5つのワールドプレミアをはじめ多様なコンセプトモデルを公開!

10月29日に開幕した「ジャパンモビリティショー2025」。ヤマハは「感じて動き出す」をテーマにブースを展開しています。
今回、ヤマハは5種類の世界初公開モデルを展示。その中でも特に注目なのがEVスーパースポーツの「PROTO BEV」。

PROTO BEV
スタイリングはヤマハのスーパースポーツ「YZF-R」シリーズを想起させるデザインですが、車体は専用設計で、カウルの内側には大型バッテリーとモーターを内蔵。ハイブリッドの「PROTO HEV」やプラグインハイブリッドの「PROTO PHEV」と並べて公開され、ヤマハのカーボンニュートラル時代への歩みを体感できるエリアとなっています。
そして、ブースでひときわ目を惹いていたのは、中央正面に並んで展示された「MOTOROiD:Λ(ラムダ)」と「TRICERA proto(トライセラ プロト)」。

MOTOROiD:Λ
「MOTOROiD:Λ(モトロイド ラムダ)」はヤマハが2017年から開始した「MOTOROiD(モトロイド)」プロジェクトの3代目。会場では、ヤマハが開発に携わる音声合成ソフトのキャラクター・初音ミクがナビゲーターとなり、「モトロイド ラムダ」の自立・デモンストレーションを行うエンターテインメントショーも披露されていました。

TRICERA proto
「トライセラ プロト」は3輪タイプのオープンEVモビリティで、前後輪操舵可能な構造による高い旋回応答性が特長。質感高いスタイリングや各部の造り込みにも注目で、壇上に佇んでいるだけでも強いオーラを放っています。
その隣に展示される、キャノピーと大きなリアボックスを装備した電動モビリティ「H2 Buddy Porter Concept(バディーポーターコンセプト)」もワールドプレミアモデルです。

H2 Buddy Porter Concept
これはカーボンニュートラル実現に向けトヨタと共同開発を進める水素エンジンを搭載したコンセプトモデルで、ヤマハの開発した水素エンジンと車体に、トヨタの開発した二輪車に適した小型高圧水素タンクを搭載し、航続距離は100km以上を確保。ユーロ5排ガス規制にも対応しています。

Y-00B:Base
最後に紹介するワールドプレミアモデルは、電動アシスト自転車のコンセプトモデル「Y-00B:BASE(ベース)」と、カスタマイズモデルの「Y-00B:Bricolage(ブリコラージュ)」。スリムなデュアルツインフレームに小型のバッテリーとドライブユニットを搭載し、高い拡張性がポイントです。

Y-00B:Bricolage
カスタマイズモデルの「Y-00B:ブリコラージュ」は、ヤマハ発動機創立70周年を記念したモデルで、ヤマハの第一号モデル「YA-1」をオマージュしたデザイン。先進的な技術とクラシカルなスタイリングが融合した唯一無二のモデルです。
会場ではこの他、自動車用電動ユニット「e-Axle」や、電動車椅子のコンセプトモデル「NACTUS VS TRE-X」「ONE-MAX Urban / Historical」など、二輪車に留まらない多様なモビリティのコンセプトも公開。

Fazzio
その他、「TRACER9 GT+ Y-AMT」や「YZF-R1 鈴鹿8耐仕様」、電動トライアルマシン「TY-E 3.0」に加え、発売予定の電動スクーター「Fazzio(ファツィオ)」の実車も展示。国内初公開となるレジェンドイエローを纏った「XSR900GP」の国内仕様も注目です。

XSR900 GP Legend Yellow
電動、水素、ハイブリッドといった多角的なアプローチを示す5つのワールドプレミアモデルを中心に、ヤマハが掲げる「感じて動き出す」というテーマと、カーボンニュートラル時代への強い意志を体現。二輪に留まらず、多様なライフスタイルに寄り添うヤマハのモビリティ技術を体感できるブース展開となっています。


