※この記事はウェブサイト「スマートモビリティJP」で2025年10月24日に公開されたものを一部編集し転載しています。
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万博で活躍した水素燃料電池式アシスト自転車の紹介記事
水素式電動アシスト自転車初の型式認定モデルが誕生
YOUON(ユーオン)は、中国で水素自転車のシェアサイクル事業などを展開しているモビリティ企業。大阪万博では、会場運営スタッフ向けに「水素燃料電池アシスト自転車」と「水素生成・充填一体機」を提供していた。
今回、2025年10月3日に型式認定を取得した製品は「24型 水素燃料後輪駆動電動アシスト自転車『U200』」で、車体形状を見るに、大阪万博にも導入されていたシェアリング向けモデルの「S100」をベースに開発されたようだ。

ユーオンの水素活用型電動アシスト自転車は大阪万博で実証実験を行っていた。
ベースとなる「S100」は、タイヤサイズ26インチ、電源出力300W、電動航続距離50〜60kmと、電動アシスト自転車としては標準的な性能をしており、一般的なバッテリータイプの電動アシスト自転車と比べても遜色ないスペックを有している。
水素は、排出物が水のみというクリーンな特性を持ち、持続可能なエネルギーとして注目されている。今回の認定により、従来は産業や研究用途に限られていた水素利用が、通勤・通学、買い物など日常の移動手段にも拡大していくだろう。

水素の生成・充填を左の機械で、貯蔵・利用を右のカートリッジで行う。
今回の型式認定取得を契機に、YOUON JAPANは日本国内および海外での水素モビリティ普及を本格的に展開する方針だ。同社は今後、水素カートリッジ、家庭用・モバイル型水素発電機、業務用ハイパワー水素発電システム、水素ガスコンロ、水素スクーターなどの水素応用製品の開発と市場導入を進め、次世代エネルギー社会の基盤構築に貢献する意向を示している。
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