監修者:岡本修(Webライター)
大学時代から大型バイクに乗っていて、日常使いはもちろん、ツーリングやサーキット走行まで楽しんでいる。ジャケットやグローブといったギアを集めるのも好きで、時間があれば最新商品をチェックしている。
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バイク用インカムの役割と選び方
バイクでのツーリングや移動中、仲間との会話やナビゲーションの音声、音楽を楽しむために不可欠なのがバイク用インカムです。適切なインカムを選ぶことは、単なる利便性だけでなく、運転の集中力を維持し、安全性を高める上でも非常に重要です。

バイク用インカムの役割と選び方
しかし、多種多様な機能や接続方式を持つ製品の中から、自分のライディングスタイルや用途に合った最適なものを選ぶのは容易ではありません。ここでは、数多くあるインカムの中から、性能と安全性を兼ね備えた製品を選ぶためのポイントを詳しく解説します。
接続方式と通信範囲で選ぶバイク用インカム
インカムを選ぶ際、まず確認すべきは、どのような技術で他のライダーやデバイスと接続するかという点です。接続方式はインカムの使い勝手とグループでのツーリングの快適性に直結します。通信の安定性と接続できる人数の多さが、製品の価値を大きく左右します。

接続方式と通信範囲で選ぶバイク用インカム
接続方式:Bluetooth
従来のBluetooth接続は、スマートフォンやナビとのペアリング、または二者間でのシンプルな会話に適しています。手軽で低消費電力ですが、複数人での同時通話や、通信距離が離れた際の再接続には限界があります。
接続方式:メッシュ通信
一方、メッシュ通信技術を採用したインカムは、グループ内の誰かが通信圏外に出ても、残りのメンバーの接続が途切れることなく維持されます。大規模なグループツーリングや、予期せぬ通信切断を避けたい場合に非常に有効な方式です。
【監修者の一言】
Bluetooth接続は、異なるメーカー間での接続設定(ユニバーサルインターコム機能)に手間取ることが多く、一度列が途切れると手動での再接続操作が必要になるなど、走行中の負担が課題でした。これに対しメッシュ通信は、ペアリングの手順が劇的に簡略化されており、圏外から戻った際の「自動復帰」が最大の特徴です。この恩恵により、ライダーはボタン操作のストレスから解放され、前方の状況判断やライディングに集中できるという安全面での大きなメリットが生まれます。
通信範囲と安定性
インカムの通信距離は製品によって大きく異なります。直線距離で数百メートルから数キロメートルまで幅があり、主にグループツーリングの規模に応じて選定が必要です。また、カタログ上の最大距離だけでなく、実際に建物や地形の障害物がある環境での通信の安定性も重要です。信頼性の高い通信を確保することで、走行中に会話が途切れるストレスを軽減し、より快適なライディングが可能になります。
機能と音質で選ぶバイク用インカム
インカムの性能は、単に会話ができるかどうかだけでなく、提供される音質や追加機能によって大きく向上します。特にバイク走行中は風切り音やエンジン音があるため、クリアな音声を聞き取る能力が求められます。
機能:ノイズキャンセリング
バイク用インカムは、走行中に発生する風切り音やエンジン音といった騒音を効果的に低減するノイズキャンセリング機能を備えていることが重要です。この機能により、会話やナビゲーションの音声をクリアに聞き取ることができ、聞き直しによる集中力の低下を防げます。
音質
内蔵されるスピーカーの音質も重要で、音楽を長時間楽しむことを目的とする場合は、低音域から高音域までバランスよく再生できる、高品質なスピーカーを搭載した製品を選びましょう。
【監修者の一言】
ノイズキャンセリングは単に声をクリアにするだけでなく、耳に届く不快な雑音を減らすことで長距離走行の疲労を劇的に軽減します。ただし、インカムの音質を左右するのはスピーカーの性能だけではありません。ヘルメット内部の「スピーカー位置」が耳の中心から数ミリずれるだけで、音量は大幅に低下し、音質もスカスカになってしまいます。厚みを調整できる調整パッドなどを活用し、耳との密着度を最適化することが、製品本来の性能を引き出し、安全な音量で情報を聞き取るための不可欠なステップとなります。
操作性と防水・防塵性能
バイクのグローブを装着した状態でも、素早く確実な操作ができるボタン配置やダイヤル設計が求められます。直感的で大きな操作部を持つ製品は、走行中の操作ミスを防ぎ、安全性に貢献します。また、インカムはヘルメットの外側に取り付けるため、突然の雨や砂塵に晒されます。水やホコリの侵入を防ぐ高い防水・防塵性能(IP規格)を持っているかどうかを確認することは、製品の耐久性と長寿命化のために不可欠な選定基準となります。
バッテリー性能と取り付け方法で選ぶバイク用インカム
長時間のツーリングを快適に過ごすためには、インカムのバッテリーの持ちと、ヘルメットへの確実な取り付け方法が非常に重要になります。

