まとめ:松本正雅
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日常の移動を楽しむ、新世代のモト・グッツィ

MOTO GUZZI
The Trip
2027年モデル
モト・グッツィが発表した「The Trip(ザ・トリップ)」は、扱いやすさと走る楽しさを重視した新型ロードスターだ。メーカーはこのモデルを、モト・グッツィの新世代の幕開けを告げる1台と位置付けている。
開発にあたって掲げたのは、日々の暮らしのなかでバイクと過ごす時間を豊かにすること。通勤や仕事帰りのひと走り、思い立ったときのショートツーリングなど、身近な移動の楽しさに目を向けたモデルである。
初めてモト・グッツィに触れるライダーはもちろん、経験豊富なライダーや、しばらくバイクから離れていたリターンライダーも想定。ブランドの個性と、現代の生活に求められる使い勝手を両立させている。
並列2気筒エンジンを搭載! 車重は走行可能状態で180kg

大きな注目点は、パワーユニットに並列2気筒エンジンを採用したことだ。500クラスのロードスターとして紹介されており、最高出力は48hpに迫る数値を公表。欧州のA2免許に対応する仕様となっている。
メーカーによれば、低回転域から豊かなトルクを発揮し、スムーズなレスポンスを備えるという。市街地ではゆったりと扱え、街を離れれば走りそのものを楽しめる特性を目指している。
車重は走行可能状態で180kg。自然なライディングポジションを採用し、シート高は790mmからと案内されている。日常の取りまわしや交通量の多い市街地でも、ライダーが気負わず接することのできるパッケージが特徴だ。
なお、今回のリリースでは正確な総排気量や最大トルク、サスペンション、ブレーキなどの詳細諸元は明らかにされていない。
15Lの金属製タンクと丸型TFTメーターを採用

スタイリングは、シンプルで現代的なデザインを追求。装飾を重ねるのではなく、車体各部のバランスやすっきりとした面構成、ブラック仕上げの2気筒エンジンの存在感を引き立てている。
燃料タンクは容量15Lの金属製。フルLEDヘッドライトには、モト・グッツィを象徴するイーグルを現代的に解釈した意匠を取り入れた。シートには車名の刺繍を施すなど、細部の仕上げにもこだわっている。
メーターには、スマートフォンとの接続に対応する丸型の3.6インチTFTディスプレイを採用。ハンドルスイッチにはバックライトを備え、夜間の操作性にも配慮した。伝統的な丸型メーターを思わせる形状に、現代的な表示機能を組み合わせている。
電子制御スロットルと3種類の走行モードを装備
電子制御にはライド・バイ・ワイヤ方式のスロットルを採用し、「Road」「Sport」「Rain」の3種類のライディングモードを設定する。
Roadは日常走行での滑らかさと快適性を重視。Sportは好みのルートでより活発な走りを楽しむための設定で、Rainは悪条件下での走行に対応する。走る場所や状況に合わせて、バイクの特性を選べる構成だ。
さらに、ピクトグラム表示によるナビゲーション機能とクイックシフターもアクセサリーとして用意される。扱いやすい車体に、上位クラスを意識した装備を組み合わせている点も見どころである。
3色の車体色に加え、特別仕様車も登場
車体色は、都会的なイメージの「Black Metropolis」、ブランドの伝統と自然を結び付けた「Green Grove」、スポーティな「Red Beat」の3色。元・グッツィの新世代モデルのスタートを記念する特別仕様車「The Opening」も設定される。
「The Trip 500」は、2026年11月5日~8日にイタリア・ミラノのロー・フィエラで開催されるEICMA 2026に出展予定。ホール9のモト・グッツィブースで披露される。

公式リリースでは、正規販売店への導入を2027年初頭と案内している。現時点で価格や日本への導入についての情報はないが、モト・グッツィの世界観を気軽に楽しめるエントリーモデルとして大きな反響が期待されるだけに、今後の展開に注目だ。
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