2026年2月19日、ホンダはホンダは原付一種クラスの新型電動スクーター「ICON e:(アイコン イー)」を発表した。着脱式バッテリーとインホイールモーターを採用し、通勤・通学から買い物まで日常移動をスマートに支えるパーソナルEVコミューターである。価格が22万円と非常に手頃なのも魅力。発売は2026年3月23日からとなっている。
写真:ホンダモーターサイクルジャパン、松本正雅 まとめ:松本正雅
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ホンダ「ICON e:」2026年モデルの概要

画像: HONDA ICON e: 2026年モデル 定格出力:0.58kW 原動機形式:交流同期電動機 シート高:742mm 車両重量:87kg 価格:22万円 発売:2026年3月23日(月)

HONDA
ICON e:
2026年モデル

定格出力:0.58kW
原動機形式:交流同期電動機
シート高:742mm
車両重量:87kg

価格:22万円
発売:2026年3月23日(月)

ICON e:の開発コンセプトは「Easier and Economical Commuter」。多様なライフスタイルに寄り添う実用EVとして設計されている。

最大の特徴は着脱式バッテリーの採用だ。車体に搭載したままでも、取り外して室内でも充電できるため、集合住宅ユーザーでも扱いやすい。100V電源で満充電まで約8時間、25%-75%充電なら約3.5時間という、日常の使用に則した充電時間も魅力だ。

画像1: ホンダ「ICON e:」2026年モデルの概要

後輪にはコンパクトなインホイールモーターを搭載し、パワーコントロールユニットが効率的に出力制御。静粛でクリーンな走行とともに、一充電走行距離81km(30km/h定地走行テスト値)を達成している。

ICON e:のスタイリングはEVらしいクリーンでミニマルなデザイン。先にデビューした「EM1e:」とヘッドライトが共通のため似た印象を受けるが、ボディパーツは専用品。フロントカウルやテールカウルの下部にはダクトもあしらわれており、スポーティなイメージも持たせている。

凹凸のないフラッシュサーフェスのLEDヘッドライトや反転液晶フルデジタルメーターは先進性を演出し、コンパクトな車体パッケージと相まって都市型モビリティとしての完成度を高めている。

日常コミューターとしての実用装備も充実。シート下には26L容量のラゲッジボックスを備え、フルフェイスヘルメットも収納可能。さらにフロントインナーラックには500mlペットボトルが収まり、USB Type-Aソケットも標準装備する。

また、フラットなフロアと余裕あるシートスペースにより、自由度の高いライディングポジションを確保。買い物袋を掛けられるコンビニフックなど、日本のスクーター文化に最適化された細やかな配慮も見逃せない。シート高も742mmと抑えられており、足つき性にも配慮されている。

画像2: ホンダ「ICON e:」2026年モデルの概要

ICON e:は、航続81km・着脱式バッテリー・充実収納という、原付一種コミューターとしての魅力をしっかり備えた“生活密着型EVスクーター”である。

ホンダは電動二輪のラインアップ拡充を進めており、今後はガソリンエンジンを搭載する原付一種の代替としてだけでなく、静粛・クリーンな移動手段として新しい都市モビリティ像を提示する1台と言えるだろう。

ホンダ「ICON e:」開発者に聞く

画像: 三ツ川 誠氏(ICON e: 開発責任者) 本田技研工業株式会社 二輪・パワープロダクツ事業本部 二輪・パワープロダクツ開発生産統括部 ものづくり企画・開発部 戦略企画課

三ツ川 誠氏(ICON e: 開発責任者)
本田技研工業株式会社 二輪・パワープロダクツ事業本部
二輪・パワープロダクツ開発生産統括部 ものづくり企画・開発部 戦略企画課

「ICON e:は先にインドネシアで発表されたモデルで、日本以外でもパキスタンなどで販売されるグローバルモデルです。インドネシアでは二輪のEV化が進んでおり、手頃な価格のコミューターが欲しい、という声に応えたモデルです」

「このICON e:は床下に三元系の着脱式リチウムイオンバッテリーを搭載しており、これによりシート下のトランクスペースを確保することができましたし、電装系を起動するのに必要な12V電源の確保にも、サブバッテリーを使わず、降圧レギュレーターを使用することで、部品点数も少なくなり、コストダウンにもつながっています」

「30km/h定地テストデータではありますが、航続距離も81kmを確保しています。坂道の有無やアクセルの開け具合などにも左右されますので一概には言えないのですが、航続距離を伸ばせたことで充電の頻度も減りますから、たとえば都市部で10km前後の通勤などにお使いになる場合は、2往復に1回ぐらいの頻度で充電しておけば、電池残量を心配するようなこともほぼないかと思います」

「性能や走りのフィーリングは、同じ原付一種相当のEM1e:に近いと思います。ただ、こちらは床下にバッテリーを収納していますので、低重心で取り回しがしやすいと思います。シート高は742mmで、本当はもう少し下げたかったんですが、バッテリー収納の関係でフロアボードの位置が若干上がっているので、快適に乗れるヒザの曲がり具合を考慮して、この高さとしています」

「シート下の収納スペースもしっかり確保できて、価格も抑えられましたし、原付一種としては、ガソリンエンジンのモデルに並ぶ選択肢のひとつになったと思います。一番手軽に乗れるEVだと思いますので、ぜひたくさんの人に使っていただきたいと思います」

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ホンダ「ICON e:」2026年モデルの主なスペック・製造国・価格

全長×全幅×全高1795×680×1085mm
ホイールベース1300mm
最低地上高135mm
シート高742mm
車両重量87kg
原動機形式・種類EF21M・交流同期電動機
動力用バッテリーリチウムイオン電池 48V/30.6Ah
定格出力0.58kw
最高出力1.8kW(2.4PS)/618rpm
最大トルク85Nm(8.7kgf・m)/110rpm
一充電走行距離81km(30km/h定地走行テスト値、1名乗車時)
タイヤサイズ(前・後)90/90-12 44J・100/90-10 56J
ブレーキ形式(前・後)シングルディスク・ドラム
製造国ベトナム
メーカー希望小売価格22万円(消費税10%込)

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