バッテリー性能と取り付け方法で選ぶバイク用インカム
バッテリー駆動時間
長距離ツーリングを計画している場合、連続使用時間が長い製品を選ぶことが望ましいです。製品によっては数時間の短い駆動時間から、一日中利用できる長時間の駆動時間を持つものまで幅があります。また、休憩中にモバイルバッテリーなどで充電しながら使用できるか(充電中の使用可否)や、急速充電に対応しているかどうかも、利便性に大きく関わります。十分なバッテリー性能は、旅先での電源切れの不安を解消してくれます。
ヘルメットへの取り付け
インカムは、ヘルメットの側面や後部にクランプや両面テープで固定されます。取り付けが確実でないと、走行中の風圧や振動で脱落する危険性があります。クランプ方式はヘルメットに傷をつけにくい利点があり、両面テープ方式は様々な形状のヘルメットに対応しやすい利点があります。自分のヘルメットの形状(特にアライやショウエイなど特定のメーカーの形状)に適合し、しっかりと固定できる設計であるかを確認しましょう。また、スピーカーやマイクの配線が内装に干渉せず、装着時に違和感がないように調整できるかも重要なポイントです。
【監修者の一言】
インカム本体は走行風の抵抗を直接受けるため、取り付け位置が適切でないと風切り音の増大や、高速走行時のヘルメットの「浮き上がり・振られ」を招く原因となります。特にアライやショウエイなどの最新ヘルメットは、空力を計算した複雑な造形や、配線を収納するための専用スペース(ベースプレート等)を備えているモデルが多いため、それらの機能を損なわない取り付けが求められます。
また、万が一の転倒時にインカムが突起物となり、首への衝撃を強めてしまうリスクを最小限に抑えるため、可能な限りヘルメットの重心に近い位置へ、隙間なく密着させて固定することが、安全面における重要な鉄則となります。
デイトナ DT-E2 ワイヤーマイクユニット
デイトナ(DAYTONA)のバイク用インカムです。「インカムデビューはしたいけれど、高性能なフラッグシップモデルは高価で手が出しにくい」というライダーに寄り添った、コストパフォーマンスの高さが光る一台です。
グローブをはめたままでも操作しやすい大型ボタンを採用し、直感的なインターフェースを実現。Bluetoothによるスマートフォン接続での音楽再生やナビ音声の聴取はもちろん、同モデル間での4人同時通話もしっかりサポート。IP67相当の防水防塵性能も備え、ツーリング中の突然の雨でも安心して使い続けられるタフさも魅力です。

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サインハウス B+COM 7X EVO
サインハウス(SYGNHOUSE)のバイク用インカムです。B+COMシリーズが約8年ぶりに放つ待望のフルモデルチェンジモデル。新通信方式「B+FLEX」により、ペアリング不要で即座につながるオープンモードと、最大20人のグループ通話が可能なプライベートモードを両立しました。
パイオニア社と共同開発した「ライドオーディオ」が走行ノイズに負けない至高のサウンド体験を提供。マグネットクレードルによる着脱の簡便さも加わり、次世代の快適性を体現したハイエンド・インカムです。また、価格を抑えたスタンダードモデル「B+COM 7X」も初夏に発売を控えており、ラインナップの拡充にも注目が集まっています。

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サインハウス B+COM SB6XR ペアユニット 00082397
サインハウス(SYGNHOUSE)のワイヤレスインカムです。 バイク用インカムの代名詞「B+COM」シリーズのハイエンドモデル「SB6X」が、ユーザーの声を反映して「SB6XR」へと真価を遂げました。
洗練されたスリムな造形美はそのままに、操作スイッチの立体感を高めることで、厚手のグローブ越しでも確実なクリック感を実現。2つのBluetoothチップを搭載し、音楽を聴きながら会話ができる「聴きトーク」や、わずか30秒で繋がる「B+LINK」など、ツーリングの楽しさを最大化する機能が凝縮されたペアユニットです。

