎜ グリップ外径:φ34㎜ ヒーター仕様:グリップ全周巻き 機能:電圧計、スタートアシスト、レギュレート

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