ブレガが最速で通算50勝到達、ベン・スピーズのポール記録にも並ぶ
土曜日午前中のスーパーポールでは、ブレガが1分36秒643を叩き出し、今季11回目のポールポジションを獲得。これは2009年にベン・スピーズが記録した「1シーズンの最多ポール獲得数」に並ぶ偉業となった。2位にはサム・ロウズ(ELF Marc VDS Racing Team)、3位にイケル・レクオナ(Aruba.it Racing - Ducati)が続いた。

午後のレース1。スタート直後のターン1で2番手スタートのサム・ロウズがブレガにトップ争いを挑むが、ブレガが首位を死守し、序盤からリードを広げにかかる。一方、レクオナはスタートで出遅れ、ヤリ・モンテッラ(Barni Spark Racing Team)やアレックス・ロウズ(bimota by Kawasaki Racing Team)の後塵を拝する厳しい立ち上がりとなった。
レース中盤の7周目、2番手のサム・ロウズは3番手レクオナに対し1秒以上の差をつけ、トップのブレガを1.5秒差で追う展開。ペースに苦しむレクオナはターン12で痛恨のコースアウトを喫し、一時モンテッラに先行されるも、続くターン13のイン側ですぐさま抜き返す激しい攻防を見せた。続く8周目にはチャビ・ビエルへ(Pata Maxus Yamaha)のマシンがメインストレートで炎上し、リタイアとなる波乱も発生する。
レース終盤、猛烈な追い上げを見せたのが15番手スタートのアルバロ・バウティスタ(Barni Spark Racing Team)だった。10周目と12周目のターン1でアルベルト・スーラ(Motocorsa Racing)とアレックス・ロウズを次々とパスすると、18周目のターン5でチームメイトのモンテッラも攻略して4位へ浮上した。
トップを独走したブレガは、サム・ロウズに1.657秒差をつけてトップチェッカー。これがWorldSBK通算50勝目となり、史上最速となる「106戦目での通算50勝達成」という金字塔を打ち立てた。3位にはレクオナが入った。
2026 SBK 第12戦スペイン レース1 結果

シーズン最多表彰台と前人未到の700ポイント超え

翌日曜日の10周で行われたスーパーポール・レース。オープニングラップでサム・ロウズが猛烈なプレッシャーをかけるが、ブレガはこれを巧みに退け、ターン6に入る頃には0.2秒のリードを築く。その後、レクオナがサム・ロウズを捉えて2番手に浮上した。
中団では、オープニングラップのターン13でモンテッラがアレックス・ロウズをかわして4位に浮上し、そのまま順位をキープ。最終ラップにはスーラがターン2でトミー・ブライドウェル(Superbike Advocates)をコース外に押し出す形でパスし、その隙を突いてビエルへが9位に滑り込む波乱もあった
レースはブレガがスタートから一度も首位を譲らず優勝。通算51勝目を挙げるとともに、今季35回目の表彰台を獲得し、ジョナサン・レイが持っていたシーズン最多表彰台記録(34回)を更新した。さらに、WorldSBK史上初となる「シーズン700ポイント」の大台を突破する金字塔を打ち立てた。2位はレクオナ、3位にサム・ロウズが入った。
雨の最終盤を制し、歴代5位タイの通算52勝目でSBKキャリアに幕
終盤に雨が絡む劇的な幕切れとなったレース2。絶好のスタートを切ったレクオナがターン1でホールショットを奪うが、ブレガがオープニングラップのターン6で素早く抜き返しトップを奪還する。
後方では、6番グリッドから好発進を見せたバウティスタが一気に暫定表彰台圏内へジャンプアップ。序盤はサム・ロウズからの猛攻をしのぐ激しい3位争いを展開する。
レースが終盤の残り5周に入ったあたりでコースに雨が降り始め、コンディションは一気に難しさを増す。この雨に乗じてサム・ロウズがバウティスタとの差を急激に詰め、勝負は最終ラップへ。ターン5でサム・ロウズがインを突いて3位に浮上すると、続くターン6でバウティスタがワイドに膨らみ勝負あり。サム・ロウズが3位表彰台をもぎ取り、バウティスタは惜しくも4位となった。

難しい路面状況の中、ブレガはレクオナに4.696秒の差をつけてトップチェッカー。自身のSBKキャリアの区切りとなるレースを、歴代5位タイとなるトロイ・ベイリスに並ぶ通算52勝目で華々しく締めくくった。また、長年シリーズの足元を支えたピレリタイヤにとってもこれが最後のレースとなり、ブレガは「ピレリ最後の優勝者」として歴史に名を刻むこととなった。
2026 SBK 第12戦スペイン スーパーポール・レース 結果

2026 SBK 第12戦スペイン レース2 結果

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