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セナ ヘルメットクランプキット 50S-A0201
セナ(SENA)の50S専用ヘルメットクランプキット(50S-A0201)です。 フラッグシップモデルである50Sを、複数のヘルメットで使い分けるために設計された増設用のマウントキットです。
本体を除く、高音質ハーマン・カードン(Harman Kardon)製スピーカー、マイク、クランプユニットがすべてセットになっており、あらかじめサブヘルメットに装着しておくことで、50S本体をスライドさせて付け替えるだけで即座に運用が可能になります。サウンドエンジニアリングの粋を集めた極上のオーディオ体験を、どのヘルメットでも妥協なく楽しむための、50Sユーザー必須の純正アクセサリーです。

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カルド バイクインカム PACKTALK EDGE PT200001
カルド(Cardo)のパックトークエッジ(PACKTALK EDGE・PT200001)です。 世界中のトップライダーから信頼されるCardoの技術を結集した、最先端のフラッグシップインカムです。
最大の特徴は、独自のマグネット式マウント「エアーマウント」を採用している点。本体をベースに近づけるだけで強力に吸着し、一瞬で確実に固定できます。通信面では第2世代のダイナミックメッシュ通信(DMC)を搭載し、最大15人の接続と驚異的な接続安定性を実現。JBL製の40mm高音質スピーカーと、風切り音を極限まで抑えるノイズキャンセリング技術により、あらゆる走行環境で「最高峰の音」を届ける、妥協なきプレミアムモデルです。

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ミッドランド RUSH RCF シングルパック C1527.10
ミッドランド(MIDLAND)のRUSH RCF(シングルパック・C1527.10)です。 イタリアの名門通信機器ブランドが放つ、空間オーディオ技術とメッシュ通信を融合させた次世代インカムです。
世界的なオーディオメーカーであるRCF社との共同開発により、ヘルメット内部とは思えないほどの臨場感あふれるサウンドを実現。独自の「MMC(ミッドランド・メッシュ・コミュニケーション)」を搭載し、最大10人までのグループ通話を瞬時に構築できます。さらに、マグネット式のマウントシステムを採用することで、本体の着脱も劇的にスムーズ。音のプロフェッショナルが作り上げた、走りと音を妥協なく楽しむためのハイエンドモデルです。

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レシン LX-B4FM(2台セット)
レシン(LEXIN)のLX-B4FM(2台セット)です。 コストパフォーマンスの高さで世界中のライダーから圧倒的な支持を得ている、多機能インカムのベストセラーモデルです。
Bluetooth 5.0を採用し、最大10人までの同時通話を可能にするグループインターコム機能を搭載。IP67の高度な防塵防水性能や、最長21時間の連続通話が可能な大容量バッテリーなど、ツーリングに必要な機能を網羅しています。さらにFMラジオや音楽共有、ボイスアシスタント対応など、ハイエンド機に迫る充実のスペックを2台セットという手頃なパッケージで実現した、まさに「インカムデビュー」に最適な一台です。

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フォッドスポーツ M1S Pro Bluetoothインターホンヘッドセット
フォッドスポーツ(FODSPORTS)のM1S Proです。 格安インカム市場において、その圧倒的な通信安定性とタフな仕様で「定番中の定番」として君臨する実力派モデルです。
最大8人までの同時通話を可能にするグループトーク機能を備え、Bluetooth 4.1チップの採用により、見通しの良い場所であれば最大2000メートルの広範囲な通信距離を誇ります。大容量900mAhのバッテリーを搭載し、連続通話時間は最大20時間を実現。シンプルで武骨なデザインの中に、クリアな音質と高い防水性能を凝縮した、実利を優先するライダーから絶大な信頼を寄せられるハイコストパフォーマンス・マシンです。

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フリードコン T-COM VB
フリードコン(FreedConn)のT-COM VBです。 インカム市場において「超軽量・コンパクト・低価格」の三拍子を揃え、長年エントリーライダーに愛され続けている超定番モデルです。
本体正面に配置された大型の「LCD液晶ディスプレイ」が最大の特徴で、ペアリング状況やバッテリー残量、接続モードを一目で確認可能。Bluetoothによる1対1の通話(2人同時通話)に特化したシンプルな設計ながら、音楽再生、FMラジオ、スマートフォンの音声ナビ対応など、ソロやタンデムでのライディングを彩る基本機能を凝縮した、コストパフォーマンスに秀でる一品です。

