文:太田安治/写真:松川 忍、南 孝幸
ナンカイ「バイクナビゲーションシステム NNV-025」テスト&レポート

NANKAI
バイクナビゲーションシステム NNV-025
税込価格:5万9800円
販売元: 南海部品
ゼンリン地図内蔵のバイク専用ナビ
ハンドルまわりにホルダーとスマホを装着してナビアプリを利用することが当たり前になり、最近はスマートモニターの利用者も増えている。ナビアプリには無料で使えるものが何種類もあるし、地図データも自動的に更新されるから誰でも手軽に使えることがメリットだ。
ただしナビアプリには弱点がある。携帯電話のデータ通信でダウンロードした地図データにGPSで特定した自車位置を重ねているので、携帯電話の電波が届かない場所ではナビとして機能しない。僕も山深い峠道で地図が表示されず、道を間違えたことが何度もある。
さらにアプリ作動中は通信とデータ処理、画面表示が同時に行われるので、スマホのバッテリー消費量がかなり増えてしまう。そこでヘビーなツーリングライダーに支持されているのがスタンドアロン型のナビ。
ナンカイのNNV-025は5インチモニターを採用し、2025年版のゼンリン全国地図と観光ガイドの「るるぶDATA」を搭載。地図データが本体内のメモリーに収められているのでデータ通信は不要で、電源は車体側のDC12VまたはDC5VのUSBから給電するためバッテリー切れの心配もない。
目的地検索から5カ所までの経由地を指定できるルート探索、交差点拡大や右左折専用レーンの表示、高速道路の分岐イラストまで多彩に表示できる機能に加え、本体内蔵のスピーカーまたはBTインカムで音声ガイドも聞ける。
オートバイ用だけにIPX5相当の防水構造で振動にも強い。ナビアプリより作動が安定していることも魅力だ。

▲表示は一般的な全画面地図表示のほか、右左折ポイントを矢印で示すアローモード、地図とアローモードの2分割画面などに切り替え可能。

▲ルートガイドには経由地を5カ所まで設定可能。有料道路優先。距離優先など、探索条件も素早く切り替えられる。

▲日本全国の観光スポット、施設、飲食店など、4万6000件以上の情報を持つ『るるぶDATA』を呼び出し、気になる場所をそのまま目的地に設定できる。

▲5インチのTFT液晶モニターは静電式タッチパネル仕様、グローブを着けたままスムーズに操作できる。

▲サンバイザー付きの台座、ハンドルバー用クランプマウント、ミラー基部への挟み込みマウント、ジョイントアームなどが同梱されているので車両への取り付けも簡単だ。

テスター太田安治の欲張りリクエスト
本体のベゼル(外枠)を狭くして、モニターが一回り大きくなれば見やすさが上がる。ほとんどのスタンドアロン型ナビは地図の更新が有償で、ナビ本体価格に対して割高に感じるユーザーも多いから、せめて1回は更新無料にして欲しい。
文:太田安治/写真:松川 忍、南 孝幸



