ワインディングをスポーティに味わうのはバイクの楽しさの醍醐味! でもしんどいのはイヤだし、ツーリングも楽しみたいし……という人にはこちらのバイクがおすすめかも?

セパレートハンドルが『万能』に“プラスα”を加えている

バイクはジャンルごとに得意・不得意の分野がある趣味性の高い乗り物。だからこそ特化型のバイクには突き抜けた楽しさがあるものですが……

そうは言っても『1台で幅広く(かつ高いレベルで)楽しみたい』というのがライダーとしては本音だったりするものです。

とはいえ現実的に『すべてを100%満たすバイク』というのは存在しません。

だけど、その理想に近いバイクなら、あります。

走るステージをオンロードに限って良いのであればスズキ『GSX-8R』はそれだと思う。万能でありながら、街乗りもワインディングもツーリングも高次元でバランス良く楽しめる! しかもそれをライディングスキルを問わず、誰もが!

画像1: セパレートハンドルが『万能』に“プラスα”を加えている

そう考えている私(北岡)は、その持論を実体験してみるべく群馬県まで足を延ばしてみました。

目指すは約11kmの区間に184ものコーナーがひしめくタイトなワインディング。

その名は……

画像2: セパレートハンドルが『万能』に“プラスα”を加えている

名作漫画『イニ〇ャルD』の舞台にもなった

碓氷峠 旧道!

いや道中に展示車両があって無駄にテンションが上がってしまいました(笑) 今回バトルするのは主に『自分自身』なのですが、碓氷旧道に対するロマンが2割増しくらいになったのも事実です。

画像3: セパレートハンドルが『万能』に“プラスα”を加えている

あえてバイパスを避けて旧道へ。

なぜかわかりませんが漫画の影響もありワクワクしつつ……いざ!

画像4: セパレートハンドルが『万能』に“プラスα”を加えている

ちなみに私は過去にここを1度だけ走ったことがあります。ここは本当に『走りに集中する道』で、途中で展望が開けたりすることも無し。ひとつのコーナーをクリアしたと思ったら、すぐさま次のコーナーが迫ってくる。

でも路面状況は悪くないので、実を言えば『走るのが好きな人』にはけっこうおすすめです。そのおすすめ理由の最たるものは「スピードを出さなくても楽しめるから」だったりします。

画像5: セパレートハンドルが『万能』に“プラスα”を加えている

それでは突撃!

過去に私(北岡)はGSX-8Rのことを『ワイディングの鉄人』だとレビューしているのですが、今回のようなテクニカルな峠道ではどう感じる?

さあ来い碓氷旧道! ガンガン来い!

画像6: セパレートハンドルが『万能』に“プラスα”を加えている

なんて意気込んでいたのですが……結論から申し上げますと『楽勝』でした。

ちなみに以前ここを走ったのはGSX-S1000Fで、その時はもっと緊張感があったような記憶でした。ですが今回のGSX-8Rでは余裕も余裕。別に手を抜いていたとかではありません。

自分なりのスポーティさは発揮していたつもりです。だけど……

画像7: セパレートハンドルが『万能』に“プラスα”を加えている

まずもってGSX-8Rは足まわりがいい。前後に装着されたSHOWA製フロントフォーク(SFF-BP)とリアサスペンションがきちんとタイヤのグリップを伝えてくれるので不安がありません。

タイトコーナーの連続で右に左に車体を切り返し続けても、サスペンションの動きがチグハグになることもない。サスペンションがダメなバイクって、今回みたいな連続コーナーを走らせると『何かのはずみ』に荷重が抜けてヒヤッとすることがあるんですが、GSX-8Rにその挙動は皆無でした。

なんなら峠を一生懸命走っている最中にも関わらず『快適だなぁ~』と感じるほど余裕(笑)

画像8: セパレートハンドルが『万能』に“プラスα”を加えている

その余裕を引き出してくれるのは足まわりの安心感だけじゃありません。GSX-8Rの『視点の高さ』がこういう道ではめっぽう強い!

過去の経験から私の中には碓氷旧道を楽しんで走るコツとして『常にひとつ先、もしくはふたつ先のコーナーを見るよう心がける』というのがあるのですが、GSX-8Rの場合、ことさらに意識しなくても先の先を見る余裕が普通に残ってます。

セパレートハンドルながらハンドル位置が「バーハンドル並みに快適」が功を奏している感じ。ここで『そんなのセパハンじゃないだろ!』などと思ってはいけません。

画像9: セパレートハンドルが『万能』に“プラスα”を加えている

確かにコンマ1秒を削るような走りをするのであれば、ハンドル位置はもっと遠く、低く、が正解でしょう。だけど公道のワインディングなら話は別。

セパレートハンドルという『形状そのもの』にだってメリットがあるんです。

なんだかんだ言ってもバーハンドルと決定的に違うのはコーナリングフォームをとった時の一体感。バイクとひとつになって曲がっていける感覚には大きな安心感があります。

画像10: セパレートハンドルが『万能』に“プラスα”を加えている

もちろんエンジンが遅いなんてことはありません。というか1速や2速みたいな低いギアだと逆にパワフルすぎ。私は途中でSDMSを優しい『B』モードに変更したくらいです。

そこからはわりと強めに、自信を持ってアクセルオン。きっちりブレーキでバイクを減速させて、次のコーナーへの準備も怠らない。なんというか……GSX-8Rが『自動的にメリハリのある走り』をさせてくれてる?

画像11: セパレートハンドルが『万能』に“プラスα”を加えている

気が付いたら184個のコーナーが終わっていました。

このときは『あれ? もう終わり? 碓氷旧道って、もうちょい手強かった記憶なんだけど……』と思っていました。でも8Rは軽く目線を向けるだけでバイクが軽やかに曲がっていくからストレス無し。なんならガチガチのコーナリングフォームを構える必要すらない気がする(笑)

なので!

184の連続コーナーをクリアした直後に感じていたのは……

(下に続きます)

……往復したい。

でした(笑)

でもこれ「物足りない」とかじゃないんです。もっと単純に『楽しかったからもう1回やりたい』 みたいな感じ。実際、楽勝だったのも事実ですが、セパレートハンドルのスポーツバイクじゃないと感じられない充実感もきっちりある!

しかし、今回の私はGSX-8Rが『全方位にバイク趣味を高次元で楽しめる』ことを証明するため、先に進まねばなりません……

後ろ髪を引かれつつ、ここから先は『のんびり8Rの時間』をお届けします!

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