DIRTFREAK ELECTRICPOWER GE-N3
ダートフリークエレクトリックパワーより登場した電動原付一種のGE-N3。
水平基調のデザインが、都市部にも似合いそうな雰囲気のEVバイク。ちなみにグッドデザイン賞も受賞してる。見た目の良さだけじゃなく、大手オフロードパーツメーカーであるダートフリークだけあって、オフロード走行も意識した設計だよ。
公式の動画を見てみても、街中での普段使いから不整地まで楽しむことができる感じ。
GE-N3 いつもの道も、道なき道も。【電動原付オフローダー】
www.youtube.comカラーラインナップは全4色。彩度低めでおしゃれな感じ。

ブルー

アイス

グリーン

フォーン
GE-N3取扱販売店
購入に関しては、全国のGE-N3販売店にて。
では、実際にGE-N3の実車を見て行くよ。
GE-N3の外観やディテール
これがダートフリークエレクトリックパワーのGE-N3。ガジェット感のあるデザインで、まさに最新EVという感じ。無骨なアルミフレームと、水平基調のデザインが特徴的で一見するとアーバンスタイルな感じだけど、実際にはオフ遊びやトライアルごっこにも対応のできる、しっかりとした基本設計のバイクなのよ。

カラーは「アイス」。
デモ車ということで、反対側の外装カラーはフォーン。あしゅら男爵みたいでいいね。
ホイールサイズは、F17インチ/R14インチ。車格も比較的大柄で、ライディングの自由度も高そう。
モーター、バッテリー、フレーム、足まわりという、EVならではの超シンプルな構成。

ちなみに、車体を垂直に立ててるのは30cmくらいの脚立。車体重量が58kgしかないので、載せるのも楽々。メンテナンススタンドを購入する際の参考にしてね。

外装パネルは付属の工具で簡単に脱着できるので、リプレースの外装パネルを購入すれば色替えも簡単。直線基調なのでラッピングとかも簡単そう。

外装をはじめ、各部の補修部品が用意されてるよ。
自転車的なコンポーネントで構成されてるのも特長のひとつ。なのでフロントやリアサスは、自転車用のパーツを使ってクオリティアップもできるらしい。


ハンドルポストも自転車の規格で、1カ所で固定する方式。なので、自転車系のポストを使えばオフセット量や高さのスタマイズもできそう。
標準でテーパーバーを採用。ブレース部分が22.2mmでアクセサリーを装着しやすくなってる秀逸なもの。

標準タイヤはトライアルっぽいパターン。

GE-N3の特徴でもある水平基調のシート。幅は約20cmくらい。

見た目よりもクッションが効いてる。

フレーム下部にはアンダーガード。底面も平らなので、スタンドに乗せるのも容易だよ。

リアキャリアは車体に合わせて細めの形状。

チェーンは420サイズ。セッティング用に丁数の違うスプロケも別売りで用意されてるよ。

ステップはゴムカバーが付いてるけど、ネジを2本外せばオフロード向きなギザギザのあるタイプに早変わり。

ハンドル切れ角が凄い
ハンドルを左右に切るとこんな感じ。めちゃめちゃ切れるので、林道での取りまわしやトライアル的な楽しみ方にも便利そう。
ハンドルストッパーはフォークにクランプされてる黒い部分。

足まわりの調整自由度が凄い
リアサス下側の取付位置は4カ所から選択可能。車高の高さやサスの硬さを調整できるよ。

ステップも4カ所に調節可能。前側3つは好みにあわせて調整する感じ。
一番後ろ、大きく離れた1カ所はトライアルやオフロードでのスタンディングに効果的なポジション。




起動したり各部を動かしてチェック
付属のICチップを、シート全部のGE-N3マークにあわせると起動するよ。
オフにする場合も、ICチップをあてるだけ。

起動するとこんな感じでメーターに通電。左にあるPAS表示がモード。モード0の場合はアクセルを回しても動かない、いわゆるニュートラル的な状態。
そのほか、ノーマル状態のモード1、よりパワフルなモード2。さらにクローズドコース限定だけど、GE-N3のフルパワーを発揮させるモード3もあるよ。

充電方法やバッテリーの脱着
充電は付属の充電器で、車体とコンセントをつなぐよ。

ケーブル差込口は車体右側。

ちなみに、付属の工具で右のパネルを外すことでバッテリー脱着可能。コース走行などを楽しむ際には、予備バッテリーを用意しておけば、より長い時間、走りを楽しむことができるよ。
ちなみに、EVってバッテリーが重いので、外しておけばさらに軽くなって車載とかが楽になりそう。

軽く走らせてみる
最後に昼飯を食べに軽く20kmくらい走ってみたよ。
まずはモード1で走ってみたけど、スムーズで非常に乗りやすい。
シフト操作がないし、リアブレーキが左レバーなので、乗り初めはちょっと戸惑ったけどすぐ慣れた。
モード2にすると、EVらしいトルク感をかなり強く感じる。力の出方がはっきりするので、スロットル操作もそれにともなってちょっとシビア。普段使いならルーズに使えるモード1が良さげ。
交通の流れに対しては、モード1でも全然問題なし。むしろまわりの車に合わせやすいという意味ではモード1のが快適かも。とはいえ、原付一種扱いなので30km/hまでしか出せないけど。
正直、パワー感についてはかなり余裕を感じたので、原付二種クラスの上位バージョンを出してほしい。
で、せっかくなので長い坂を探してみた。
カブでもそうだけど、原付って平坦なとこは快適に走れても、急坂や長い坂だと加速しきれないことがあるのよね。走れないわけじゃないけど、加速もできないというか。
というわけでモード1にして挑戦。

拍子抜けするくらいあっさりと登れた。あえて坂の途中でアクセルゆるめてみたけど、ひとひねりで再加速。EVって凄いね。

次回はせっかく走りが良いので、積載について工夫をしたり軽いツーリングをしてみようかと思うよ。
レポート:若林浩志
若林浩志/プロフィール

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