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ジェシマイク バイクインカム H6
ジェシマイク(JESIMAIK)のバイクインカム「H6」です。 最新のBluetooth 5.3を搭載し、低価格帯ながら「最大6人同時通話」を実現した、新世代のコストパフォーマンス・インカムです。
ノイズキャンセリング技術「CVC」を採用しており、走行中の激しい風切り音やエンジン音を抑制して、クリアな音声通話を提供。本体中央に配置された大型のメインボタンにより、厚手のグローブを着用していても直感的な操作が可能です。IP67の防塵防水性能、連続18時間以上の通話が可能なスタミナ、そして日本語の音声案内など、エントリーモデルの枠を超えた実用性を備えた、多人数ツーリングの強い味方です。

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OMMQ バイクインカム
OMMQのBluetooth 5.2バイクインカムです。 最新のBluetooth 5.2規格を採用し、通信の安定性と圧倒的なバッテリー持続時間を両立させた実力派のエントリーモデルです。
最大3人のペアリングと2人の同時通話に対応し、通信距離は最大1000メートルをカバー。特筆すべきは「連続使用50時間」という驚異的なスタミナで、数日間のキャンプツーリングでも充電を気にせず使い続けることが可能です。Hi-Fi音質とノイズキャンセリング機能を備え、他社製インカムとの接続も可能なユニバーサル機能を搭載するなど、現代のライダーが求める機能を網羅した一台です。

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バイク用インカムを快適に安全に使うためのTIPS
インカムの性能を最大限に引き出し、安全で快適なライディング環境を整えるためには、製品選びだけでなく、取り付けや設定、運用方法に注意を払うことが大切です。

バイク用インカムを快適に安全に使うためのTIPS
ポイント①:取り付け時の配置と調整
スピーカーの配置は、耳の穴から数ミリずらした位置が最も聞き取りやすいとされています。ヘルメット内装の適切な位置にスピーカーを固定し、マイクは口元から近すぎず遠すぎない、風の影響を受けにくい位置に調整しましょう。この調整を怠ると、ノイズキャンセリング機能が十分に働かず、会話や音楽が聞き取りにくくなる原因となります。取り付け後は、実際にヘルメットを装着して違和感がないかを確認することが重要です。
【監修者の一言】
スピーカーの位置が適切でないと、音を拾おうとして無意識に音量を上げすぎてしまい、難聴のリスクや周囲の音が聞こえなくなる危険を招きます。また、マイクの配置については、フルフェイスであればチンガードの内側中央、ジェットタイプであればマイクの「向き(集音面)」を正確に口元へ向けることが不可欠です。わずかな角度のズレが風切り音の混入を招き、メッシュ通信などの高度なノイズキャンセリング機能を阻害する最大の要因となるため、装着後の通話テストによる微調整が必須となるでしょう。
ポイント②:グループでの接続と運用
グループツーリングで使用する場合、事前に全てのメンバーが同じ機種、あるいは異なる機種間でも接続できるユニバーサル接続機能があるかを確認し、自宅で接続テストを完了させておくべきです。走行直前に設定を行うと、焦りからミスが生じやすく、出発が遅れる原因となります。通信が途切れた際の再接続方法も確認しておき、走行中に安全に操作できるよう準備しておきましょう。
ポイント③:法的な規制と使用上の注意
インカムを使用して会話や音楽を聴く行為自体は、多くの地域で問題ありませんが、極端に大きな音量で使用し、周囲の環境音や緊急車両のサイレンが聞こえなくなるような状態は非常に危険であり、法的な問題に発展する可能性もあります。音量は、運転に必要な周囲の音を遮断しない適切なレベルに設定することが安全の基本です。また、走行中の頻繁な操作は集中力を低下させるため、操作は必要最小限に抑えるか、停車時に行いましょう。
まとめ:安全性の高いバイク用スマートフォンホルダーで快適なバイクライフを
バイク用インカムを選ぶ際は、まずグループでの利用頻度や規模に応じて、Bluetoothかメッシュ通信か、適切な接続方式と十分な通信距離を持つ製品を選ぶことが最優先です。 特に走行中の風切り音やエンジン音に負けないノイズキャンセリング性能やクリアな音質、そして長時間のツーリングを可能にするバッテリー駆動時間も重要な判断基準となります。 グローブをしたままでも直感的に操作できる設計や、雨やホコリに強い防水・防塵性能も、製品の快適性と耐久性を高めます。
適切な製品選びと、スピーカー・マイクの丁寧な配置調整、そして音量を適切に設定することが、安全かつ快適なバイクライフを送るための鍵となります。機能性だけでなく、安全な運転環境の確保を重視して製品を選ぶことが賢明です。


