まとめ:webオートバイ編集部

作者・望月三起也先生が飛葉の相棒に選んだ、当時最先端のCB750FOUR

©望月三起也
作者の望月三起也先生は「CB750フォアが登場した時はそれはもう衝撃的で、あの当時、一番新しくて一番凄い。それも圧倒的にね。これは飛葉を乗せるしかない!」と即決。CB750FOURは飛葉、そして『ワイルド7』の代名詞的存在になっていく。
HONDA CB750FOUR[K0]1969年

1969年8月、一般的な量産二輪車では世界初の並列4気筒エンジンを搭載するドリームCB750FOUR(フォア)が登場。当時は大型オートバイでもエンジンは2気筒が中心で、ホンダのフラッグシップを担ってきたCB72、CB77、CB450はいずれもツインエンジンを搭載していた。
それまで、世界のマーケットをリードしていたのは、トライアンフ、BSA、ノートンといった英国車勢。1960年代、ホンダはすでに世界グランプリで数多くの栄冠を獲得していた。RCレーサーや四輪市販車のTシリーズとSシリーズで、並列4気筒の実績を十分に積んでいたのである。
単気筒車や2・5・6気筒車も存在したRCレーサーの開発により、振動の抑制には多気筒化が有効であることを熟知していた。CB750FOURは、当時の常識だったツインエンジンとは次元が異なるパフォーマンスを発揮する並列4気筒エンジンにより、並み居るライバル車を凌駕した。
広く販売する量産市販車ゆえの工夫も凝らされた。具体的には、ボア×ストロークとクランクケース内の4軸構成によってエンジンの左右幅を抑え、OHCの動弁系とドライサンプの潤滑方式によってエンジン高を抑制。動力伝達用スプロケットを中央に配置した一体鍛造クランクシャフトも、小型化に寄与している。
このCB750FOURは、やがてナナハンブームを巻き起こすことになる。
HONDA CB750P[K0]1970年

サイドカバーのエンブレムもデザインは同じだが、カラーリングはオレンジからブラックベースに変更されている。全身ホワイトの白バイに渋くマッチしていた。
“世界最高級の超高性能オートバイ”として、爆発的人気を誇ったCB750FOUR。最高速度200km/h、0→400m加速12.4秒という、ずば抜けたパフォーマンスと圧倒的存在感を放ち、1970年1月、警視庁管内の交通機動隊に白バイとして計200台が採用された。
この国産初の4気筒750ccモデルは、白バイ=ナナハンというイメージを決定づけ、路上を制する存在としてトップに君臨する。

モノクロのロケ写真は1970年1月20日、東京・桜田門の警視庁前で、秦野章警視総監の出席のもとに行なわれた、新鋭白バイ100台による試走式の模様。白バイ仕様のCB750Pは、主として幹線道路に配置された。

飛葉が乗るCB750FOURは、1979年の『ワイルド7』連載終了まで一貫して「K0」。イラストの銃はコルト・ウッズマンだが、車体右側のショットガンホルダーにはレミントンM31を装備する。
©望月三起也
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©望月三起也
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