トライアンフモーターサイクルズイタリアは、Speed 400をベースに製作した特別なワンオフモデル「Viper 400」をオークションに出品する。販売された車両の収益は国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」へ寄付される予定だ。初代スピードトリプルをオマージュしたというこのワンオフモデルの詳細をじっくり見てみよう。
まとめ:松本正雅
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トライアンフ「VIPER400」の概要

画像: TRIUMPH VIPER400

TRIUMPH
VIPER400

スピードトリプルの30周年を記念したスペシャルモデル

EICMA(ミラノショー)のトライアンフモーターサイクルズイタリアのブースに登場したスペシャルモデルが「VIPER400」。スピードトリプルの初代登場から30年を記念して製作されたワンオフモデルで、制作を担当したのはLuca Ravezzani(Noisy Boy、下の写真右から2人目)氏。

画像1: トライアンフ「VIPER400」の概要

スタイリングを監修したのは、トライデントやストリートトリプルなど、トライアンフの人気モデルを数多く手掛けてきた、ロドルフォ・フラスコーリ氏(写真左から2人目)によるもの。ちなみにフラスコーリ氏はスズキ「KATANA」のデザイナーとしても知られる。

ベースとなったのはスピード400で、ボディカラーは「ルーレットグリーン」これは初代スピードトリプルにも採用されていたカラーだ。ダブルラウンドのフロントヘッドライト、コンパクトで力強いシルエット、切り詰められたコンパクトなテールカウルが、往年のスピードトリプルを思い起こさせるものだ。

画像2: トライアンフ「VIPER400」の概要

世界に1台というスペシャルなこのモデルは、開始価格8000ユーロ(約144万4104円)で、専用サイトを通じて、2025年12月19日までオークション形式で販売される。車両そのものは現在ミラノのトライアンフモーターサイクルズイタリア本社に保管されており、落札者が希望すれば最寄りのトライアンフ正規販売店への輸送も可能(送料落札者負担)だそうだ。

車両販売の収益は100年以上にわたり、危機に瀕している子どもたちを救い、その未来を保証するために活動している国際NGO「セーブ・ザ・チルドレン」に寄贈される。

スピードツインをベースに仕立てられたワンオフモデルだが、そのできばえは見事なモノ。ぜひとも将来に向けて量産化、販売して欲しいモデルだ。ちなみに、デザイン制作の過程がYouTube動画として公開されているので、気になる人はそちらも見て欲しい。

トライアンフ「VIPER400」の動画・写真

画像: 9 MESI PER FINIRLA ❤️ - Presentazione ufficiale Triumph VIPER 400 by NoisyStyle www.youtube.com

9 MESI PER FINIRLA ❤️ - Presentazione ufficiale Triumph VIPER 400 by NoisyStyle

www.youtube.com

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